小学校受験の運動テストではボールを使った種目が課題でよく出されます。
その中でも最も多いのが「ボールつき」です。
「ボールつき」は、バスケのドリブルと同じです。
また、学校によって、以下のように微妙に課題の内容が異なります。
・その場でドリブルする
・線に沿って歩きながらドリブルする
(ドリブルしながらコーンを回る場合もある)
・ジグザグに進みながらドリブルする
当然、その場でドリブルするよりも、歩きながらボールをついたり、ジグザクに進みながらボールをつくほうが何倍も難しいです。
ですが、どんな課題でも、まずはその場で安定的にボールをつけるようになる必要があります。
この基礎的な動きができなければ、歩いたり、ジグザグに進みながらドリブルをしっかりとつくことはできません。
また、お子さんによって上達のスピードに差が出やすい種目でもあるため、苦手な場合は日頃から公園や体育館で練習することも大切です。
そこで今回は、ボールつきの教え方やポイント、コツなどについて、小学校受験講師やバスケットボール選手の意見を踏まえて解説していきます。
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目次
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お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
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まずはボールのサイズをチェック!
練習に取り組む前に、まずはしっかりとしたボールを使っているかチェックしましょう。
ボールつきの練習をする際、100均などに売っているやわらかいゴムボールだと意味がありません。
そのため、小学校などで使われるしっかりとしたボール(ドッチボール用)を使うようにしましょう。
小学校受験では、「1号ボール」が試験で使用されることが多いです。
(1号ボールは小学校低学年用のサイズとされています。)
また、メーカーは「ミカサ(MIKASA)」が有名です。
ちなみに、小学校受験対策をするご家庭のお子さんは以下のボールを使用して、練習しているケースが多いです。
そのため、まだボールを購入していない方、100均などの柔らかいボールを使って練習している方は、しっかりとしたボールを用意してから練習に取り組むようにしてくださいね!
小学校受験では、こちらの『ミカサ(MIKASA) 教育用ドッジボール1号』が人気となっています。
こちらは、ゴム製で小学校でも使われている教育用ドッチボールになっているため、試験本番により近いボールで練習したい方におすすめです。
また、カラーバリエーションも豊富で、全部で5色(※)用意されているため、お子さんの好みに合わせて選んでみてくださいね!
【カラーの全種類】
オレンジ・グリーン・ブルー・ホワイト・レッド
【商品名】
ミカサ(MIKASA) 教育用ドッジボール1号
【価格】
1,760円
「ボールつき」の教え方とポイント
ここでは、「ボールつき」を教えるときのポイントやコツについて、具体的に解説していきます。
まずは、その場でボールをつく練習から始めるようにしましょう。
その場での「ボールつき」を練習するときは、次のポイントを意識して教えるようにしましょう。
①ボールつきを始める前の立ち方
②足を肩幅くらいに開く
③指の腹でボールを掴むイメージ
④「たたく」のではなく「押す」イメージ
⑤ドリブルの高さは「胸〜おへそ」
では、①〜⑤についてそれぞれ詳しく解説していきます。
①ボールつきを始める前の立ち方
まず、ボールつきを始める前の立ち方を教えましょう。
立ち方は、次の通りです。
・足はぴったりつけて気をつけの姿勢
※男の子はかかとをくっつけてつまさきは少しあける(「結び立ち」)
・右手にボールを抱えんで固定
・まっすぐ前を見る
もし、試験本番、ボールを持ちながら、先生の説明を聞いたり、見本をみたりする場合、このような立ち方ができているだけで見栄えが変わります。
そのため、しっかりとボールつきを始める前の姿勢も教えるようにしましょう。
②足を肩幅くらいに開く
その場でボールつきをするときは、足を肩幅くらいに開くようにしましょう。
足をぴったりくっつけた状態や開きすぎた状態、前後に開いた状態でボールつきをすると、逆にやりづらいです。
そのため、肩幅くらいに足を開いてから始めるようにしましょう。
③指の腹でボールを掴むイメージ
ボールをうまくコントロールできない原因のひとつにボールへの「触れ方」があります。
その場のボールつきが上手にできないお子さんは、ボールをつくときに手のひらをベッタリとつけていたり、しっかりと手のひらを開いていないことが多いです。
もしかしたら、教室の先生によっては手のひらをベッタリつけるように教える方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、ボールつきと同じ動きであるバスケのドリブルでは、手のひらをベッタリつけることはありません。
基本的に手のひらつけず、手のひらを大きく広げて、5本指の腹の部分でボールを握るようにしてドリブルします。
もちろん、幼児のお子さんは手が小さいということで、手のひらをベッタリつけたほうがいいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、実際、幼児のお子さんでも指の腹でボールをついたほうがコントロールがうまくできるケースが多いです。
そのため、今現在、手のひらをベッタリつけた状態でボールつきをしていてうまくいっていない場合は、指の腹でボールをつくように教えてあげてみてください。
④「たたく」のではなく「押す」イメージ
ボールつきをするときは、ボールをたたくのではなく、「押すイメージ」でやるように教えてあげましょう。
たたくようにしてボールをつくと手首が上下に動いてしまっているため、ついたときの力がボールに伝わりづらく、どんどんバウンドが低くなり、最終的に床についてしまいます。
そのため、③でもお伝えしたように、手を大きく広げて指の腹でボールを掴むイメージで、下に「押す」ような感覚でドリブルするように教えてあげましょう。
また、ボールをつくときに手首が上下している場合は、手首を固定するようなイメージであまり動かないようにさせることもポイントのひとつです。
⑤ドリブルの高さは「胸〜おへそ」
ボールつきをするときは、その「高さ」も大切です。
高さの目安としては、「胸〜おへそ」くらいです。
「胸まで」「おへそまで」とピンポイントで指示すると、そればかりに注意がいってしまって逆にうまくいかないことが多いです。
また、お子さんの体は小さく、力の微妙なコントロールもまだできないことが多いため、あまり細かい指示をしても上手にできません。
そのため、「胸〜おへそ」というふうに大体の範囲を伝えて、あとは感覚的に身につけさせるようにしましょう。
加えて、この指示を出すことで、ドリブルしているうちに腰がどんどん曲がって、おじいちゃんおばあちゃんみたいになることを防ぐこともできます。
「歩きながらボールつき」のポイントは?
その場でのボールつきが安定してできるようになったら、次はボールをつきながら歩くという練習をする必要があります。
歩きながらボールをつくのは、その場でボールをつくのよりもすごく難しいです。
歩きながらボールつきをする際、お子さんがよくやってしまうミスは次のようなものです。
・足にボールが当たる
・前につきすぎてバランスが崩れる
・腰が曲がっておじいちゃんみたいになる
・ボールばかりに注意がいってまっすぐ進めない
これらのミスを起こさないためには、まず歩くときも、「その場でのボールつき」と同じように、先ほどご紹介した5つのポイントを意識するように伝えましょう。
また、ボールばかり見ていては、まっすぐ進んでいるつもりでも、ななめに進んでしまったり、曲がったりしてしまいます。
そのため、最初はお父さんお母さんがお子さんの前に立って、後ろに少しずつ下がりながら、「こっちに進んできて」と言いながら指示してあげましょう。
そうすることで、お子さんは、ボールをつきながら、お母さんやお父さんを見なければならないので、目線をボールから離して、進行方向を確認するという練習になります。
ですので、「歩きながらのボールつき」を練習する場合は上記のような方法を試してみてくださいね!
ボールつきを練習する場所にも注意
ボールつきを練習するときは、しっかりと場所を選ぶことも大切です。
場所を選ぶときは、次のような点を意識しましょう。
①地面がなるべく平らであること
②スペースに余裕があること
③車や自転車が通る道から離れていること
ボールつきを練習する場合、必ず上記の条件を満たした場所で練習するようにしましょう。
では、①〜③の条件がなぜ大事なのかについて、それぞれもう少し詳しく解説していきます。
①地面がなるべく平らであること
ボールつきを練習するときは、地面がなるべく平らなところにしましょう。
というのも、地面がなるべく平らなところでないと、ボールをついたときにまっすぐ上にはね返ってこないからです。
そのため、できれば次のような場所を探して、そこで練習するようにしましょう。
◉きれいに整ったアスファルト
◉学校の校庭に近いような地面の場所
◉体育館
逆地面が凸凹している場所で練習すると、ボールをついてもあっちこっちに行ってしまい、練習になりません。
そのため、なるべく地面が平らなところで練習するようにしましょう。
②スペースに余裕があること
ボールつきをする際は、十分にスペースを確保することも大切です。
ボールつきをすると、お子さんの注意はボール一点に集中してしまいます。
そのため、周りに他のお子さんがたくさんいたり、遊具や電柱、木などの障害物があったりする場所で練習をすると、ボールを追う途中でそれらと衝突してしまう危険があります。
そのため、周りに十分なスペースがあることを確認した上で、練習させるようにしましょう。
③車や自転車が通る道から離れていること
ボールつきを練習するときは、近くに車や自転車が通らないか、また、一般道路などに飛び出してしまう危険がないか注意しましょう。
先ほどもお伝えしたように、ボールつきの練習をすると、お子さんの集中はボールにしかいきません。
そのため、ボールが足に当たったりして思いもよらぬ方向に行ってしまったときも必死に追いかけてしまいます。
そうなったとき、一般道路や道に飛び出してしまい、車や自転車と衝突事故を起こしてしまう危険が少なからずあります。
そのため、練習をするときは、車や自転車が通る道から離れているかどうかもしっかりと確認するようにしましょう。
さいごに
今回は、ボールつきの教え方やポイント、コツなどについて、小学校受験講師やバスケットボール選手の意見を踏まえて解説してきました。
ボールつきは、小学校受験の運動テストで頻出する課題のひとつです。
また、運動経験のあるお父様お母様であれば問題ないかもしれませんが、あまりご経験がない保護者の方だとお子さんに教えるのが難しい種目でもあります。
そのため、今回解説したポイントやコツを踏まえて、お子さんに教えてあげてくださいね!
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お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
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