お受験の基礎

【小学校受験】入試直前の過ごし方や対策ポイントをプロが解説!

「受験直前はどんなことをしたらいいですか?」

「本番間近に気をつけたほうがいいことはなんですか?」

年長の夏休みが終わると、いよいよ本番にむけて最後の特訓が始まります。

受験間近になると、

「何かやり忘れことはないか」

「どんなことをしたらいいのか」

心配になると思います。

そこで今回は、小学校受験を直前に控えた9月〜10月にやっておくべきことやポイント、注意点などについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説していきます。

受験直前の生活習慣で気をつけるべきこと

まず、受験直前のお子さんの生活習慣で気をつけるべきことについて解説していきます。

それは次の5つです。

①規則正しい生活習慣を心がける

②不安になったときは励まして、安心させる

③風邪や怪我には十分注意する

④メリハリをつけさせる

⑤本番に向けてモチベーションを高める

試験にベストな状態でのぞむためには、受験直前に上記の5つのポイントを意識する必要があります。

これらのうち、一つでも欠けてしまうと、試験で100%の実力を発揮できなくなってしまうため、それぞれしっかりと実行しましょう。

では、①〜⑤について、それぞれもう少し詳しく説明していきます。

①規則正しい生活習慣を心がける

従毛直前は、今まで以上に規則正しい生活習慣を心がけることです。

よく、受験直前になると、焦りや不安を感じて、勉強量を増やしてしまう親御さんがいらっしゃいます。

それ自体が悪いということではないのですが、勉強量や勉強時間を増やした結果、お子さんが寝る時間が短くなったり、生活習慣が不規則になったりするのはNGです。

そのため、睡眠時間を削ってまで勉強をさせるのはやめるようにしましょう。

また、試験当日は、午前中組と午後組で分かれることが多いです。

午前・午後のどちらになったとしても、100%のパフォーマンスを発揮できるよう準備しておく必要があります。

もし、午前中に試験を受けるのであれば、それを意識して、午前中から勉強や対策を行って、リズムを掴んでおくことが大切です。

午後の場合も同様で、あまり早く起きすぎて、体力を使ってしまうと、お昼に眠くなってしまって、実力を思う存分発揮できないかもしれません。

ですので、午後の試験の場合は、何時に起きて、いつごろからウォーミングアップをしたら十分なパフォーマンスを発揮できるかを確かめるのも大切です。

このように、試験を意識して、何時に起きて、朝食を取って、試験前にどんなウォーミングアップをすると緊張がほぐれるかなどもシミュレーションしておくようにしましょう。

②不安になったときは励まして、安心させる

試験が近づいてくると、お子さんが自信をなくしたり、不安を感じたりすることがあります。

そのような状態になると、集中力が続かなかったり、いつもなら解けるはずの問題を間違えたりすることがよくあります。

また、中には、問題が解けないと泣いてしまうお子さんもいます。

そうなったときは、お母さんが励まして、自信をもたせてあげることが大切です。

具体的には、

「そうだよね、不安だよね」

とまずはお子さん不安や焦りをそのまま受け入れて共感してあげましょう。

そして、落ち着いてきたら、

「でも、○○なら大丈夫だよ!いっぱい勉強してきたんだから!お母さんは信じているよ」

笑顔で励ましてあげましょう。

また、本番が近づいてくると、お母さんやお父さんが受験に対して焦りや不安を感じて、それがお子さんに伝播することもあります。

そのため、保護者の方々も焦りや不安を感じたとき、それを上手にコントロールして、お子さんに伝わらないようにしなければなりません。

その方法に関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

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③風邪や怪我には十分注意する

受験直前は、風邪や怪我に十分注意することです。

特に今は、コロナウイルスの影響もあるため、マスクの着用て手洗いうがい徹底するようにしましょう。

また、9月〜10月は季節の変わり目ということもあって、寒暖差も激しいので、保育園や幼稚園、幼児教室での送迎で体を冷やしたりしないように注意しましょう。

加えて、怪我にも十分注意する必要があります。

例えば、保育園や幼稚園で遊んでいるとき、何かの事故でお子さんが利き手を骨折してしまったとします。

そうしたら、対策ができないのはもちろん、本番の試験も受けられないという事態にもなりかねません。

そのため、受験直前はお子さんが怪我をしないように、できるだけ見守ってあげるようにしましょう。

④メリハリをつけさせる

受験が近づいてきたら、メリハリをつけさせることを意識しましょう。

試験にベストな状態で持っていくためには、お子さんの試験の対しての緊張感を高めていくことが大切です。

ただ、常に気を張った状態にさせると、疲れてしまいます。

そのため、基本的には、幼児教室などでは緊張感をもってしっかり取り組むようにさせて、お家ではリラックスさせてあげるようにしましょう。

そのようにして、メリハリをつけさせることで、良い緊張感をもった状態で試験にのぞむことができます。

そのため、受験直前だからといって、厳しくしすぎたり、甘やかしすぎたりするのではく、「やるときはやる、抜くときは抜く」というふうにメリハリをつけて過ごさせるようにしましょう。

⑤本番に向けてモチベーションを高める

受験直前になったら、お子さんのモチベーションを本番に向けて高めていくことが大切です。

例えば、

「入学後にその学校でどんなことをしたいか」

「どんなことを勉強したいか」

「お友達とどんなことをしたいか」

など話し合うことで、その小学校へ入学した後の楽しみや想像が広がり、モチベーションアップにつながります。

また、幼児期のお子さんは、良くも悪くも自分の調子に大きく左右されてしまうものです。

そのため、お子さんのモチベーションをあげていって、上手にのらせてあげることができれば、試験で実力を120%発揮できることもあります。

そのため、本番に向けてお子さんのモチベーションを高めていくことも意識するようにしましょう。

受験直前に必ずやるべき対策とポイント

次に、どんな対策を意識してやればいいのかに焦点を当てて、具体的に解説していきます。

夏休みを追えたら、本腰を入れて、次の5つをしっかりと行うようにしましょう。

①過去問演習と苦手分野の補強

②併願校の確認・決定

③願書の添削・清書

④面接対策

⑤持ち物リストの確認

9月になると募集要項が開示されたり、願書配布も始まります。

そのため、この時期から最後の追い込みが始まります。

また、親御さんご自身も面接対策願書の作成など、やらなければならないことが増えてきます。

そのため、心して取り組むようにしましょう。

では、①〜⑤について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

①過去問演習と苦手分野の補強

年長の夏休みが終わって9月に入ったら、過去問を徐々に解き始めていくようにしましょう。

第一志望の学校に関しては、少なくとも10年分、できれば20年分ほど解くのが望ましいです。

ただ、過去問が手に入らない場合もあるため、その場合はできるだけ多くの年度分を解かせるようにしましょう。

また、解かせるときは、古めの問題から解かせて、実際の試験問題に慣れさせることが大切です。

併願校があるのであれば、その学校の過去問もできるだけたくさん解かせるようにしましょう。

また、似た傾向の問題を出題する小学校もあるため、幼児教室の先生からアドバイスをもらったり、ご自身で調べたりして、類似傾向のある学校の過去問を解かせるのもおすすめです。

たくさんの過去問を解いていけば、そのなかでお子さんが苦手とする単元が理解できていない問題が出てくるはずなので、それを中心に補強しておくことも大切です。

そのようにして、本番に向けて徐々に仕上げていくようにしましょう。

②併願校の確認・決定

9月になると、募集要項や願書が配布され、試験日程が発表されるので、それを確認した上で併願校を決定しましょう。

併願戦略はとても大切になります。

併願校は、ただの「滑り止め」と認識している方も多いかもしれませんが、試験前の練習として利用する方もいらっしゃいます。

そのため、日程を確認した上で、併願校を決定するようにしましょう。

また、併願校を選ぶ際のポイントや注意点などについて以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はこちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

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③願書の添削・清書

親御さんにとっての大きな壁のひとつに「願書の作成」があります。

出願時に提出する願書 は、小学校受験においてとても大切です。

願書は、小学校受験において以下のような役割があります。

①そのご家庭の教育方針を知る資料

②志望校について理解しているか

②試験・面接における判断資料

また、『志望理由』は、小学校受験の願書において最も大事なポイントだと言えます。

なぜなら、志望理由を書くときには、ご家庭での教育方針やようす、そして、本校を志願する理由が盛り込まれており、学校側はその部分を最も読みたいからです。

そのため、文案をしっかりと作り込んで、ベストな志望理由を書けるかどうかが大切になります。

「志望理由」の具体的な書き方などについてはこちらの記事で詳しく解説しているので、こちらも必ずチェックしてみてくださいね!

また、願書は基本的に幼児教室の先生などに何度も添削してもらうことをおすすめします。

というのも、ほとんどの方が初めて願書を書くと、

・文字が小さい

・文章の構成や流れが不自然

・志望校の教育理念や指導方針の解釈が間違っている

・誤字脱字がある

などの特徴が見られます。

そのため、願書はなるべくプロの方に何度か添削してもらって、ブラッシュアップすることをおすすめします。

また、願書の内容は、面接のときの資料にもなるため、しっかりと考えて作り込むことが大切です。

願書を書く際の注意点やポイントなどに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!

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④面接対策

9月に入ったら、親子で面接対策をすることも忘れないようにしましょう。

ほとんどの私立小学校では面接があるため、ほぼ全員の親御さんが面接対策をすることになると思います。

私立小学校の面接は短いところで5分程度、長いところでも15分程度と時間は限られています。

でも、その少しの間でも学校側にとっては、そのご家庭の教育方針や価値観など、さまざまな情報を収集できる貴重な時間なのです。

そのため、こちら側もしっかりとあらゆる質問に対して、回答を用意しておく必要があります。

また、入退室の方法や座り方、言葉遣いなども大切になるため、そのような細かい点もしっかりとチェックしておく必要があります。

特に、ご主人がお忙しい場合、しっかり話し合っていないと、面接で夫婦の意見が矛盾することもあるため、夫婦間でのコミュニケーションや回答内容の確認も大切です。

そのため、この時期になったら、本格的に面接の対策をするようにしましょう。

できれば、幼児教室や知人の方などに協力してもらって、本番を意識した状況で練習することをおすすめします。

面接対策をするときのポイントや注意点に関しては以下の記事で詳しく解説していますので。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。

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⑤持ち物リストの確認

受験直前になったら、受験当日の持ち物リストについても確認しておくようにしましょう。

当日の持ち物には、次のようなものがあります。

<子どもの持ち物>

■受験票
■靴を入れる袋
■上履き
■ハンカチ、ティッシュ
■予備用の着替え
■女の子はブラシ、ヘアゴム、ワックスなど

<大人の持ち物>

■スリッパ
■ハンカチ、ティッシュ
■財布
■筆記用具
■手帳
■願書のコピー
※面接の回答メモなども含む
■絵本等
■絆創膏
■雨具
■化粧品など

また、飲み物やちょっとした食べ物(一口で食べられるもの)なども必要に応じて持参しましょう。

本番直前だと準備が間に合わないことがあるため、必ず前もって確認しておくようにしましょう。

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さいごに

今回は、小学校受験を直前に控えた9月〜10月でやっておくべきことやポイント、注意点などについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説してきました。

受験直前の9月〜10月は、親子ともにナーバスな気持ちになりやすいですし、準備しなければならないことも増えていきます。

そのため、今回解説したことを参考に、しっかり準備した上で、本番の試験を迎えてくださいね!

また、受験直前になると、小学校受験に対して焦りや不安を感じる方も出てこられると思います。

そのため、もし、焦りや不安を現時点で感じている場合は、以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

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