お受験の基礎

小学校受験はワーキングマザーや共働きでも可能?【プロが解説!】

一昔前は、経済的に裕福なご家庭のお子さんが小学校受験を受けるイメージが強かったと思いますが、最近では共働きで小学校受験を受けるご家庭も少しずつ増えている印象があります。

そのため、小学校受験を受けるご家庭のお子さんは専業主婦が一般的でしたが、最近ではワーキングマザーも増えつつあります。

ワーキングマザーだと、お仕事があるため「小学校受験は難しいかな…」と不安になる方も多いですが、実際、働きながらでも時間を調整したり、外部のサービスを利用して、志望校からご縁をいただいているご家庭は数多くあります。

そのため、共働きのご家庭でも十分ご縁をいただける可能性はあるということです。

現に、私の知人の共働きご夫婦も、お互い仕事があるなかで対策をして、学校名を聞けば誰もがわかる某有名難関私立小学校からご縁をいただいていました。

ただ、共働きのご家庭では、そうでないご家庭に比べてどうしても対策に割ける時間が限られています。

そのため、時間を作るために効率化したり、仕組み化する必要があります。

そこで今回は、ワーキングマザーや共働きの場合のお受験対策ポイントや注意点について、経験者や小学校受験講師の意見を踏まえて解説していきます。

幼児教室の必要性と選ぶときのポイント

まず、共働きやワーキングマザーの場合、基本的には幼児教室に通わせることをおすすめします。

もし、十分に対策をしたいのであれば年中からが良いと思いますが、遅くても年長の4月から通わせることをおすすめします。

なぜなら、専業主婦の方に比べて、お受験対策に割ける時間が少なくなってしまうからです。

これは、お仕事をしていれば仕方のないことです。

ただ、だからといって、その分勉強時間を減らしていいかというとそうではありません。

また、ワーキングマザーや共働きの場合、小学校受験の情報収集にも十分に時間を割くことができないことが多いです。

小学校受験は「情報戦」でもあります。

例えば、志望校の基本情報や学校説明会の日程、過去問の分析、模試情報、願書配布日程、願書作成、面接対策…などなどザッと考えただけでもこれだけ調べることがあります。

(実際、もっと調べることは出てきます)

共働きやワーキングマザーの場合、これらを一からすべて自分で調べることは不可能ではありませんが、時間や手間がかかります。

一方で、しっかりとした幼児教室に通えば、これらの情報に関しては適宜教えてくれるのでじ、その分情報収集の時間を勉强に使うことができます。

このような理由から、ワーキングマザーや共働きの場合は、基本的に幼児教室に通わせることをおすすめします。

もし、祖母や祖父といっしょに住んでいて、その方たちが代わりに勉强を教えてくれるのであれば、幼児教室なしでも、ご縁をいただける可能性はあります。

ただ、家庭学習で進めていく場合、必要に応じて外部サービスを一部利用する必要があります。

たとえば、行動観察や集団行動の単科講座などです。

これらは、試験の性質上、他のお子さんと一緒に課題に取り組む練習をする必要があります。

そうなると、当然家庭学習だけでは対応しきれません。

また、先ほどもお伝えしたように、幼稚園や保育園では集団行動がベースとなっていますが、小学校受験の試験に対応しているわけではありません。

そのため、必要に応じて幼児教室の単科講座を受講するなどして、柔軟に対応するようにしましょう。

また、共働きやワーキングマザーの場合、幼児教室を選ぶときに特に大事なことは次の3つです。

①土日に授業を開講している

②自宅から距離が近い

③過去の合格者など情報が充実しているか

もちろん、他にも受講費用であったり、コース・レッスンの内容も拝見する必要があります。

ただ、ワーキングマザーや共働きの場合、もし幼児教室を選ぶのであればまず上記の3つのポイントを重視することをおすすめします。

その理由について、それぞれもう少し詳しく解説していきます。

①土日に授業を開講している

まず1つ目は、土日に授業を開講しているかどうかです。

共働きであれば、幼児教室への送迎はお仕事がお休みの日じゃないと難しいですよね、

一般的な職業であれば、土日休みが多いと思います。

そのため、幼児教室に通わせる場合、まず受けたいレッスンや授業が土日に開講しているか、または、土日に対応してくれるかを確認するようにしましょう。

どうしても通わせたい幼児教室が平日しか開講していない場合は、親族に頼れる人がいるならその方に、それが難しいのであればベビーシッターなどを利用して送迎を任せるのもひとつの方法です。

②自宅から距離が近い

2つ目は、自宅から幼児教室までの距離が近いことです。

働きながらご自身で送迎する場合、保育園や幼稚園と一緒で、自宅からの距離が近いほうが圧倒的に負担が少く、楽です。

そのため、自転車で送迎できる距離でなるべく幼児教室を見つけるのもポイントのひとつです。

電車などを乗り継ぐ必要がある場所だと最初は大丈夫でも、ご自身の仕事が忙しくなったり、幼児教室に通う回数が増えたときに負担になってしまうことが多いです。

そのため、ワーキングマザーや共働きの場合、ご自宅からなるべく近い距離、自転車で送迎できる距離にある幼児教室を選ぶことをおすすめします。

③過去の合格者など情報が充実しているか

3つ目は、過去の合格者や過去問のストックなど、情報が充実しているかどうかです。

先程もお伝えしたように、小学校受験は「情報戦」でもあります。

そのため、多くの情報の中から自分に必要な正しい情報を適宜集める必要があります。

ただ、一から調べるとなると、とても大変です。

一方で、小学校受験に関する情報が充実している幼児教室であれば、適切な時期に必要な情報を提供してくれるため、かなり負担が少なくなります。

そのため、小学校受験や志望校についての情報が充実しているかどうかも一つの選ぶ基準にしましょう。

その他のポイント

幼児教室を選ぶときのその他のポイントとしては次のようなものがあります。

◉「直近」の合格実績

◉コース・レッスンの内容・構成

◉先生の人柄や教室の理念・雰囲気

◉受講費用

◉願書添削・面接対策があるか

◉保護者面談などを定期的に行ってくれるか

これらのポイントも幼児教室や小学校受験塾を選ぶ上でとても大切になります。

そのため、先程ご紹介した3つのポイントをあわせて、幼児教室を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

また、「かしこい幼児教室の選び方」については以下の記事で詳しく解説しているため、幼児教室を本格的にお探しの方は以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

【小学校受験のかしこい幼児教室の選び方】教室選びの7つのポイントを解説!今回は、幼児教室を選ぶときのポイントを解説します。幼児教室は、「大手だから」「先輩ママがオススメしてたから」という理由だけで選ぶと失敗してしまうことが多いです。そのため、今回解説する点を踏まえて、ご自身のご家庭にピッタリの幼児教室を選びましょう!...

お受験対策を進める上でのポイント

次に、ワーキングマザーや共働きのご家庭がお受験対策を進めていくときのポイントについて解説していきたいと思います。

それは次の5つです。

1.夫婦の協力体制を整える

2.借りられる人の力は借りる

3.朝の時間を活用する

4.情報収集は早め早めに行う

5.習慣化・効率化を意識する 

ワーキングマザーや共働きの方は、お受験対策を進める上でこの5つのポイントをしっかりと意識することが大切です。

では、なぜこの5つのポイントが重要なのかについて、それぞれもう少し詳しく解説していきます。

1.夫婦の協力体制を整える

1つ目はご夫婦で協力体制をしっかりと整えることです。

お互い働いているのであれば、上手に役割分担をして、お互いに協力し合うことが必要不可欠です。

例えば、お母様がペーパーを教えるなら、お父様が運動の練習をさせたり、公園遊びに連れて行ったりするなど、それぞれの特性や得意分野を生かして、役割分担することが大切です。

共働きに関係なく、小学校受験はご夫婦で連携が取れていたり、協力できていたりするご家庭のほうがうまくいきやすいです。

そのため、しっかりと協力体制を取るようにしましょう。

また、小学校受験における”父親の役割”に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!

【小学校受験における父親の役割】合否を分ける父親の8つの役割!小学校受験で志望校からご縁をいただくためには、お父さまもしっかりと協力することが大切になります。そこで今回は、小学校受験における父親の役割や具体的なサポートの仕方について、小学校受験講師の意見も踏まえて、わかりやすく解説していきます。...

2.協力してくれる人の力は借りる

二つ目、協力してくれる人の力を借りることです。

周りのhチオに迷惑をかけないで対策をしたいというお気持ちもわかりますが、ワーキングマザーや共働きの場合、お母様やお父様がお子さんの対策にかけられる時間は限られてしまいます。

そのため、周りに身内や頼れる知人がいれば、自分たちが大変なときはできるだけ頼るようにしましょう。

たとえば、幼児教室の送迎やちょっとした家庭学習であれば、身内の方でも十分できます。

また、面接練習のときに本番を意して、ご自身や旦那さんの知人に面接官役になってもらって練習するのもおすすめです。

他にも、願書を作成した後、身内の方や知人の方に見てもらって、感想をもらうことも大切です。

(幼児教室の先生などのプロの添削も必ず受けるようにしましょう。)

このように、ご縁をいただくために必要であれば、少し図々しくても周りの方に協力を仰ぐメンタルも大切です。

3.朝の時間を活用する

ワーキングマザーや共働きの場合、朝の時間を活用することは大切です。

できれば、朝15分〜30分でいいので、プリント学習などのワークを習慣づけるようにしましょう。

もちろん、朝はいろいろな準備や支度で忙しいと思います。

ですが、朝はお子さんも体力があって、脳もクリアになっているので、集中しやすく、スムーズに勉強に取り組んでくれることが多いです。

また、夜の時間帯だと、お子さんは保育園や幼稚園などでいっぱい遊んで疲れていることが多いですし、お母様お父様もクタクタだと思います。

そのため、あまり長時間勉強することは難しいと思います。

(おそらく30分〜60分程度が限界だと思います。)

ですので、なるべく朝の時間を有効活用することも大切です。

ちなみに、1日の勉強時間やペーパーの枚数などの”目安”に関しては以下の記事で詳しく解説しているため、気になる方はあわせてチェックしてみてくださいね!

【小学校受験】「1日の勉強時間」「1日に解くペーパー枚数」について解説!小学校受験をするにあたって、ご家庭で一体どれくらい1日に勉強しているのか、また、1日何枚くらいペーパーを解いているのか気になりますよね。そこで今回は、小学校受験を目指すご家庭の「1日の勉強時間」や「1日のペーパーの平均枚数」を解説していきます。...

4.情報収集は早め早めに行う

4つ目は、情報収集を早め早めに行うことです。

特に次の情報に関しては、早めにチェックしておくようにしましょう。

◉幼児教室の体験授業や季節講習の申込み

◉学校説明会の予約

◉模試のスケジュールと申込み

◉願書写真

◉試験で着用する服の準備

◉願書配布の日程

◉試験日の確認

ワーキングマザーや共働きの場合、かなり忙しいので情報収集を後回しにしてしまいやすいです。

そのため、早め早めに情報収集をする意識を持つことも大切です。

5.習慣化・効率化を意識する 

5つ目は、習慣化と効率化の二つを意識することです。

習慣化は、簡単に言えば、生活のルーティーンを作ることです。

具体的には、

◉起床・就寝時間

◉起床後の準備や支度の順番

◉勉強時間とタイミングの決定

◉保育園や幼稚園からの帰宅後にやること

◉夕飯〜就寝までにやること

などです。

もちろん、イレギュラーなことは起こるものなので、毎日同じ時間に同じことをできるとは限りません。

ですが、ある程度は毎日のスケジュールを習慣化したり、ルーティーン化することが大切でです。

そうすることで、毎日1日のスケジュールを考えたり、決めたりする必要がなくなります。

そして、もう一つ大切なことが「効率化」です。

例えば、過去に小学校受験の問題集を一枚一枚スキャンして、持ち運びできるようにしてあげてるお父様も中にはいらっしゃいました。

他にも、問題集を裁断して、印刷時間を短縮するのも効率化のひとつです。

このような小さなことでも効率化していくことで、その分他のことに時間を使えるようになるので、細部までこだわることも大切です。

ちなみに「作業の効率化」などは男性のほうが考えるのが得意なことが多いので、お父様が積極的に考えてあげることをおすすめします。

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さいごに

今回は、ワーキングマザーや共働きの場合のお受験対策ポイントや注意点について、経験者や小学校受験講師の意見を踏まえて解説してきました。

さまざまな幼児教室の先生にお話を伺ってみると、最近では小学校受験を目指す共働きのご家庭のお子さんが増えてきているようです。

そのため、ワーキングマザーだから、共働きだからという理由で諦める必要はありません。

小学校受験を検討している方は、ぜひ今回解説したことを参考にいただけると幸いです。