お受験の基礎

小学校受験を通して得られるメリットについて現役講師がわかりやすく解説!

「小学校受験のメリットって?」

小学校受験を検討している方のなかには、そのメリットを気になさっている方もいらっしゃると思います。

小学校受験をあまり知らない方々は、「小学校受験は、裕福なご家庭が受験するもので、勉強もたくさんしなければならない」と先入観をもっているかもしれません。

でも、近年では、共働きのご家庭でも小学校受験に挑戦するケースが増えています。

そこで、今回は小学校受験がもたらすメリットについて、わかりやすく解説していきます。

小学校受験を通して得られるメリット

まずは、小学校受験を通して得られるメリットについて解説していきます。

小学校受験は、他の受験とはちがって「親の受験」とも言われています。

そのため、日々の親御さんとお子さんの関わり方が、合否に直結するとも言えます。

ちなみに、ここでいう「関わり方」とは、お子さんのそばで勉強を教えるだけではなく、挨拶やお返事、お着替え、食事のマナーなど、「しつけ」の部分も含まれます。

というのも、小学校受験では、ペーパーテストだけでなく、礼儀やマナーを問う問題、運動テスト、お着替えや箸の使い方をチェックする課題、集団での振る舞いなどをテストする「行動観察」など、多種多様な試験が行われるからです。

そのため、小学校受験でイメージしがちはペーパーテストだけ飛び抜けて正答率がよくても、他の試験の結果がよくなければ合格することはできません。

つまり、小学校受験では、「学力」ではなく、「総合力」が問われるのです。

それを踏まえた上で、小学校受験をきちんとした方法で対策すると、お子さんや親御さんに以下のようなメリットがもたされるといえます。

①基礎的な思考力が身につく

②自活力が身につく

③強い心を育む

④親子の絆が強まる

⑤達成感や「やり抜く」経験ができる

では、①~⑤について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

①基礎的な思考力が身につく

小学校受験のペーパーテストの学習は、正しく行えば、基礎的な思考力を身につけることができます。

ペーパーテストでは、計算問題やひらがなを書かせる問題などは一切でません。

回答方法は基本的に、選択肢から選んだり、「◯」などの単純な記号を書く問題がほとんどです。

でも、問題内容は、さまざまな分野から出題されます。

例えば、短いお話を聞いて質問に答える「お話の記憶」、点と点を結んで作る「点図形」、見本の図形を回転させたものを選ぶ「回転図形」などなど…。

他にも、鏡の移り方を問う「鏡映図」、重さを問う「シーソー問題」、積み木を用いた立体図形問題なども出されます。

これらは、小学校入学後の教科学習の基礎となる思考力を養うのにぴったりな問題です。

そのため、小学校受験のペーパー学習は、やり方次第で、乳幼児期に身につけておきたい基礎的な思考力を身につけることができます。

②自活力が身につく

小学校受験の試験では、お着替えができるか、洋服を畳めるか、箸を正しく使えるかなどをテストする課題が出題されることがあります。

また、口頭試問(面接)では、日々どんなお手伝いをしているか、なども聞かれます。

つまり、小学校受験の対策をするとなれば、自然と上記のことも日常生活から意識していかなければなりません、

そうなると、自分のことは自分でできる「自活力」を身につけることができるといえます。

③強い心を育む

小学校受験は、あくまで「受験」なので、常に楽しく対策できるわけではありません。

幼児教室の先生も親御さんも試験日が近づいてくるにつれて、ピリピリして、ときに叱ることもあります。

また、小学校受験の問題や課題も難しいものがあるので、練習してもなかなかできないこともあります。

そのため、時にお子さん自身が辛くなったり、泣いてしまったり、落ち込んでしまったりすることがあります。

ただ、それを乗り越えて、がんばることができれば、ちょっとやそっとじゃめげない「強い心」を育むことができます。

④親子の絆が強まる

小学校受験は、親子二人三脚で努力しなければ、ご縁を掴み取ることは難しいです。

ただ、親子でがんばる経験が、親子間の絆を強めることにつながることがあります。

いっしょに喜んだり、ぶつかりあったりすることで、小学校入学も良好な関係を築けることがあります。

ただ、対策のやり方を間違えると、逆に親子関係が悪化することもあります。

⑤達成感や「やり抜く」経験ができる

小学校受験という一つの目標に向かって走り抜けることができれば、それは達成感や「やり抜く経験」につながります。

このような経験を幼少期のうちにできることは大きなメリットのひとつだと思います。

これは、ご縁をいただけるかどうかはあまり関係なく、なにかひとつのことを目指してがんばるということに大きな意味があると個人的には思っています。

そのため、なにか目標に向かって努力する経験を早いうちからさせたい場合には、小学校受験も選択肢のひとつだと思います。

は、次に、私立小学校・国立小学校のそれぞれのメリットについて見ていきましょう。

私立小学校の5つのメリット

文部科学省の調査(※)によれば、私立小学校は213校あるとされています。

私立学校の振興|文部科学省

また、私立小学校の特色は、学校毎にちがっていて、それぞれの教育方針を掲げています。

そんな私立小学校は、公立小学校に比べて主に以下の5つの魅力があるとされています。

一貫したカリキュラム(中高一貫校)
⇛大学受験などで有利になる。

教員の転勤がほとんどない
⇛継続的な教育ができる

独自の教育方針・カリキュラム

中高大の受験の競争に巻き込まれない

いじめや学級崩壊などの問題が少ない

私立小学校と公立小学校を比べたとき、私立小学校には上記のような魅力があります。

①~⑤のメリットや私立小学校のデメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!

【私立小学校の魅力は?】公立小学校との違いとメリット・デメリット!私立小学校は独自の教育方針やカリキュラムを持っていたり、教員の異動などもほとんどなかったりなどさまざまな魅力やメリットがあります。ですが、その一方で学費が高いなどのデメリットもあるので、それを踏まえて今回は私立小学校の魅力に迫っていきます!...

国立小学校の8つのメリット

国立小学校の魅力やメリットについて見ていきましょう。

国立小学校が脅威の人気を誇る理由は以下の8つとされています。

①教員の指導力が高い

②独創性・オリジナリティのある授業

③新しい授業方法で学べる

④公立に比べて子どもの学力が高い

⑤公立に比べて親の学歴・意識が高い

⑥いじめ対策などの研究もされている

⑦私立に比べて学費が格段に安い

⑧付属中学・高校進学の際に優遇がある

国立小学校には上記のような魅力があります。

①~⑧の詳しい解説や国立小学校のデメリットについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!

【国立小学校ってどんな学校?】国立小学校の特色やメリット・デメリットを解説!国立小学校の受験は、毎年数十倍の倍率になるほど志願者が多く、熾烈な受験競争が繰り広げられています。その人気の秘訣は何なのかご存知でしょうか?そこで、今回は国立小学校の魅力やメリット・デメリットなどについてわかりやすく解説していきます。...

小学校受験による弊害や悪影響、デメリット

ここまで、メリットに注目して解説してきましたが、小学校受験は対策の仕方などを間違えると、お子さんや親子関係、夫婦関係にデメリットをもたらすこともあります。

それは次の通りです。

①子どもが勉強嫌いになる

②乳幼児期の発達に悪影響をもたらす

③親子関係が悪化する

④夫婦関係が悪化する

⑤経済的負担が大きくなる

①~⑤については、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらをチェックしてみてくださいね!

小学校受験がもたらす悪影響や弊害、デメリットをわかりやすく解説!小学校受験の勉強は、やり方次第では、お子さん、ひいては親子関係・夫婦関係によくない影響をもたらすこともあります。そこで今回は、小学校受験によってもたらされるリスクのある弊害や悪影響、デメリットなどに注目して、解説していきたいと思います。...

さいごに

今回は、小学校受験を通して得られるメリットに注目して、解説してきました。

小学校受験は、「受験」なので、お子さんにとって辛いことはありますが、それを乗り越えられたときに身につけられる力もあります。

そのため、小学校受験を検討している方は、今回解説したことをぜひ参考にしていただけると幸いです。

小学校受験がもたらす悪影響や弊害、デメリットをわかりやすく解説!小学校受験の勉強は、やり方次第では、お子さん、ひいては親子関係・夫婦関係によくない影響をもたらすこともあります。そこで今回は、小学校受験によってもたらされるリスクのある弊害や悪影響、デメリットなどに注目して、解説していきたいと思います。...