「国立小学校の学費ってどのくらい?」
「国立小学校はどんな費用がかかるの?」
国立小学校は私立小学校とちがって、「入学金」や「授業料」などはかかりません。
ですが、教材費や給食費、後援会費など諸費用はかかります。
そのため、国立小学校を検討するのであれば、その学校の学費や費用をザックリでも知っておくことが大切です。
そこで、今回は国立小学校でかかる各費用に加えて、首都圏の各国立小学校の学費をご紹介します。
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目次
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それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!
【どんな費用がかかるの?】
国立小学校でかかる諸費用
国立小学校でかかる費用は、学校によって名目は異なりますが、基本的には以下のものになります。
●教材費
●給食費
●積立金
●PTA会費
●入学時の諸費用
●学校後援会
では、それぞれの費用がどんなものなのか、簡単に見ていきましょう。
教材費
国立小学校では、授業料は無料ですが、教材費はかかります。
教材は学年ごとに異なるため、年額となっており、進級するごとに納める必要があります。
国立小学校によって異なりますが、初年度は2万円前後、2年生以降は1万円前後であることが多いです。
給食費
次に給食費です。
給食費は公立小学校でもかかる費用ですので、当然、国立小学校でも必要になります。
学校によって給食費も異なりますが、月5,000円程度となっています。
積立金
次が「積立金」です。
これは、修学旅行などの宿泊行事や社会科見学の費用として使用されたりします。
学校によって異なりますが、例えば、都内の国立小学校の一つである「東京学芸大学附属大泉小学校」だと4年生以降月4,000~8,000円を納める必要があります。
PTA会費
次がPTA会費です。
(ちなみに、PTAとは、P=Parents(保護者)、T=Teacher(先生)、A=Association(組織)の略です。)
PTAは公立小学校にもあるように、国立小学校でも結成されていて、運動会や展覧会など学校行事のお手伝い、広報活動などを主におこなっています。
このPTAの諸活動にかかる費用が「PTA会費」です。
これも学校によって異なりますが、入会金(10,000万円程度)や月会費(500円前後/月)などを求められることがあります。
入学時の諸費用
国立小学校では、私立小学校とちがって入学金はありませんが、入学時にかかる諸費用はあります。
これも国立小学校によって異なりますが、例えば以下の費用が含まれます、
※ここでは「東京学芸大学附属大泉小学校」を例に見ていきます。
●制服 / 制帽
⇛約25,000円
●その他衣類
(体育着 / 給食着 / スモックなど)
⇛約20,000円
●学校指定のランドセル
⇛約60,000万円
もちろん、服装が比較的自由な国立小学校もありますので、そのような場合、入学時にかかる費用がもう少し抑えられることもあります。
学校後援会
最後が「学校後援会」にかかる費用です。
学校後援会は、PTAとは別の組織で、学校の行事やその他の活動に必要な費用や寄付金を募る団体になります。
こちらの費用も学校によって異なりますが、「東京学芸大学附属大泉小学校」を例に取ると以下のようになっています。
●入会金:25万円
●年間会費:5万円
●その他寄付金
入会に関しては任意の場合と義務の場合がありますので、学校の公式HPや募集要項などを確認するようにしましょう。
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この著書では、「国立小学校とは?」から始まり、国立小学校の特徴や試験内容、具体的な対策方法などが丁寧に記載されています。
また、長年の指導経験から導き出された国立小学校に受かるために必要なポイントなども解説されています。
ですが、願書の書き方や深い部分に関してはあまり述べられていないため、「国立小学校入門編」に近い内容となっています。
そのため、国立小学校を検討している方、国立小学校の特徴や試験内容を網羅的に知りたい方に特にオススメです。
気になる方は、一度手に取ってみてくださいね!
首都圏の国立小学校の初年度費用一覧
ここでは、以下の首都圏の国立小学校の年額の諸費用をご紹介します。
※2018年のデータになりますので、多少の誤差はあります。そのため、あくまでも目安として参考にしてみてくださいね!
※チェックしたい学校をタッチしてみましょう。
【東京都】
■東京学芸大学附属世田谷小学校
■東京学芸大学附属小金井小学校
■東京学芸大学附属竹早小学校
■東京学芸大学附属大泉小学校
■お茶の水女子大学附属小学校
■筑波大学附属小学校
【神奈川県】
■横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
【埼玉県】
■埼玉大学教育学部附属小学校
【千葉県】
■千葉大学教育学部附属小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校における費用は以下の通りになります。
<入学手続時納付金>
学年教材費・年額:40,000円
青山会(PTA)入会金:20,000円
青山会会費・年額:35,000円
施設設備費:40,000円
<年間納付金>
1年次の納入総額:約260,000円
(学級費、給食費及び上記の入学手続時納付金を含む)
物品費:約10,000円
※上記金額は諸事情等で変更する場合があります。
※2021年度のデータです。
また、東京学芸大学附属世田谷小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
東京学芸大学附属小金井小学校
東京学芸大学附属小金井小学校の初年度にかかる費用は以下の通りになります。
給食費 | 65,000円(年額) |
教材費 | 9,600円(年額) |
また、東京学芸大学附属小金井小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
東京学芸大学附属竹早小学校
東京学芸大学附属竹早小学校における費用は以下の通りになります。
登PTA入会金(初年度のみ) | 20,000円 |
学PTA会費 | 19,200円 |
ク給食費 | 55,200円 |
通初年度合計 | 94,400円 2年目以降は74,400円 |
また、東京学芸大学附属竹早小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
東京学芸大学附属大泉小学校
東京学芸大学附属大泉小学校における費用は以下の通りになります。
学年教材費 | 15,000円(年額) |
給食費 | 4,850円(月額) |
積立金(4学年以上) | 約8,000円(月額) |
PTA入会金 | 10,000円 |
PTA会費 | 350円(月額) |
また、東京学芸大学附属大泉小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
お茶の水女子大学附属小学校
お茶の水女子大学附属小学校における費用は以下の通りになります。
教材費等 | 約22,000円(年額) |
学年費 | 約15,000円(年額) |
PTA関係入会金 | 約11,000円 |
教育後援会費 | 130,000円(6年分一括) |
同窓会関係費 | 20,000円 |
給食費等 | 約110,000円(年額) |
また、お茶の水女子大学附属小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
筑波大学附属小学校
筑波大学附属小学校における費用は以下の通りになります。
後援金入会金等 | 148,600円 |
学学校納入金 | 107,500円 |
初年度合計費用 | 約260,000円 |
また、筑波大学附属小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校における費用は以下の通りになります。
振興会入会金 | 60,000円 |
振興会日 | 2,450円(月額) |
給食費 | 3,400円(月額) |
教材費 | 800円(月額) |
施設費 | 1,200円(月額) |
諸経費 | 550円(月額) |
PTA会費 | 1,100円(月額) |
また、横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
埼玉大学教育学部附属小学校
埼玉大学教育学部附属小学校における費用は以下の通りになります。
教材費 | 25,000円(入学時) 2,300円(月額) |
給食費 | 3,920円(月額) |
積立金 | 1,000円(月額) |
PTA会費 | 200円(月額) |
また、埼玉大学教育学部附属小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
千葉大学教育学部附属小学校
千葉大学教育学部附属小学校における費用は以下の通りになります。
初年度 | 約98,000円 |
また、千葉大学教育学部附属小学校の学校情報や魅力などについて、より詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事をチェックしてみてくださいね!
都内の国立小学校なら約25万~30万円
ここまで主な国立小学校の学費や諸費用などについて解説してきました。
学校によって初年度にかかる費用や2年生以降にかかる費用は異なります。
また、都内の国立小学校を受験するのであれば、初年度費用は約25~30万円程度は見積もっておくと良いでしょう。
学校後援会の費用など、「なぜ支払わなければならないのか」と思う費用もあると思いますが、公式HPや募集要項などで明記されている場合は支払いが必要になりますので、その点も押さえるようにしましょう。
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【意外と見落としがち…】
交通費も忘れないように!
学費やその他の諸費用は学校での活動にかかる費用です。
そして、国立小学校や私立小学校を志望する場合、もう一つ考慮すべきものが「通学に必要な交通費」です。
国立小学校は居住地区や通学時間による制限(※)があるため、交通費といっても限度はありますが、それでも6年間となると無視することはできません。
もし、バスや電車を使用して通学するのであれば、定期代などは必要になります。
そのため、交通費もしっかりと忘れないように計算しておくようにしましょう。
また、国立小学校の応募資格にも含まれる「居住地区」や「通学時間」による『通学制限』については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらについてまだ知らない場合はしっかりとチェックしてくださいね!
【さいごに】
国立小学校は予算に余裕があるとは限らない
今回は国立小学校における学費やその他諸費用について解説してきました。
「国立小学校は公立と同じでお金はかからないんじゃないの?」
と疑問に思った方も多くいらっしゃると思います。
ただ、国立小学校は私立小学校に比べると、校舎や空調などの施設・設備が劣りやすいです。
私立小学校では、高額な学費に加えて、施設・設備費や寄付金なども保護者が負担しているため、施設や設備にかけられる費用は多いです。
ですが、国立小学校は、あくまで国立大学の一付属教育機関でしかありません。
そのため、付属の小学校にどのくらい予算を割けられるかはその国立大学によって決められます。
(「国立小学校は国が運営しているから予算に余裕がある」と誤解している保護者の方々も多いです。)
ですので、附属小学校にもよりますが、予算があまり割けられないと校舎やその他の施設・設備にお金をかけらないケースも…。
そのような背景があり、保護者の方から、施設や設備に使用する費用を徴収することがあります。
そのため、もし国立小学校を検討している場合は、このような事情も前もって理解しておくようにしましょう。
また、以下の記事で国立小学校のメリット・デメリットについて詳しく解説していますので、イマイチ国立小学校の魅力がまだわからない方がいましたら、こちらもチェックしてみてくださいね!
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