小学校受験の運動テストでは、「サーキット」がよく出されます。
小学校受験におけるサーキットとは、「連続運動」のことで、さまざまな道具をコースに並べ、周回しながら運動をする活動のことを指します。
また、サーキットの内容は小学校によって異なり、ジャンプをしたり、くぐったりなど、あらゆる運動能力を求められます。
そのため、もし、志望校でサーキットの課題があるのであれば、それをチェックした上で、公園や体育館などで対策する必要があります。
そこで今回は、サーキットの対策方法やポイントについて、小学校受験講師が丁寧に解説していきます。
目次
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サーキットではどんな運動能力が必要?
まずは、小学校受験で具体的にどんなサーキット課題が出されるのか、見ていきましょう。
サーキット課題を出題する私立小学校の一つに、西武学園文理小学校があります。
このように、サーキットでは、多種多様な運動能力が求められることがあります。
そのため、サーキットの対策をする時は、まず必要になる運動能力を分解して、ひとずつつ対策することがポイントです。
また、サーキットや他の運動テストでよく出題される運動種目は次の通りです。
1.ケンケンパー
2.平均台を渡る
3.マット運動
4.ボールつき
5.的あて
6.くま歩き
7.スキップ
8.鉄棒
これらの種目は、サーキットでなくて、単体でも運動テストの1種目として出されることが多いです。
では、1~7の対策方法やポイントについて、詳しく見ていきましょう。
1.ケンケンパー
ケンケンパーは、サーキットや運動テストで出題されやすい種目のひとつです。
ケンケンパーは、まず「片足でのジャンプ」「片足バランス」を左右の足でできる必要があります。
片足ジャンプは左右それぞれ10回ずつ、片足バランスは左右それぞれ10秒ずつを一つの目標にするとよいでしょう。
そして、それができるようになったら、ケンケンパー用のフラットフープなどを使って、公園や体育館などでケンケンパーの練習をするようにしましょう。
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Rakucamp ケンケンパ リング カラフル 10本セット
【価格】
1,227円
2.平均台を渡る
サーキットでよく出題される課題のひとつとして、「平均台」もあります。
平均台では、バランス能力が必要になります。
また、学校によっては、前を向いて渡るのではなくて、横を向いてカニ歩きのようにして渡るように指示されることもあります。
平均台を渡る時のポイントは、主に以下の3つです。
◉左右の手でバランスを取る
◉体の中心に一本の柱が通っているイメージで渡る
◉下を向かないで進行方向をまっすぐ見る
この3つのポイントを意識するだけで全然変わってくるため、もしお子さんがうまく平均台を渡れないようでしたらアドバイスしてみてくださいね!
平均台の対策は、平均台が用意できれば、それが理想でしょう。
幼児教室や体操教室などに通われている方であれば、問題なく対策できると思います。
また、たまに平均台がある公園や平均台がレンタルできる体育館もあるため、そのような場所がお近くにある場合は、積極的に活用しましょう。
一方で、平均台が用意できない場合は、道路の少し段差になっている部分、砂場の周りの段差などを活用して、平均台代わりとして利用するのも方法のひとつです。
ただ、このような場所を利用する場合は、他の人の迷惑にならないか、車など事故の心配がないか安全をきちんと確認してから行うようにしましょう。
3.マット運動
マット運動もサーキットや運動テストで出されやすい種目のひとつです。
また、マット運動では、「前転」を指示されることが多いですが、学校によっては、横になってグルグル回りながら進むように言われることもあります。
また、前転を教える時のポイントは、主に以下の3つです。
1.マットに三角の形になるように手をつく
2.頭のてっぺんではなく、後頭部をマットにつけるイメージで回る
3.少し勢いをつけてクルンと回る
4.回るときは、膝を胸につける(足をたたむイメージ)
5.立ち上がる時に足を伸ばさない
これらのポイントを意識するだけで、前転の出来具合や見栄えは変わってくるため、ぜひ指導する際の参考にしてみてくださいね!
4.ボールつき
ボールつきもサーキットや運動テストのひとつとして出題されやすいです。
「ボールつき」は、バスケのドリブルと同じです。
また、学校によって、以下のように微妙に課題の内容が異なります。
・その場でドリブルする
・線に沿って歩きながらドリブルする
(ドリブルしながらコーンを回る場合もある)
・ジグザグに進みながらドリブルする
当然、その場でドリブルするよりも、歩きながらボールをついたり、ジグザクに進みながらボールをつくほうが何倍も難しいです。
そのため、お子さんのレベルに応じて、練習内容を変えていくことがポイントです。
また、ボールつきの対策方法やポイントなどに関しては、以下の記事で詳しく解説しているため、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
5.くま歩き
小学校受験の運動テストでよく出題される種目のひとつに「くま歩き」があります。
くま歩きは私立小学校だけでなく、筑波大学附属小学校などの国立小学校でも出題される種目のひとつです。
そのため、運動テストがあるのであれば、一度は対策するようにしましょう。
くま歩きをする時のポイントは以下の通りです。
・手は肩幅に広げる
・指はまっすぐ、または斜め外に向ける
※指を立てないで手のひらを床につける
・お尻は頭より高い位置にする
・目線は進行方向(斜め前)
・スタート時点で足を前後に開く
・かかとを上げてつま先に重心を乗せる
※かかとを浮かせることを意識
・ドタドタ進まない(静かにスタスタ進む)
このようなポイントを意識して行うだけで、上手にくま歩きをすることができます。
そのため、ご家庭で教える時はぜひ参考にしてみてくださいね!
6.スキップ
スキップもくま歩きと同じで、サーキットや運動テストで出題されやすい課題のひとつです。
スキップは、リズムが大切になります。
そのため、以下の3つのポイントを意識して練習するようにしましょう。
1.前を見る
2.「片足上げ」「ジャンプ」「気をつけ」の3拍子を繰り返し行う
3.1・2の動きを少しずつ早くする
スキップは、上記の手順で練習すると少しずつ上達します。
スキップは基礎的な運動能力のひとつなので、ぜひ日ごろから練習するようにしてみてくださいね!
8.鉄棒
最後は、鉄棒のぶら下がりです。
これも小学校受験のサーキットや運動テストで出されやすい種目のひとつです。
ぶら下がる時には、腕の力や握力が必要になります。
そのため、日ごろから公園の鉄棒などでぶら下がる練習をするのもポイントです。
また、目標タイムを決めて、少しずつのばすことで、お子さんに自信をつけさせたり、モチベーションをアップさせるきっかけにもなるでしょう。
さいごに
今回は、サーキットの対策方法やポイントについて、小学校受験講師が丁寧に解説してきました。
サーキットは、多種多様な運動能力が求められます。
逆に、サーキットで必要な運動を一つひとつ分解して、丁寧に対策すれば、他の運動課題の対策にもなります。
そのため、まずは過去問をチェックして、どんな運動能力が必要なのか調べましょう。
そして、運動テストに必要な運動能力を一つずつ丁寧に対策していくことがポイントです。
サーキットの対策をしようと思っている方は、今回解説したことをぜひ参考にしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
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さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!