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【国立小学校ってどんな学校?】国立小学校の特色やメリット・デメリットを解説!

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「国立小学校ってどんな魅力があるの?」

「国立小学校が人気の理由ってなに?」

国立小学校の受験は、毎年数十倍の倍率になるほど志願者が多く、熾烈な受験競争が繰り広げられています。

ここまで国立小学校が人気の理由は一体何なのか?

私立小学校との違いは何なのか?

このあたりについて、小学校受験の情報収集をし始めたばかりだと、よくわかりませんよね。

そこで、今回は国立小学校の魅力メリット・デメリットなどについてわかりやすく解説していきます。

「国立小学校がどんな学校なのか知りたい!」

「国立小学校のメリット・デメリットを知りたい!」

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【国立小学校ってどんな学校?】
国立小学校の目的と”3つの使命”

国立小学校とは、国立教育大学や国立大学教育学部の附属小学校のことを言います。

2018年時点では全国に70校ほどあるとされ、全小学校の0.35%と圧倒的に少なくなっています。

ちなみに、首都圏(1都3県)には10校ほどの国立小学校があります。

また、これらの国立小学校に共通する目的や役割は主に以下の3つです。

①教員の研修の場としての「実習校」 

②大学の研究理論を実践する「実験校」

③研究成果を公開提供する「リーダー的小学校」

どの国立小学校にも共通する目的や役割は上記の3つになります。

また、この3つを理解することは、国立小学校を受験するかどうかの判断材料のひとつにもなります。

そのため、①~③について、もう少し詳しく見ていきましょう。

①教員の研修の場としての「実習校」 

国立小学校の第一の目的は、教員養成です。

つまり、付属する大学の教員志望の大学生の研修の場としての役割を担っています。

付属の大学に通う学生は、毎年5~6月9~10月にかけて教員の実習生として、国立小学校の教壇に立ち、授業をおこないます。

つまり、教員志望の大学生の「実習校」としての側面を持っています。

将来の有望な教員を指導する立場として、経験豊富なベテラン教員も数多く在籍し、日々オリジナルの授業を展開しています。

②大学の研究理論を実践する「実験校」

国立小学校の2つ目の目的は、大学で研究されている最新の授業方法や理論を実際の授業に取り入れる「実験校」としての役割を果たすことです。

代表的なものでいれば、「ゆとり教育」で導入された「総合的な学習の時間」などがありますね。

このように大学と連携をして、最新の研究理論を実践し、その効果を実証する場としての役割が国立小学校にはあります。

そのため、公立小学校と同じ指導要領に沿ってはいますが、実際の授業方法や展開の仕方は、教師のオリジナリティや技量によって異なります。

国立小学校は何より、画一的な教育を嫌うので、優秀な教員たちによって展開される独創性のある授業を求めて志願するご家庭も多いです、

③研究成果を公開提供する「リーダー的小学校」

3つ目の目的は、最新の研究理論を取り入れ、得ることができた研究成果を、一般的な公立小学校へ公開提供して普及させていくことです。

つまり、最新の教育理論などをいちやく実践し、それによって得られた研究成果を公開し、より効果的な教育方法を公立学校に広めていく”リーダー的小学校であるとも言えます。

国立小学校は、①~③までを含めた大切な使命を果たすために、各地域で選抜された優秀な教師が集まっています。

また、一般的な公立小学校に比べて、設備を含めた教育環境も整っていることが多いです。

このような魅力に惹かれ、国立小学校を志望するご家庭が多いのです。

【国立小学校の魅力って?】
国立小学校の8つのメリット

国立小学校の倍率が数十倍に上るのには、さまざまな理由が考えられます。

そこで、国立小学校の魅力やメリットについて見ていきましょう。

国立小学校が脅威の人気を誇る理由は以下の8つとされています。

①教員の指導力が高い

②独創性・オリジナリティのある授業

③新しい授業方法で学べる

④公立に比べて子どもの学力が高い

⑤公立に比べて親の学歴・意識が高い

⑥いじめ対策などの研究もされている

⑦私立に比べて学費が格段に安い

⑧付属中学・高校進学の際に優遇がある

国立小学校には上記のような魅力があります。

では、①~⑧について、もう少し詳しく見ていきましょう。

①教員の指導力が高い

国立小学校の一番の魅力は教員の指導力の高さです。

国立小学校では、先程ご紹介した「実習校」「実験校」「リーダー的小学校」の3つの使命があり、それらを果たすことが求められています。

ですので、各地域から選抜された指導力のある教員が集結しています。

そのため、一般的な公立小学校に比べて、日々、優秀な先生方から教わることができます。

また、学校によっては教科担任制をとっている学校も多いです。

基本的に小学校では、クラスの担任の先生がすべて科目を受け持ちますよね。

ですが、「教科担任制」を採っている学校では、教科ごとに専門性の高い先生が担当してくれるため、その分、授業の質も上がります。

(中学以降は基本的に教科担任制になります。)

そういった点も国立小学校の魅力と言えます。

②独創性・オリジナリティのある授業

2つ目は、独創性やオリジナリティに富んだ授業です。

国立小学校は、基本的に公立小学校と同じ学習指導要領に沿って進められますが、具体的な授業の中身や展開方法は、教員の教育技術(技量)によって異なります。

国立小学校は何より画一的な教育を嫌いますし、優秀な教員も集まっているため、その授業内容はさまざまです。

たとえば、新聞づくりなど独自のメニューもあれば、音楽と国語を組み合わせた科目横断的な授業体験学習などもあります。

このように、一般的な公立小学校でみられる足並みを揃えるような教育ではなく、教師の経験と知恵が絞り出された授業を受けることができるのも国立小学校が人気の理由のひとつです。

③新しい授業方法で学べる

国立小学校では、先ほどもお伝えしたように「実験校」としての使命があります。

そのため、付属大学と連携することで、最新の研究理論を取り入れ、その授業を受けることができます。

このように、常に新しい教育方法や授業展開を経験することができる点も国立小学校の魅力のひとつです。

④公立に比べて子どもの学力が高い

国立小学校では、ペーパーテスト行動観察面接などの入学試験が設けられています。

そして、それらの一定の基準を満たした子どもが集まります。

そのため、公立小学校に比べて集まる生徒のレベルは高くなります。

また、優秀な子どもたちが集まることで、そのなかで切磋琢磨でき、さらなる能力・意識の向上を促し、成長につながります。

このように、自然と周りの環境が整うのも国立小学校の魅力のひとつです。

⑤公立に比べて親の学歴・意識が高い

国立小学校の保護者の方々は、一般的な公立小学校に比べて学歴や子どもの教育への関心・意識が高い傾向があります。

習い事やお稽古事、受験などについてはもちろん、最新の教育に関してなど、さまざまな情報を持っている保護者が多いです。

そういった意味で波長の合うママ友が見つかる可能性も高いです。

また、私立と違って、裕福なご家庭ばかりが集まるわけでもなく、私立特有の風潮などもありません。

そのため、良識があり、子どもの教育への意識が高い親御さんが集まるのも国立小学校の魅力の一つです。

⑥いじめ対策などの研究もされている

国立小学校では、授業方法などの技術的な面だけでなく、いじめ対策などの研究もおこなわれています。

また、一部の生徒による授業の妨害などの心配も基本的にはありません。

そのため、学級問題への意識や対処が公立小学校に比べて安心できるのも国立小学校の魅力の一つです。

⑦私立に比べて学費が格段に安い

国立小学校は公立小学校と同じで学費は無料になります。

そのため、一年間で約80~100万円の授業料がかかる私立と比べると、高額な費用なしで質の高い授業を受けることができるのも大きな魅力のひとつです。

ですが、国立小学校によっては、学校設備などの費用の一部を負担する必要がある(年数万円程度)場合があるので、その点は注意しましょう。

⑧付属中学・高校進学の際に優遇がある

付属中・高校がある国立小学校に入学すると、その後の進学で一定の優遇措置を受けることができます。

無条件で進学できるわけではありませんし、付属高校などがない国立小学校もあるので、前もって確認する必要があります。

そのため、中学受験競争を避けたい方中学・高校進学を少しでも優位に立ちたいという場合は国立小学校を受験するのも一つの選択肢になります。

国立小学校受験入門バイブル

国立小学校の受験を検討しているご家庭の方に最初に手に取っていただきたい書籍が神山さんの『国立小学校合格バイブル』です。

この著書では、「国立小学校とは?」から始まり、国立小学校の特徴や試験内容、具体的な対策方法などが丁寧に記載されています。

また、長年の指導経験から導き出された国立小学校に受かるために必要なポイントなども解説されています。

ですが、願書の書き方や深い部分に関してはあまり述べられていないため、「国立小学校入門編」に近い内容となっています。

そのため、国立小学校を検討している方、国立小学校の特徴や試験内容を網羅的に知りたい方に特にオススメです。

気になる方は、一度手に取ってみてくださいね!

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【国立小学校の注意点やリスク】
国立小学校の6つのデメリット

国立小学校は良い点ばかりではなく、もちろんデメリットや悪い点もあります。

それは以下の6つです。

①通学の時間や交通費がかかる

②地元・近所に友達ができづらい

③教科書の内容が終わらないことがある

④家庭(塾)での学習フォローが必要

⑤PTA活動など、保護者の負担が多い

⑥私立に比べると施設が劣る

国立小学校に通う上では、上記のようなデメリットがあります。

これらのデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。

そのため、以下では①~⑥のデメリットについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

①通学の時間や交通費がかかる

国立小学校に通う上で考えられるデメリットのひとつに通学にかかる交通費・時間があります。

バスや電車を使用する場合、定期などの交通費がかかりますし、通学に30~40分要して通う生徒もいます。

また、小学校は6年間付属中学・高校に通う場合は+6年で、計12年かかることになります。

そうなると交通費や通学時間も馬鹿にできませんので、その点はあらかじめ把握しておく必要があります。

ちなみに国立小学校では、一部の学校を除いて、学区制限が設けられていますので、志望校の通学に関する制限事項は前もって確認するようにしましょう。

地域による制限、または通学時間による制限の2つがあります。)

②地元・近所に友達ができづらい

国立小学校に通うと、地元のお友達との関係が希薄になることが多いです。

公立であれば、学区で振り分けられるので、近所の子どもと友達になって、一緒に遊ぶことが多くなります。

国立も通学範囲の制限はありますが、一般的な公立小学校に比べると、対象となる区域は広範囲です。

そのため、バスや電車を乗り継いで、30~40分の時間を要して通うお子さんも少なくありません。

そうなると、どうしても地元や近所の子どもとの関係は希薄になりやすく、少し寂しさを感じることも…。

ただ、必ずしも地元の友だちが良いとは限らないので、このようなことがあるということだけ頭の片隅に置いておくようにしましょう。

③教科書の内容が終わらないことがある

国立小学校の魅力の一つに経験豊富な教員による独創性・オリジナリティ溢れる授業があります。

ですが、中には、教科書を使用しない先生独自の切り口で授業を展開する先生も…。

そうすると、結果的に教科書で習うはずの単元が終わらなかったり、遅れたりすることもあります。

基本的に私立の中学受験を受けるつもりで国立小学校を受験する方は少ないので、影響はあまりないかもしれませんが、万が一私立中を受験することになったり、中学進学後に外部から入ってきた生徒と競争することになったとき、何らかのネックになる可能性はあります。

そのため、このようなケースがあることも前もって理解しておくようにしましょう。

④家庭(塾)での学習フォローが必要

国立小学校は、先程もお伝えしたように、教員による独自の授業方法やテーマでおこなわれることが多く、教科書に沿ってコツコツやっていくというスタイルは少ないです。

ですので、国立小学校の子どもたちは、教科書の内容などは自宅で各々進めるように指示されたり、自宅学習でやる内容の比重が大きくなることも…。

また、オリジナリティのある先生は子どもと相性がよければ学力もグンと上がりますが、相性が悪いと伸び悩むこともあります。

加えて、付属高校がある国立小学校では、中学受験を勝ち抜いてきた偏差値の高い生徒と高校進学で競争することになります。

そのような事情もあり、国立小学校に入学後、1年生から学習塾などに通わせるご家庭も多いようです。

そうなると、国立小学校での学費は無料でも、別途、塾代などがかかってくる場合があります。

もちろん、自学自習で進められる子どもは心配いりませんが、遅れてしまいがちなお子さんの場合は家庭や塾でのフォローが必要になることもあらかじめ理解しておくようにしましょう。

⑤PTA活動など、保護者の負担が多い

国立小学校では、PTA活動や保護者参加の学校行事・イベントが多いと言われています。

(一部の学校では、共働きのお母さんが有給休暇を1学期で使い切ってしまうこともあるとか…)

そのため、専業主婦の方は問題ないかもしれませんが、共働きや片親のご家庭の場合は、PTAなど保護者による活動や学校行事への出席による負担が大きいこともあらかじめ理解しておくようにしましょう。

⑥私立に比べると施設が劣る

国立小学校は私立小学校に比べると、校舎や空調などの施設・設備が劣りやすいです。

私立小学校では、高額な学費に加えて、施設・設備費や寄付金なども保護者が負担しているため、施設や設備にかけられる費用は多いです。

ですが、国立小学校は、あくまで国立大学の一付属教育機関でしかありません。

そのため、付属の小学校にどのくらい予算を割けられるかはその国立大学によって決められます。

(「国立小学校は国が運営しているから予算に余裕がある」と誤解している保護者の方々も多いです。)

ですので、附属小学校にもよりますが、予算があまり割けられないと校舎やその他の施設・設備にお金をかけらないケースも…。

このような事情から、私立小学校と比べると、施設や設備が劣るという点はしっかりと理解しておくようにしましょう。

【さいごに】
学費無償・質の高い授業が最大の魅力!

ここまで国立大学の魅力やメリット・デメリットについて解説してきました。

国立大学の最大の魅力は公立小学校と同じように基本的に学費無償で、経験豊富な教員によるオリジナリティに富んだ授業を受けられることです。

また、実験校としての側面もあるため、最新の研究理論を取り入れた授業を受けることも利点のひとつです。

ですが、その一方で交通費や通学時間、自宅や塾でのフォローなど、デメリットもあります。

ですので、今回解説した国立小学校のメリット・デメリットを踏まえた上で検討してみるようにしましょう!

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