小学校受験のペーパー課題や口頭試問では、「ものの名前」について、ある程度知っておかなければなりません。
また、ものの名前といっても、道具や植物、花の名前など、覚えなければならない知識がたくさんあります。
ただ、基本的には日常生活でよく目にするものだったり、ペーパーなどでも出題される「仲間はずれ問題」や「常識問題」、「季節問題」に含まれるものがほとんどなので、それらの対策をきちんとしておけば、自然と受験に必要な知識は身につけることができます。
そこで今回は、小学校受験における「ものの名前」の教え方やポイント、オススメの教材をご紹介していきます。
目次
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どんな「もの」の名前を覚える必要がある?
「ものの名前」と言われても、どんなものの名前を重点的に覚えたらいいか難しいですよね。
基本的に、ものの名前を学習する時は、ペーパー課題の「常識問題」で問われる内容を中心にまずは覚えましょう。
上記の記事の内容を踏まえると、覚えるべき「ものの名前」は、大きく以下のグループに分けることができます。
1.日常生活でよく目にする道具
2.行事に関するアイテム
3.花や野菜、果物などの植物
4.生き物
5.代表的な職業や関連する乗り物、道具
では、1~5について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.日常生活でよく目にする道具
1つ目は、日常生活でよく目にする道具です。
例えば、次のようなものです。
・文房具
・料理で使う道具
・掃除で使う道具
・書く(描く)時に使う道具
・切るために使う道具
・挟むのに使う道具
・衣服
・公園にある遊具
・農具や工具
・スポーツに使う道具
・海やプールで使う道具
このような知識は、仲間はずれ問題や常識問題など、他のペーパー課題でもよく出題されるため、覚えておくようにしましょう。
2.行事に関するアイテム
2つ目は、行事に関するアイテムです。
ものの名前では、「鏡餅」や「こいのぼり」など季節や行事に関するアイテムもよく問われます。
また、小学校受験で出題されやすい行事や記念日は、主に次の通りです。
【春】
・入園式
・こどもの日(5月5日、こいのぼりなど)
・ひな祭り(3月3日)
・花見
・母の日(5月2日)
【夏】
・海水浴
・七夕(7月7日)
・花火
・梅雨
・虫取り
【秋】
・十五夜
・ぶどう狩り
・芋掘り
・七五三(11月15日)
・稲刈り
【冬】
・雪遊び(かまくらなど)
・節分(2月3日頃)
・クリスマス(12月25日)
・お正月
・焚き火
このような行事問題の対策方法やおすすめの問題集に関しては、以下の記事で詳しく解説しているため、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
3.花や野菜、果物などの植物
3つ目は、花や野菜、果物などの植物です。
そのため、日常生活でよく目にするお花や野菜、果物の名前については、丁寧に確認することを習慣化しましょう。
また、以下のようにグループ分けして覚えることで、「仲間はずれ」問題や口頭試問の対策にもなります。
・季節ごとの花や野菜、果物
※4つの選択肢の中で、1つだけ季節が違うものを選ぶ
・種から花になる植物
例)ひまわり、朝顔、コスモスなど
・球根から花になる植物
例)ゆり、チューリップ、コスモスなど
・土の上で育つ植物(実を食べる物)
例)トマト、キャベツ、レタスなど
・土の中で育つ植物(根っこを食べる物)
例)にんじん、大根、玉ねぎなど
・同じ色の野菜や果物
・実を食べる野菜
例) トマト、きゅうり、なすなど
・葉を食べる野菜
例)レタス、キャベツ、ほうれん草など
・茎を食べる野菜
例)アスパラガス、たけのこなど
・根を食べる野菜
例)さつまいも、ごぼう、大根など
・花のつぼみを食べる野菜
例)ブロッコリー、カリフラワーなど
・水に浮く野菜や果物とそうでないもの
このようにして、「ものの名前」を覚えながら、他の単元の学習をうまく兼ねることができると、効率的に対策できるため、おすすめです。
4.生き物
4つ目は、生き物の名前です。
生き物に関しては、昆虫や動物など、多岐に渡る知識が求められます。
そのため、動物園や水族館などに足を運ぶだけではなく、図鑑など活用する習慣を身につけさせることも大切です。
また、生き物に関しても、以下のようにグループ分けして覚えることで、他の試験対策になるため、オススメです。
・海で生きている代表的な生き物
・川や池(淡水)で生きる代表的な生き物
・卵で生まれる生き物(卵生)
例)サメ、カエル、鶏など
※卵からどのように育つかも問われる。
・赤ちゃんで生まれる生き物(胎生/哺乳類)
例)ラッコ、シャチ、クジラ、イルカ、アザラシ
・昆虫の仲間(足の数→昆虫は6本)
例)蜘蛛は昆虫か(正解:昆虫ではない)
・鳥の仲間
例)ペンギンは鳥類?(正解:鳥類)
・飛ぶ生き物と飛ばない生き物
・数え方(頭、匹、羽)
5.代表的な職業や関連する乗り物、道具
5つ目は、代表的な職業や関連する乗り物、道具などについてです。
例えば、次のようなものです。
・警察官とパトカー
・消防士と消防車
・お医者さんと注射器・聴診器
・大工さんと工具(とんかちなど)
など
このように、子どもでも知っているような代表的な職業はそれに関する乗り物、道具などに関しても問われることが多いです。
そのため、日常生活のなかでこのような職業の人を見かけたら、説明してあげることもポイントです。
「ものの名前」の教え方とポイント
ものの名前を学習する時のポイントは、次の5つです。
1.図鑑を開く習慣をつくる
2.他の単元と絡めて覚える
3.カード教材などを活用する
4.日常生活での学習を大切にする
5.受験用の問題集を活用する
では、1~5について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.図鑑を開く習慣をつくる
ものの名前をどんどん覚えていくためには、図鑑を活用するのもおすすめです。
実際、小学校受験の対策の一環として、図鑑を開く習慣を身に付けさせているご家庭は多いです。
また、図鑑は辞典と同じで、何かを調べた時に、それ以外の情報も一緒に入ってくるため、図鑑を開くことを習慣化することで、いろいろな知識を増やすことができます。
そのため、まだ図鑑を活用されていない方は、特定の分野だけでも構わないので、図鑑を日常生活のなかで活用する習慣を身につけさせるようにしましょう。
『せいかつの図鑑』では、生活でよく目にするものや一般常識などについての情報が多数載っているとともに、”生きるためノウハウ”が写真やイラストでわかりやすく解説されています。
また、小学校受験でも重要になる、雑巾の絞り方やちょうちょ結びのやり方、端の持ち方なども写真付きで丁寧に解説されています。
ほかにも、保育園・幼稚園やご家庭で教え忘れていたり、お子さんが意外とできていない、衣食住での事項をたくさん取り上げられているのも魅力のひとつです、
そのため、生活知識や一般常識に関する知識を親子で学習したい方にはピッタリの図鑑です。
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2.他の単元と絡めて覚える
「ものの名前」を学習する時は、他の単元と絡めて対策することをオススメします。
というよりも、ものの名前だけ覚えていてもあまり意味がないため、ペーパーで頻出する「仲間はずれ」や「常識問題」、「季節問題」などを絡めながら対策することをおすすめします。
そうすることで、効率的に対策することができます。
また、ただ「ものの名前」を覚えようとするだけだと、お子さんもなかなか記憶に定着しないと思います。
一方で、他の対策を兼ねて学習することで、それと関連する知識と一緒に学ぶことができ、記憶にも定着しやすいです。
そのため、ものの名前を学習させる時は、他の単元と兼ねて対策するようにしましょう。
3.カード教材などを活用する
仲間分け問題の対策をするときは、カード教材などを活用するのもオススメです。
例えば、こぐま会が作成しているカード教材のひとつに「きせつカード」があります
上記のように、表には、絵(※)が書いてあり、裏には、その絵の季節と簡単な説明が書かれています。
そのため、カード教材を活用することで、名前だけでなく、その季節や特徴などについても学ぶことができ、ペーパー課題で頻出する「季節問題」の対策にもなります。
また、正方形のカードになっているため、カードを並べて、
「同じ季節のカードを集めてください」
「季節がちがうカードを1枚だけ選んでください」
などの使い方をすることで、仲間分けの対策をすることができます。
また、カード教材のメリットは、実際に手を動かして仲間分けできる点です。
【商品名】
きせつカード (カード教材)
【価格】
1,650円
4.日常生活での学習を大切にする
ものの名前は、日々の生活の中で学ぶことができます。
例えば、道具に関しては、親御さんが洗濯や掃除などをする時に、
「これは◯◯って言ってね、こういうふうに使うんだよ」
と教えることで、名前だけでなく使い方を知ることができます。
他にも、町中でおまわりさんを見かけたときは、そのお仕事の内容や乗り物などについて教えることで、自然と学ぶことができます。
そのため、日々の生活の中で、少しずつ教えて、知識を増やすことも大切です。
5.受験用の問題集を活用する
5つ目は、受験用の問題集を活用して学習することです。
ありとあらゆるものの名前を全て網羅しようと思うと、膨大になり、時間が足らなくなることが多いです。
そのため、ものの名前の対策をする時は、受験用の問題集を親御さんがあらかじめチェックして、その問題集に収録されているものから学習していくことをおすすめします。
ですので、基本的に小学校受験の問題集や志望校の過去問をチェックして、そこで出題される範囲を学習すると効率的に対策できてよいでしょう。
「ものの名前」のオススメ問題集
以下では、「ものの名前」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「ものの名前」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ばっちりくんドリル「ものの名前 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「ものの名前 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル ものの名前(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「ものの名前 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「ものの名前」の応用問題を解きたい方、「ものの名前」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「ものの名前」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル ものの名前(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「ものの名前」の教え方やポイント、オススメ問題集について、小学校受験講師が解説してきました。
「ものの名前」は、「仲間はずれ」や「常識問題」、「季節問題」などを絡めながら対策することをおすすめします。
そのため、「ものの名前」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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