小学校受験を目指す上で、多くの方が利用するのが「模試」です。
模試は、本番さながらの状況で、試験の実践練習をできる貴重な機会です。
そのため、受験本番までに場数を踏ませるために、模試を複数回受けさせるご家庭も多いです。
また、模試といっても、その内容はさまざまです。
そのため、ただ単に同じ模試を受けるだけではなく、毎回「目的」を明確にした上で、それに合った模試を受けることがポイントです。
そこで今回は、小学校受験の模試の内容や種類、選び方などについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説していきます。
そのため、模試の種類を知りたい方やどの模試を受ければいいかわからない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!
模試を選ぶときの3つのポイント
まずは、小学校受験の模試を選ぶときのポイントについて解説していきます。
それは主に次の3つのポイントです。
①規模の大きさ(参加人数)
②模試の種類
③受験料や開催場所
模試を受けるときは、上記の3つの点を比較・検討した上で選ぶことが大切です。
では、①~③について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
①規模の大きさ(参加人数)
1つ目は、模試の「規模の大きさ」です。
規模の大きさとは簡単に言うと、その模試を受ける人数のことです。
参加人数が多ければ多いほど、小学校受験を志す多くの受験生と比較することができるため、現時点でのお子さんのレベルや志望校に合格できる可能性をより正確に知ることができます。
そのため、その模試にどれくらいの受験生が参加しているのかは、模試を選ぶ際にしっかりと確認するようにしましょう。
また、模試の運営母体はは主に次の2種類に分けることができます。
1.大手幼児教室
2.その他の教育関連会社
ここで、それぞれについて詳しく解説していきます。
1.大手幼児教室
1の場合、例えば、大手幼児教室として有名な「こぐま会」や「伸芽会」、「ジャック幼児教育研究所」などが独自に模試を開催しています。
この模試は、各幼児教室の生徒はもちろん、一般募集もしているため、外部の方も多く参加します。
そのため、模試の参加人数も比較的多いです。
また、「総合力判定テスト」や「志望校合格判定テスト」、「個別学力診断テスト」など、お子さんの発達やニーズに合わせた模試が用意されているのも特長のひとつです。
ただ、大手幼児教室の模試を受けた場合、その後に少し営業があるケースも多いので、そのようなことが苦手の場合は、次にご紹介する運営母体の模試を受けるのもおすすめです。
2.その他の教育関連会社
教材会社などの教育関連会社が運営母体となって模試を開催しているケースもあります。
また、このような運営母体の中には、理英会などの大手幼児教室と共同開催している場合もあります。
例えば、「みつめる21」の『小学受験統一模試(通称:統一模試)』は、300以上の幼児教室と教育図書21が共同開催し、年間のべ10,000名以上、各回2,000名以上が参加する全国最大の小学受験模擬テストとなっています。
また、先程ご紹介したような大手幼児教室に通っている方のなかには、あえて普段関わらない受験生とテストを受けさせたいと思って、他の運営母体の模試を受けさせることも多いです。
そのため、このように模試の参加人数を見分けて、「模試の規模」を確認することも大切です。
②模試の種類
2つ目は、模試の種類です。
模試といっても種類はさまざまで、主に以下の3つがあります。
■総合力判定テスト
■志望校合格判定テスト
■学校別模擬テスト
どの種類の模試を受けるかは、模試を受ける「目的」によって異なります。
では、上記の3つについて、それぞれ詳しく説明していきます。
■総合力判定テスト
「総合力判定テスト」は、小学校受験に合格するための必要な総合力を、1年を通して継続的に測定するテストです。
テスト内容は、「ペーパーテスト」「個別テスト」「行動観察(指示行動含む)」など小学校受験で出題されすい試験になっており、テスト結果から偏差値を算出し、弱点や苦手分野を明らかにすることができます。
そのため、今後の対策にも役立てていくことができるオーソドックスな模試のひとつです。
■志望校合格判定テスト
志望校合格判定テストは、志望校の合格の可能性を、昨年度入試の合格者データを元に算出する模試です。
小学校受験における、さまざまな試験内容や方法に対応できる力を見極めることを目的としたテストで、苦手領域の克服、今後の学習対策、志望校を決定する資料としても活用することができます。
こちらも、多くの方が受けるオーソドックスな模試のひとつです。
■学校別模擬テスト
学校別模擬テストは、各学校独自のに出題傾向・形式を踏まえた内容の模試になっています。
この種類のテストは、その学校の過去の入試問題を分析し、実際の入試に即した内容になっているため、より本番を意識した予行演習にもなります。
そのため、第一志望の学校別模擬テストを何回か受けてみるのもおすすめです。
このように模試にはいくつか種類があるので、「目的」によって使い分けるようにしましょう。
③受験料や開催場所
最後は、受験料や開催場所です。
模試の受験料は模試によって異なります。
年長対象の模試であれば、受験料の相場は「10,000円~15,000円」となっていることが多いです。
また、年中対象の模試であれば、「5,000円~10,000円前後」となっていることが多いです。
そのため、模試を検討するにあたって受験料も前もって確認するようにしましょう。
それといっしょに「開催場所」についても調べておくようにしましょう。
都内の方であれば基本的に問題ありませんが、それ以外であったり、関西の方だと、近場で開催される模試には限りがあります。
そのため、ご自身の自宅からアクセスしやすい場所で開催されるかどうかも模試を選ぶ時に確認しておくようにしましょう。
模試を受ける必要性とメリット
小学校受験における模試の必要性やメリットについて簡単に解説します、
模試を受けるべき理由やメリットにはさまざまなものがありますが、そのなかでも特にお伝えしたいのは、次の5つです。
①本番さながらの試験を経験できるため
②「場馴れ」できるため
③現時点でのお子さんのレベルを知れるため
④弱点や苦手分野を特定できるため
⑤志望校への合格判定ができるため
模試を受ける必要性はメリットは主に上記の5つになります。
ただ、さまざまなメリットがある一方で、デメリットや注意点もあります。
このような模試のメリット・デメリットに関しては以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
模試を受けるタイミングや回数は?
「いつから模試を受けたほうがいいですか?」
「模試は何回くらい受けた方がいいですか?」
というのもよく寄せられる質問なので、簡単に解説していきます。
模試を受けるタイミングに関しては、小学校受験の対策を本格的に始めた時期やお子さんの学習状況によって異なりますが、次の3つのいずれかをおすすめします。
①年中の秋~冬(11月~2月頃)
→小学校受験の勉強を年中の始め(4~5月)かそれ以前から始めているお子さんにオススメ
②年長の4月~6月
→年中から小学校受験の対策を本格的に始めたお子さんにオススメ
③年長の7月~9月
→年中の冬(2~3月)~年長(4~5月)にかけて対策を始めたお子さんにオススメ
また、模試の回数に関しても個人差はありますが、だいたい「3回~5回」におさまることが多いです。
模試を受けるタイミングや回数に関しては、以下の記事でより詳しく解説しているため、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね!
模試を受けるときのポイントや注意点
さいごに、今後模試を受けるにあたってのポイントや注意点について解説していきます。
今後模試を受けていくなら、次のことを意識するようにしましょう。
①模試を受ける目的を明確にする
②最初の模試は「経験」と割り切る
③結果に大きく左右されない
④結果が悪くてもお子さんを強く責めない
⑤模試の結果は口外しない
このなかでも、①の「模試を受ける目的を明確にする」は特に大切です。
模試を受けるにあたって、目的を明確にしないと何回受けても意味がありません。
そのため、模試を受けるときは、毎回必ず親子で目的を明確にするようにしましょう。
ちなみに、模試を受ける目的次のいずれかに当てはまることがほとんどです。
・本番を見据えて”場慣れ”させたい
・現時点でのお子さんのレベルを知りたい
・志望校に合格できる可能性を知りたい
・本番までになるべく場数を踏ませたい
そのため、模試を受ける前に何を目的とするのか話し合うようにしましょう。
もちろん、模試の目的は毎回変わっても問題ありません。
大切なのは、模試を受ける前に親子でしっかりと話し合って、目標などを決めることです。
そのため、1回1回目的を明確にして、意味のある模試を受けられるようにしましょう。
さいごに
今回は、小学校受験の模試の内容や種類、選び方などについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説してきました。
小学校受験の模試にはさまざまな種類があります。
そのため、今回解説したように、
①規模の大きさ(参加人数)
②模試の種類
③受験料や開催場所
を比較・検討した上で、最適な模試を選んでくださいね!
また、おすすめの小学校受験模試については、以下の記事で詳しく解説しているので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!