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小学校受験の模試は必要?模試のメリット・デメリットをプロが解説!

「小学校受験をする上で模試は必要ですか?」

「模試を受けることでどんなメリットがありますか?」

小学校受験の模試について、よくこのようなご質問が寄せられます。

実際、小学校受験を受けるにあたって、受験本番までに何回か模試を受けるご家庭は多いです。

というのも、模試を受けることでさまざまなメリットがあるからです。

ただ、模試は活用方法を間違えると、悪い影響をもたらす可能性もあります。

そのため、もし受けるなら、正しく模試を活用することが大切です。

また、個人的には、小学校受験で確実にご縁をいただきたいなら、模試は必要だと考えています。

そこで今回は、小学校受験における模試の必要性やメリット・デメリットについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説していきます。

模試を受ける必要性とメリット

模試を受けるべき理由やメリットにはさまざまなものがありますが、そのなかでも特にお伝えしたいのは、次の5つです。

①本番さながらの試験を経験できるため

②「場馴れ」できるため

③現時点でのお子さんのレベルを知れるため

④弱点や苦手分野を特定できるため

⑤志望校への合格判定ができるため

模試を受ける理由は主に上記の5つになります。

では、①~⑤について、それぞれ詳しく説明していきます。

①本番さながらの試験を経験できるため

1つ目は、本番なさながらの試験を経験できるためです。

模試では、まったく知らない大人が試験官やテスター(指示をしたり、見本を見せたりする人)役をおこない、同じ小学校受験を目指す子どもたちと試験を受けることになります。

これは、まさに小学校受験の本番の試験に近い設定になっています。

つまり、模試は「本番の予行演習」ということです。

実際、初めて模試を受ける場合、実力を100%発揮できるお子さんは非常に少ないです。

なぜなら、模試は、普段の幼児教室での勉強や家庭学習とまったく雰囲気が異なりますし、緊張感もあるからです。

そして、そのような慣れない環境下で受験生はプレッシャーを感じてしまい、実力を発揮できないことが多いのです。

もちろん、試験本番も模試と同様、または、それ以上に緊張感や緊迫感があります。

そのため、本番でその場の雰囲気に飲み込まれないようにするためにも、同じような環境下で試験を受ける練習をすることは必要不可欠です。

そして、そのような本番に近い経験をするために「模試」は重要な役割を果たすのです。

②「場馴れ」できるため

2つ目は、「場馴れすることができるからです。

本番までに模試を何回か受けて場数を踏んでいくことで、お子さんも徐々にその環境に慣れていくことができます。

そうすることで、本番に近い状況でも自分の実力を発揮しやすくなります。

そのため、もしお子さんが緊張してしまいやすかったり、本番になると実力が思うように発揮できない場合、模試を何回か受けさせて場数を踏ませることが大切です。

試験に限らず、スポーツなどでもそうですが、練習と本番はまったく違います。

慣れた場所で、よく知っている大人(親や先生)や友達と勉強するときはよくできるお子さんでも、本番になると実力を発揮できず、良くない結果に終わることはよくあります。

そのため、試験で本領発揮できるようにするためにも、模試は重要な役割を果たします。

③現時点でのお子さんのレベルを知れるため

3つ目は、現時点でお子さんのレベルを知ることができるからです。

小学校受験では、ペーパーテストや運動テスト、行動観察、絵画・制作など、さまざまな課題が出題されます。

つまり、ご縁をいただくためには、「総合力」が必要になります。

そして、模試は今のお子さんの総合力が他の受験生と比べたときにどれくらいの位置のか知りたいときに役立つものです。

特に、幼児教室に通われないで対策をしている場合、他の受験生のレベルや実力がわからないので、他のお子さんと比べて自分のお子さんがどれくらいのレベルなのか客観的に知ることは難しいですよね。

でも、模試は多くの受験生が受けるため、同じ小学校受験を志すお子さんと自分のお子さんの実力を比較することができます。

そして、現時点でのお子さんの実力レベルがわかれば、その後の対策にも活かすことができます。

そのため、他の受験生と比較して、相対的にどれくらいの実力が自分の子どもにあるのか知るのにも模試は役立ちます。

④弱点や苦手分野を特定できるため

4つ目は、お子さんの弱点や苦手単元を特定できるからです。

得意・不得意はお子さんによって異なります。

そのため、なにが得意でなにが苦手なのか知ることは、その後の対策を効率的に進めていくためにもすごく大切になります。

また、普段勉強していくなかで、お子さん自身の得意分野や苦手分野はわかるかもしれません。

ですが、模試を受けることで、他のお子さんと比べて点数が高い分野とそうでない分野、つまり、相対的に見たとき(他のお子さんと比べたとき)の得意分野と苦手分野を知ることができます。

もしかしたら、自分たちでは苦手分野だと思っていたものが他の受験生と比べるとできていることがあるかもしれません。

そうなれば自信アップにもつながって、その後も前向きに対策することができます。

逆に、得意だと思っていたものが、他の受験生と比べるとできていないこともあります。

そうなれば、その分野の対策がより必要だということがわかります。

このように、模試は、相対的に得意分野や苦手分野、弱点を知るのにも役立つため、大切だと言えます。

⑤志望校への合格判定ができるため

5つ目は、志望校への合格判定ができるからです、

模試には、総合力を診断するタイプのほかに、「志望校合格判定テスト」「学校別対策模試」などがあります。

このような模試を受けることで、現時点で志望校へどのくらいの確率で合格するかを知ることができます。

また、学校別対策模試などは、その学校を受験する予定のお子さんたちと比較されるので、より現実味を帯びた結果が出ます。

もちろん、模試の結果が悪かったからといって不合格になるわけではありませんし、逆に模試の結果が良かったからといって、その学校に合格できるわけではありません。

そのため、あくまでひとつの目安としてその結果を受け止めることが大切です。

ただ、受験本番が近づいてくるにつれて、志望校にどれくらいの可能性で合格できるか他の受験生と比べて自分の子どもがどのくらいのレベルなのか、気になることがあると思うので、そのようなときに模試は役立ちます。

模試のデメリットや受ける際の注意点

ここまで、模試の必要性やメリットについて解説してきました。

ただ、模試にはデメリットや注意点などもあります。

それは「模試の結果に大きく左右されるリスクがある」ということです。

模試を受けると、その結果に一喜一憂することが多いです。

これは仕方がないことです。

結果が良ければお母さんもお子さんも嬉しいですし、逆に悪ければ落ち込んでしまいますよね。

そのため、多かれ少なかれ、模試の結果に左右されるのは仕方ありません。

ただ、模試は、あくまで「本番の予行演習」です。

また、小学校受験は特殊で、試験官の観察による部分が大きいです。

そのため、その模試において明確な評価基準があったとしても、お子さんを観察しているのはあくまで人間なので、少なからず主観が入ります。

つまり、観察する試験官によってお子さんの印象は異なるということです。

また、模試と志望校では異なる評価基準を用いている可能性もあるため、そもそも模試の結果にどこまで信憑性があるかも不透明です。

(学校によって、重視する基準は異なるので、当然模試の点数と合格の可能性が乖離している可能性もあります)

そのため、模試はあくまでひとつの目安であって、本番の試験に直接的に影響するとは限りません。

ですので、模試で良い結果が出たからといって勉強のペースを落としてはいけませんし、悪い結果が出たからといって諦めるのもよくありません。

ここまでのことを踏まえて、模試の結果が良くても悪くても、それに大きく左右されることだけは気をつけるようにしましょう。

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模試を受けるときのポイント

模試を有効活用するには意識すべきポイントがあります。

それは主に次の5つです。

①模試を受ける目的を明確にする

②最初の模試は「経験」と割り切る

③結果に大きく左右されない

④結果が悪くてもお子さんを強く責めない

⑤模試の結果は口外しない

このなかでも、特に大切なのが①の「模試を受ける目的を明確にする」ことです。

模試を受けるにあたって、目的を明確にしないと何回受けても意味がありません。

そのため、模試を受けるときは、毎回必ず親子で目的を明確にするようにしましょう。

ちなみに、模試を受ける目的次のいずれかに当てはまることがほとんどです。

・本番を見据えて”場慣れ”させたい

・現時点でのお子さんのレベルを知りたい

・志望校に合格できる可能性を知りたい

・本番までになるべく場数を踏ませたい

そのため、模試を受ける前に何を目的とするのか話し合うようにしましょう。

もちろん、模試の目的は毎回変わっても問題ありません。

大切なのは、模試を受ける前に親子でしっかりと話し合って、目標などを決めることです。

そのため、1回1回目的を明確にして、意味のある模試を受けられるようにしましょう。

模試を受けるタイミングや回数について

「いつから模試を受けたほうがいいですか?」

「模試は何回くらい受けた方がいいですか?」

というのもよく寄せられる質問なので、簡単に解説していきます。

模試を受けるタイミングに関しては、小学校受験の対策を本格的に始めた時期やお子さんの学習状況によって異なりますが、次の3つのいずれかをおすすめします。

①年中の秋~冬(11月~2月頃)
→小学校受験の勉強を年中の始め(4~5月)かそれ以前から始めているお子さんにオススメ

②年長の4月~6月
→年中から小学校受験の対策を本格的に始めたお子さんにオススメ

③年長の7月~9月
→年中の冬(2~3月)~年長(4~5月)にかけて対策を始めたお子さんにオススメ

また、模試の回数に関しても個人差はありますが、だいたい「3回~5回」におさまることが多いです。

模試を受けるタイミングや回数に関しては、以下の記事でより詳しく解説しているため、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

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さいごに

今回は、小学校受験における模試の必要性やメリット・デメリットについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説してきました。

模試には、

・本番の予行演習

・場馴れさせる

・自分の立ち位置を知る

・弱点や苦手分野を知る

・志望校に合格する可能性を知る

などの役割やメリットがあります。

そのため、もし少しでもご縁をいただける可能性を高めたいのであれば、個人的には模試を受けることをおすすめします。

また、おすすめの小学校受験模試については、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!

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