今回は、私立小学校を受験する上で、あらかじめ知っておくべき注意点をわかりやすく解説していきます。
そのため、小学校受験を検討している方、私立小学校を受験したいとお考えの方は、しっかりと今回解説するポイントをチェックしてみてくださいね!
目次
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
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私立小学校の受験における5つの注意点
私立小学校を受験するにあたって、あらかじめ把握しておくべき注意点は次の5つです。
①教育方針に創立者の意志が強く反映されている
②経済的負担が大きい
③学区制がない
④教育内容に自由裁量の余地がある
⑤「寄付金」制度がある
では、①~⑤について、もう少し詳しく見ていきましょう。
①教育方針に創立者の意志が強く反映されている
立小学校は、創立者の教育的価値観が反映されているため、学校によって独自の校風や指導方針をもっていることが多いです。
例えば、キリスト教系の私立小学校である「ミッションスクール」では、教育方針にキリスト教の考えが据えられているとともに、宗教の科目があったり、その宗教の関連行事が催されたりなどの特徴があります。
また、慶應義塾幼稚舎では、創立者である福沢諭吉の考え方が、日本女子大学付属豊明小学校では、成瀬仁蔵の考え方が教育方針に強く反映されています。
(特に慶應義塾幼稚舎は、福沢色が強く打ち出されています。)
このように、私立小学校は、学校ごとに独自の”色”があります。
そのため、もし、私立小学校を志望するのであれば、創立者や創立団体の考え方や歴史などを学ぶ必要があります。
これらを踏まえて、私立小学校を受験する場合、その学校の教育・指導方針がどのような特徴があるのか前もって確認するようにしましょう。
②経済的負担が大きい
私立小学校は、公立や国立の小学校に比べて、経済的負担が大きいです。
学費が比較的安い小学校でも「30~35万円程度(年額)」、高額な学校であれば「100万円以上」のところもあります。
そのため、入学後にその経済的負担に耐えられるかどうかも、志望校を決める上で重要になってきます。
(私立小学校のほとんどは、書類提出や保護者面接を設けていますが、その目的のひとつとして、経済的負担に耐えられるかどうかを見ているとされています。)
私立小学校の入学金や学費など、詳しい費用に関しては以下の記事で解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!
③学区制がない
私立小学校では、一部の学校を除いて、通学制限や学区の指定はありません。
そのため、極端に離れていない場合は、問題なく出願することができます。
ですが、お子さんの体力を踏まえると、現実的には家から学校までの片道がドア・ツー・ドアで最長でも60分以内で通える範囲の学校を選ぶことをおすすめします。
ちなみに、各小学校の指定する範囲は40分程度が最も多くなっています。
また、通学制限や学区などに関しては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!
④教育内容に自由裁量の余地がある
私立小学校は、創立者の考え方が強く反映されているように、教育内容にも自由裁量の余地があります。
これは、さまざまな点で見られます。
例えば、国立や公立の小学校では共学が一般的ですが、私立小学校では「共学校」だけでなく、「男子校」「女子校」などがあります。
また、なかには共学校ですが、男女で校舎が別れている学校も存在します。
さらに、この「自由裁量の余地」は授業やカリキュラムにも反映されています。
先程ご紹介したように、宗教系の学校であれば、その宗教の科目があったり、関連行事が催されたりします。
ほかにも、外国語教育が小学低学年から始まったり、中高が付属の一貫教育を施したりなどの特徴もあります。
そのため、志望する私立小学校には、どんな特徴や特色があるのかを把握しておくことが大切です。
⑤「寄付金」制度がある
私立小学校では、入学後にあたって「寄付金」の支払いを求められることがあります。
寄付金とは、その名の通り、お子さんが6年間通う学校に寄付するお金のことで、主に設備などへの投資に使用されます。
また、寄付金の記載は、
「一口◯万円 ◯口以上 任意」
などのように「一口」という単位を用いられます。
また、寄付金はほとんどの学校が「任意」という形を取っています。
ですので、学校側からすると名目上は「できれば支払ってほしい」というふうなスタンスであると言えます。
寄付金に関しては、
「一口◯万円 ◯口以上 任意」
といったような形で記載されていることが多いです。
これにはいくつかの解釈ができます。
例えば、
「寄付金自体”任意”ですが、できれば最低◯口はいただきたいです」
と受け取ることもできれば、
「最低◯口はいただきたいですが、それ以上納めていただける場合は任意でお願いします。」
というふうに受け取ることもできます。
また、一説によれば、寄付金の納付率が8割に達する学校もあれば、5割に満たない学校もあるとのこと。
加えて、私立高より私立中、私立中より私立小と、学校の段階が下がるにつれて、寄付金を払う雰囲気が強くなる現象も見られるそうです。
たしかに、寄付金は建前では”任意”となっていますが、支払いが求められた場合は、金銭的に余裕があるないにかかわらず、基本的には全員が支払うことが多いようです。
また、寄付金は約30万円~50万円程度のケースが多いです。
私立小学校の寄付金に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事で解説していますので、こちらをチェックしてみてくださいね!
私立小学校に共通する5つの魅力と強み
文部科学省の調査(※)によれば、私立小学校は213校あるとされています。
また、私立小学校の特色は、学校毎にちがっていて、それぞれの教育方針を掲げています。
そんな私立小学校は、公立小学校に比べて主に以下の5つの魅力があるとされています。
①一貫したカリキュラム(中高一貫校)
⇛大学受験などで有利になる。
②教員の転勤がほとんどない
⇛継続的な教育ができる
③独自の教育方針・カリキュラム
④中高大の受験の競争に巻き込まれない
⑤いじめや学級崩壊などの問題が少ない
私立小学校と公立小学校を比べたとき、私立小学校には上記のような魅力があります。
①~⑤については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
さいごに
今回は、私立小学校を受験する上での注意点について解説してきました。
私立小学校は公立小学校や国立小学校と比べて、いくつかの特徴があります。
そのため、今回解説した点を踏まえて、ぜひ私立小学校の受験を検討してみてくださいね!
また、私立小学校のメリット・デメリットについては以下の記事でより詳しく解説していますので、こちらも必ずチェックしてみてくださいね!
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