「小学校受験をする上で弊害はないの?」
「小学校受験で子どもに悪影響を与えることはある?」
「小学校受験のデメリットは?」
小学校受験を検討する上で、弊害や悪影響、デメリットがないのか気になる方もいますよね。
小学校受験の試験内容は、発達段階を踏まえた内容になっているので、特にその勉強をしたからといって、悪影響や弊害をもたらすことは考えづらいです。
また、小学校受験を受ける子どもを対象にした研究がされているわけでもないので、科学的な視点でお伝えすることもむずかしいです。
ただ、小学校受験の勉強は、やり方次第では、お子さん、ひいては親子関係・夫婦関係によくない影響をもたらすこともあります。
そこで今回は、小学校受験によってもたらされるリスクのある弊害や悪影響、デメリットなどに注目して、解説していきたいと思います。
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目次
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小学校受験によってもたされる弊害
小学校受験をするにあたって、間違った勉強方法や志望校の決め方などをしてしまうと、つ次のような弊害やデメリットがもたらされるリスクがあります。
①子どもが勉強嫌いになる
②乳幼児期の発達に悪影響をもたらす
③親子関係が悪化する
④夫婦関係が悪化する
⑤経済的負担が大きくなる
では、①~⑤について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
①子どもが勉強嫌いになる
まず、小学校受験において、みなさんが1番イメージするのが、ペーパー学習(プリント学習)だと思います。
おそらくですが、毎日10枚以上のプリントを解いて、たくさん勉強しなければならないと想像している方も少なくないと思います。
たしかに、小学校受験では、ほとんどの私立・国立小学校でペーパーテストが実施されるので、対策は必要不可欠です。
ただ、その内容は、発達段階を踏まえた内容となっているので、ペーパー学習の内容自体は悪影響をもたらす可能性は低いでしょう。
問題は、そのやり方です。
作業のようにペーパーをやらせたり、子どもの気持ちやモチベーションなどを考慮しないで、親御さんの加減でプリント学習を進め過ぎると、子どもはいつしか疲弊してしまい、最終的には勉強嫌いになってしまうこともあります。
そのため、勉強の仕方を間違えると、お子さんに「学ぶ楽しさ」を伝えられないまま、勉強嫌いに育ってしまうリスクがあります。
②乳幼児期の発達に悪影響をもたらす
小学校受験を受けるご家庭では、保育園や幼稚園入園前から準備される方が多いです。
もちろん、小学校受験を見据えながら、絵本の読み聞かせをしたり、積み木で遊ばせたり、外遊びをさせたりなどバランスよく育てることができるのであれば、まったく問題ありませんし、むしろ、発達にも良い影響をもたらすでしょう。
ただ、幼いうちからプリント学習をひたすらやらせたり、ひらがなや掛け算を教え込んだり、フラッシュカードをやらせたりすると、脳に歪みをもたらす危険があります。
乳幼児期は、言語などの知能を発達させるだけでなく、基礎的な運動機能や手先の感覚を身につける大切な時期でもあります。
この時期に、小学校受験を意識するあまりに偏った学習をしてしまうと、お子さんによくない影響をもたらす可能性があります。
③親子関係が悪化する
小学校受験は、時に親子関係を悪化させることもあります。
特に、プリント学習でお子さんのやる気が起きないとき、モチベーションが上がらないときに、お母さんやお父さんは叱ってしまいがちです。
もちろん、お母さんお父さんも、お子さんのためを思って身を削ってがんばっておられるので、イライラすることはあります。
ですが、そのようなときに、子どもの気持ちや声に耳を傾けないで、ご自身のペースで進めると、お子さんはいずれついてこなくなります。
また、お子さんの意思を無視して、志望校を決めたときなども親子関係に亀裂が入るケースが多いです。
そうなると、親御さんの言うことを聞かなかったり、叱っても全然反省しないということが起きやすくなり、親子関係の悪化につながります。
④夫婦関係が悪化する
小学校受験を進めていく上で、夫婦喧嘩なども起こってきます。
例えば、お子さんの勉強の進度が思い通りに進まないとき、お父さん・お母さんのどちらかに負担が偏ったときなど、どうしても喧嘩が起こってしまいやすいです。
また、ご夫婦で小学校受験に対しての熱量の差がある場合も、関係悪化につながりやすいです。
さらに、ご夫婦が喧嘩している様子を子どもが見てしまうと、脳の発達によくない影響をもたらすとも言われています。
⑤経済的負担が大きくなる
小学校受験をする上での大きな不安要素、それは経済的負担が大きくなるということです。
幼児教室や家庭教師の費用、模試代、教材費、家族写真の撮影日、試験当日の服など、さまざまなお金がかかります。
そうなると当然、経済的な負担が大きくなります。
さらに、小学校受験は、入学後も経済的な負担が大きいです。
そのため、これらの点もしっかりと把握した上で、小学校受験を検討する必要があります。
やってはいけない受験対策のNG指導例
小学校受験では、ペーステストだけではなくて、運動テストや行動観察、集団遊び、面接など、さまざまな試験があります。
これらのテストの中で、間違ったやり方をすると危険なのがペーパーテストの対策です。
プリント学習は大切ですが、間違った指導をすると、お子さんに悪影響を与えるリスクが高くなります。
特に以下のような指導はNGです。
・プリント学習ばかりする
・「なんでできないの!」と責める
・解くためだけのテクニックばかり教える
・問題を解けないと叱る
・小学校受験の対策だけをする
では、それぞれの指導法がなぜNGなのか、どんな悪影響や弊害をもたらす可能性があるかについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
プリント学習ばかりする
プリント学習だけをすると、勉強がつまらないと感じて、勉強嫌いになる可能性が高くなります。
また、乳幼児期は五感を使うことがとにかく大切です。
そのため、プリント学習に入る前に、まずは実物(具体物)を使って楽しみ、かつ理解や発見をしながら学習していく必要があります。
そのため、いきなりプリントを解かせたり、プリント学習だけやらせるのはNGです。
また、小学校受験の対策では、基礎生活能力や運動能力、手先の器用さなどが求められます。
つまり、お着替えを自分でできるかや、保育園でやるような運動や遊び、集団行動ができるかなども審査対象となっています。
そのため、プリント学習ばかりになってしまうのNGです。
「なんでできないの!」と責める
乳幼児期のお子さんは、小学校受験の問題にはじめて触れると、できないことのほうが多いです。
もちろん、最初は誰でもできませんので、親御さんも優しい目で見守ることが多いです。
ただ、同じ問題や苦手分野の問題を何回解かせてもできないとき、ついつい「なんでできないの!」と責めてしまうことがあります。
もちろん、どの親御さんも一度はご経験されると思いますが、これが何回も続くと、お子さんは、やる気を失ったり、自信をなくしたりすることがあります。
特に、1番大好きなお母さんからそのような言葉をかけられると、余計に落ち込みやすいです。
そのため、勉強ができないことで、負い目を感じて、マイナスの影響をもたらすリスクもあります。
解くためだけのテクニックばかり教える
小学校受験のペーパーテストでは、正直、本質を理解していなくても、テクニックだけで解ける問題があります。
ただ、それを最初から教えると、「小学校受験に受かるためだけのプリント学習」になって、何にも意味をなしません。
また、このような教え方をすると、「勉強=作業」となって、お子さん自身、勉強を通して吸収できるものが少なくなりますので、よくありません。
問題を解けないと叱る
お子さんが問題を解けないとき、まちがってしまったときに、強く叱る習慣があると、お子さんはプレッシャーを感じてしまい、勉強するのが恐くなってしまいます。
また、自分に自信を持てなかったり、自尊感情が低くなったりしてしまうこともあります。
もちろん、お子さんがふざけてやっていたり、よくない態度をとったときに一喝することは大切ですが、勉強の能力において、叱りすぎることはよくありません。
小学校受験にとらわれてしまう
5つ目は、小学校受験を目指すことで、そればかりを意識してしまうことです。
小学校受験を目指すと、何もかも
「小学校受験の対策になるか」
「小学校受験に役立つか」
という視点で考えてしまう親御さんが多いです。
たしかに、日常生活のありとあらゆる活動を小学校受験の対策に活かすという考え方は大切です。
ただ、小学校受験を意識しすぎるあまり、子どもの遊びや体験に制限をかけてしまうのはよくありません。
また、小学校受験だけがお子さんのすべてではありません。
そのため、小学校受験を目指すにしても、きちんとメリハリをつけることが大切です。
私立小学校における5つのデメリット
私立小学校にはたくさんの魅力やメリットがありますが、良いことばかりではありません。
私立小学校のデメリットは以下の通りです。
①入学後に勉強しなくなる恐れがある
⇛外部生との競争に負ける可能性あり
②地元の子どもとの人間関係が希薄になる
③周りの環境の変化が少ない
④学費やその他の保護者活動の負担が大きい
⑤先生に一度良くない印象を与えると危険
①~⑤のデメリットや私立小学校のメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!
国立小学校の6つのデメリット
国立小学校は良い点ばかりではなく、もちろんデメリットや悪い点もあります。
それは以下の6つです。
①通学の時間や交通費がかかる
②地元・近所に友達ができづらい
③教科書の内容が終わらないことがある
④家庭(塾)での学習フォローが必要
⑤PTA活動など、保護者の負担が多い
⑥私立に比べると施設が劣る
国立小学校に通う上では、上記のようなデメリットがあります。
これらのデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
①~⑥の詳細や国立小学校のメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!
小学校受験を通して得られるメリット
ここまで、デメリットに注目して解説してきましたが、小学校受験の経験を通して得られるメリットもあります。
それは次の通りです。
①基礎的な思考力が身につく
②自活力が身につく
③強い心を育む
④親子の絆が強まる
⑤達成感や「やり抜く」経験ができる
では、①~⑤については以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもチェックしてみてくださいね!
さいごに
今回は、小学校受験によってもたらされるリスクのある弊害や悪影響、デメリットなどに注目して、解説してきました。
小学校受験は、「受験」なので、お子さんにとって辛いことはどうしてもあります。
でも、それを乗り越えられたときに身につけられる力もあります。
ただ、今回解説したように、小学校受験の勉強方法や指導方法を間違えると、お子さんに悪影響をもたらす可能性も十分にあります。
そのため、小学校受験を検討している方は、今回解説したことをぜひ覚えておいていただけると幸いです。
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小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!