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お受験の基礎

【小学校受験】親が焦りや不安を感じたときの対処法をプロが解説!

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小学校受験本番が近くなってくると、保護者の方々から、

「焦りや不安を感じているんですが、どうしたらいいですか?」

というお悩みがよく寄せられます。

たしかに、本番が近づいてくるにつれて、すごく不安になりますよね。

「志望校からご縁をいただけるのか」

「なにかやり忘れたことはないか」

「なにかやっておくべきことはあるか」

など、さまざま焦りや不安が押し寄せてくると思います。

ただ、残念ながら、どんなに準備をしても、本番を迎えるまでは、この焦りや不安が完全に消えることはありません。

それは、小学校受験を目指す保護者の方々全員に共通することのひとつだと思います。

また、親御さんの焦りや不安は、必ずお子さんに伝わってしまいます。

そうすると、お子さんも焦りや不安を感じて、勉强に身が入らなくなってしまうこともよくあります。

そのため、もし焦りや不安を感じても、それを親御さんご自身が上手にコントロールしないといけません。

そこで今回は、小学校受験への焦りや不安を感じたときの対処法や注意点などについて、小学校受験講師や経験者のお話も踏まえて、わかりやすく解説していきます。

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お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。

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親の焦りや不安は子どもに伝わる

小学校受験への焦りや不安を感じたとき、一番やってはいけないことを最初にお伝えします。

それは、お子さんの前やお子さんが見ていたり、聞いていたりする可能性がある場所で、親御さんの焦りや不安を見せないことです。

親御さんの焦りや不安は子どもに伝わります。

例えば、子どもがいるところで親御さんが誰かと小学校受験の話をしているときに、

「うちの子は、小学校受験に失敗しても公立に行かせるから大丈夫です」

と言ったとします。

これは一見、お子さんへのプレッシャーをなくして、「落ちても大丈だよ」という安心感を与えることができると思うかもしれません。

ですが、このような何気ない言葉は、

「今のぼくじゃその学校(志望校)にいけないのかな」

「私の力じゃ合格できないのかな」

などの不安をお子さんに感じさせてしまうことになります。

そうなると、当然お子さんも不安や焦りを感じ、普段の勉强に身が入らなくなってしまいます。

ほかにも、お子さんが寝たと思った後に、ご主人と小学校受験について

「今のペースで大丈夫かな」

「このままだと合格できないと思うんだよね」

などと話し合っていたのを、たまたまお子さんが聞いていたというケースもあります。

当然、お母さんとお父さんのこのような会話を聞いたお子さんは、とても不安な気持ちになります。

また、幼児期のお子さんは、この不安や焦りという感情を自分でうまくコントロールしたり、エネルギーに変えたりすることができません。

それに、お母さんやお父さんにも気を使って言うことができないため、一人で溜め込んでしまうのです。

そうなると、今までは順調に勉强を進めてこれていたのに、急に集中力がなくなったり、問題が解けないと泣き始めてしまったりすることがあります。

このように、親御さんの焦りや不安がいつのまにか伝わって、お子さんを苦しめていることは多々あるのです。

また、本番が近づいてくればくるほど、焦りや不安が増してくるため、受験間近になると、お子さんへの接し方が厳しくなったり、怒ったりすることも増えます。

そのようなときは、気持ちを落ち着かせてから、「さっきは怒ってごめんね」というふうに素直に謝ることも大切です。

ここまでのことを踏まえた上で、どんなに焦りは不安を感じても、お子さんに感じさせないにしましょう。

焦りや不安をコントロールするポイント

ここまで、親御さんが小学校受験への焦りや不安を感じても、それをお子さんに見せたり、伝えたりしてはいけないことについて説明してきました。

ただ、親御さんが、焦りや不安をずっと溜め込んでしまうと、いずれ限界に達して、お子さんへも伝わってしまうことになります。

そのため、親御さんご自身が、そのような感情をうまくコントロールする必要があります。

では、具体的にどうすればいいのか、それには次のような方法があります。

①幼児教室の先生やご主人に相談する

②小学校受験の目的を考え直してみる

③お子さんの成長自体に目を向けてみる

④日常生活に”瞑想”を取り入れる

⑤”息抜き”を絶対に忘れない

最初にもお伝えしたように、小学校受験への焦りや不安をゼロにすることはできません。

でも、上記の5つのポイントを意識してみることで、今抱えている焦りや不安が少し軽くなることがあります。

では、①~⑤について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

①幼児教室の先生やご主人に相談する

小学校受験への焦りや不安を感じたら、まずの幼児教室の先生やご主人に相談してみることをおすすめします。

幼児教室に通っているのであれば、そこの先生に相談するのが一番おすすめです。

(大手幼児教室の場合は気軽に相談できないかもしれませんが、個人の幼児教室であれば相談に乗ってくれることが多いです。)

幼児教室の先生は、過去にそのような親御さんの悩みをたくさん聞いていることが多いため、経験則に基づいたアドバイスをくださることが多いです。

また、お子さんを指導してくれているため、お子さんの今の状況などを踏まえた上で、助言してくださるのおすすめする理由のひとつです。

また、幼児教室に通っていないのであれば、ご主人に相談してみるようにしましょう。

ただ、このときお子さんに見られたり、聞かれたりしないように細心の注意を払うようにしましょう。

ご主人が仕事で忙しいようであれば、信頼できるママ友や古くからの友人に話してみるのもおすすめです。

人に話す目的は、ご自身ひとりで焦りや不安を抱え込まないようにするためです。

そのため、焦りや不安を感じたら、遠慮しないで他の人に話すようにしましょう。

②小学校受験の目的を考え直してみる

志望校からご縁をいただけるか不安になったり、本番までの日数を考えて焦りを感じたら、小学校受験の目的を改めて考えてみましょう。

たしかに、目標の一つとして「合格」があると思います。

ですが、お子さんの長い人生を見たとき、仮に小学校受験でご縁をいただけなかったとしても、挽回するチャンスは何回もあります。

また、小学校受験の勉强は、小学校入学以降のお子さんに必ず役立つ内容となっています。

つまり、今やっている勉强は合否に関係なくお子さんにとって”意味のあること”なのです。

そのため、仮にご縁をいただけなかったとしても、「全部が水の泡になる」ということはありません。

ひとつひとつがお子さんの血となり、肉となっているのです。

小学校受験の本来の目標は、ご縁をいただくよりもお子さんの人生にプラスの影響を与えられるかどうかです。

そのため、合否に関係なく、この経験は必ずお子さんの今後の人生の糧になります。

また、焦りは不安を感じたときは、そのことを思い返すようにしましょう。

③お子さんの成長自体に目を向けてみる

小学校受験への焦りや不安を感じたときは、お子さんの成長自体に目を向けてみてください。

例えば、お子さんが小学校受験の対策を始めたばかりの頃に解いたプリントと最近解いたプリントを見比べてみてください。

正解の数も、問題のレベルも段違いに成長しているはずです。

それお子さんの成長の証です。

そのため、焦りや不安を感じたら、お子さんの成長に目を向けてみてください。

そうすれば、大きく成長していることに気づくことが多いです。

それをみれば、「こんなにがんばってきたんだ」「こんなに成長したんだ」と実感できて、焦りや不安がやわらぎます。

そのため、お子さんの過去と現在を比べてみて、成長を実感することもとても大切です。

④日常生活に”瞑想”を取り入れる

少しテクニック的な話になりますが、焦りや不安、ストレスなどを感じたら、「瞑想」を取り入れてみるのもおすすめです。

瞑想には次のような効果があるとされています。

◉ストレスの軽減

◉集中力アップ

◉ポジティブシンキングになれる

現在、瞑想は医学やビジネスの世界で大きな注目を集めており、IT企業を中心に社員研修に取り入れる会社も増えてきています。

そのため、瞑想を日常生活に取り入れてみることで、ご自身が抱える焦りや不安、ストレスをやわらげることができます。

初心者でも簡単にできる「1分間瞑想」は以下の2ステップでできます。

①息を4秒間でゆっくりと吸い込む

②8〜16秒間かけてゆっくりと息を吐く

※初めのうちは、16秒間息を吐き続けることが難しいと思いますので、吸った息を少しずつ外に吐いていくようなイメージでやってみましょう。

そのため、寝る前などに一度試してみてくださいね!

⑤”息抜き”を絶対に忘れない

親御さんご自身の”息抜き”も絶対に忘れないようにしましょう。

特に、真面目な性格の方であったり、完璧主義の方の場合は、自分の息抜きをついつい忘れてしまいやすいです。

そのため、ご自身が楽しむ時間も意識して取るようにしましょう。

おすすめは、運動やヨガです。

また、運動が億劫ということであれば、カフェで読書したり、ショッピングしたりするのでも全然OKです。

焦りや不安を感じれば、当然ストレスだって溜まります。

そのような状態でお子さんと関わっても、逆に良くない影響を与える危険があります。

そのため、意識して”息抜き”するようにしましょう。

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子どもに強く当たってしまったときは?

受験までの期間が3ヶ月を切ると、焦りや不安からお子さんに強く当たってしまうことがあります。

そこで、もしイライラして強く怒ったり、お子さんを傷つけるような言葉を言ってしまったときの対処法やポイントについて解説していきます。

それは、次の4つです。

①一旦勉強を中断して、親子で休憩する

②怒る前に「理由」を聞く

③一度息を吐いてから話し始める

④怒った後は「でも」とつなげて褒める

この4つを意識するだけで、イライラしてもそれを上手にコントロールしたり、最後に前向きなメッセージで終わることができるようになります。

では、①~⑤のそれぞれのポイントについて解説していきます。

①一旦勉強を中断して、親子で休憩する

焦りや不安からイライラして、きつい言葉を言いそうになってしまったら、「一旦休憩にしよう」と言って、その場から離れましょう。

そして、親御さんは親御さんで、お子さんはお子さんで休憩させるようにしましょう。

もし、お子さんの集中力が続かない場合、先ほどおお伝えしたように、1回の勉強時間が長すぎる可能性があります。

また、そうでないなら、疲れていたり、眠かったりしていることが多いので、20分程度昼寝させるのもおすすめです。

その間に、親御さんもコーヒーなどを飲んで、一度気持ちを落ち着かせるようにしましょう。

そうして、少し休憩したら、もう一度切り替えて勉強を再開することをおすすめします。

②怒る前に「理由」を聞く

受験間近のお子さんの態度や能力に対してイライラしてしまったら、怒る前に「理由」を聞きましょう。

もし、集中力がないようであれば、

「どうしたの?疲れているの?」

「集中してないように見えるけど、何かあった?」

というふうに聞いてあげましょう。

もし、問題を解くのに苦戦していたら、

「どこがわからない?」

「どんなところが難しい?」

と、お子さんが理解できていないところを優しく聞いてあげましょう。

そうすることで、意外と解決することが多いです。

また、新しい単元を教えたり、今までやったことのない問題を解かせる場合は、理解が追いつかないことが多々あります。

そのため、1日でどうにかしようとしないことが大切です。

また、私たち人間は、新しく習ったことや覚えたことを寝ている間に脳の中で整理します。

ですので、その日はできなくても、次の日や数日後にサクッとできるようになることも多々あります。

そのため、これらのことも踏まえて、イライラしても怒る前にまずは「理由」を聞いてあげるようにしましょう。

③一度息を吐いてから話し始める

もし、焦りや不安からイライラして、どうしてもお子さんに言いたいことが出てきた場合は、一度息を吐いてから話し始めてください。

そうすると、自然と大きな声で怒鳴るような怒り方をしないで済みます

(やってみるとわかりますが、息を吐いた状態から大きな声を出そうとすると、もう一度息を吸わないといけないので、大きな声を出しづらくなります。)

また、これは深呼吸に近いので、心を落ち着けることもできます。

そのため、どうしても言いたいことが出てきたら、一度息を吐ききってから話し始めるようにしてみましょう。

④怒った後は「でも」とつなげて褒める

イライラして、カッとなってしまったときは、さいごに「でも」とつなげてフォローしましょう。

例えば、同じ問題を間違えてしまうお子さんに対してイライラして、「どうして同じ問題ばかり間違えるの!」と怒鳴ってしまったとします。

そこでもし終わってしまったら、お子さんは「怒られた」という気持ちを抱いたままになってしまいます。

でも、そこで「でも、がんばって勉強しているのはわかっている。どうしたら次に間違えないか一緒に考えてみよう」とフォローすれば、お子さんの気持ちを最後に上げることができます。

また、言葉は不思議なもので、そのようなフォローを言葉に出してするだけで、親御さんご自身も気持ちを落ち着かせることができます。

そのため、もしカッとなって怒鳴ったり、きつい言葉を言ってしまったときは「でも」と続けて、フォローすることを忘れないようにしましょう。

親が子どもに取るべきスタンス

ここまで、焦りや不安を感じたときの対処方法について解説してきました。

さいごに、本番を迎えたときの親御さんのお子さんへのスタンスについて解説します。

本番近くになったり、本番を迎えたら、親御さんはとにかく、

「◯◯なら絶対大丈夫だよ!」

「お母さん、◯◯を信じているよ!」

と声をかけてあげれば大丈夫です。

「がんばるんだよ!」「しっかりやるんだよ!」と言ってしまう方も多いですが、言われなくてもお子さんは精一杯がんばります。

そのため、親御さんはお子さんに「信じているよ」というスタンスを取って、送り出してあげれば十分です。

試験を受けるのは親御さんではなく、お子さんご本人なので、私達は信じて待つことしかできません。

そのため、焦りや不安があったとしても、さいごは笑顔でやさしく送り出してあげてくださいね。

さいごに

今回は、小学校受験への焦りや不安を感じたときの対処法や注意点などについて、小学校受験講師や経験者のお話も踏まえて解説してきました。

最初にもお伝えしたように、小学校受験の本番を迎えるまでは不安がゼロになることはありません。

また、本番が近づいてくればくるほど、焦りも増してきます。

でも、それを子どもに見せたり、伝えたりしてはいけません。

そのため、今回解説したことを参考に、焦りや不安を上手にコントロールできるように意識してみてくださいね。

小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。

お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。

また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。

三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。

さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。

それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!

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