「国立小学校受験の運動テストって難しいの?」
「運動が苦手だと、国立小学校に合格できない?」
国立小学校受験の考査のひとつに「運動テスト」があります。
運動テストでは、スキップやケンパー、クマ歩きなど個人で行うものから、椅子取りゲームや鬼ごっこなど集団で行うものまであります。
また、運動テストと聞くと、「運動が苦手な子ども=合格できない」と誤解される方も多いですが、そんなことはありません。
国立小学校受験における運動テストでは、単に子どもの運動能力を見ているだけではなく、指示通りにできるかや一生懸命取り組めるかなども評価の対象になっています。
そこで、今回は国立小学校における運動テストのポイント・対策方法や首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)の国立小学校で実際に出題された運動課題などを解説していきます。
目次
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
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それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!
【運動テストで何を評価するの?】
基本的な運動能力や取り組む姿勢を評価
小学校の運動テストでは、高度な運動能力や動きなどは求められません。
基本的には日頃の遊びや幼稚園・保育園で行うような運動・ゲームなどが課題として指示されることが多いです。
(スキップや片足ケンケン、椅子取りゲーム、リレーゲームなどなど…。後ほど過去に出題された課題をまとめてご紹介しますのでご安心くださいね!)
また、各小学校も将来のプロスポーツ選手やアスリートを養成する専門学校ではないので、ハイレベルな運動能力がないと入学できないというわけではありません。
そのため、幼児相応の基礎的な運動能力は一つの審査対象といえますが、決して運動神経に恵まれた子どもしか合格できないわけではないことをまずは理解しておきましょう。
ですが、小学校受験の運動テストでは、基礎的な運動能力以外に以下の点が評価の対象とされています。
①指示通りに行動できるか
②課題に最後まで一生懸命取り組めるか
③順番を待っているときの姿勢・態度
運動テストでは、お子さんの運動能力だけでなく、上記の3つのポイントも試験官によってチェックされています。
そのため、課題の運動をいくら上手にできたとしても、上記の点が不十分であれば合格できない可能性もあります。
①~③の各ポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
【実際どんな課題が出題されるの?】
首都圏の国立小学校で出題された課題
ここでは、実際に以下の首都圏の国立小学校で出題された運動テストの課題をご紹介していきます。
※2018年度のデータになります。
そのため、志望校や気になる国立小学校をチェックしてみてくださいね!
※チェックしたい学校をタッチしてみましょう。
【東京都】
■東京学芸大学附属世田谷小学校
■東京学芸大学附属小金井小学校
■東京学芸大学附属大泉小学校
■筑波大学附属小学校
【神奈川県】
■横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
■横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
【埼玉県】
■埼玉大学教育学部附属小学校
【千葉県】
■千葉大学教育学部附属小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校
東京学芸大学附属世田谷小学校の「運動テスト」では、以下のような課題が出題されました。
[模倣体操]
じゅうたんの上に上履きを脱いで上がります。
そして、お手本を見て模倣する体操課題が出題されます。
●手を前の伸ばしてグーパー。
(また、グーチョキパーなどもあり)
●手を叩きながら右足ケンケン、左足ケンケンを4回ずつします。
●両手を上にあげ、キラキラと星をつくりながら下に下ろします。
東京学芸大学附属小金井小学校
東京学芸大学附属小金井小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
●ケンパー
●立ち幅跳び
東京学芸大学附属大泉小学校
東京学芸大学附属大泉小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
●模倣体操
●ケンパーで進み、ゴールで万歳のポーズをする
筑波大学附属小学校
筑波大学附属小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
U字型コースを、できるだけ速くクマ歩きをする課題です。
1人ずつ順番におこなって、タイムを測ります。
横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
横浜国立大学教育学部附属横浜小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
[連続運動]
・道を歩く
↓
・輪くぐり
↓
・跳び箱にのぼり、ジャンプして着地
↓
・四角い部分を跳びながら渡る
↓
・ゴールでポーズ
(片足バランス)
横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
●ケンパー
●平均台
(途中で箱をまたぐ)
●鉄棒ぶら下がり
(手を横に動かして移動する)
●鉄棒に吊るしてある2本の棒の間を棒に触れずに通る
埼玉大学教育学部附属小学校
埼玉大学教育学部附属小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
[連続運動]
【1つ目の課題】
カードを先生に渡し、スタートします。
走ってクマの印のあるところをまわります。
次に、黄色い箱をまわってゴールになります。
【2つ目の課題】
カードを先生に渡して、スタートします。
まず、平均台の上をクマ歩きをします。
その後、走ってゴム跳び、ゴムくぐりをして、マットの印にしたがって横跳びしてゴールになります。
※①②の両方をおこないます。
千葉大学教育学部附属小学校
千葉大学教育学部附属小学校の「運動テスト」では以下のような課題が出題されました。
[模倣体操]
●先生の真似をしてラジオ体操
[指示行動]
●音楽に合わせて、四角のラインの上を進みながら「スキップ」と「ジャンプ」をする
●身体ジャンケンをして、勝ったら「笑う」、負けたら「泣く」真似をする
また、他にどんな頻出の運動課題があるかどうか知りたい方は以下の記事で詳しく解説していますので、あわせてチェックしてみてくださいね!
【運動テスト対策のポイントは?】
運動の練習にあたっての3つの心得
運動は工作や絵描きなどと一緒で、子ども得手不得手が目立つ課題です。
そのため、運動好きなお子さんの場合、特別な対策をしなくても全く問題ないこともあります。
一方で、運動に不慣れなお子さんの場合だと、練習が必要になります。
また、そのようなお子さんに対して厳しく指導すると、運動嫌いになったり、余計な苦手意識を持ってしまうことも…。
そこで、運動テストの練習をするにあたっての心得をご紹介します。
それは以下の3つです。
①「楽しい・できた!」を大切に!
②スモールステップで対策!
③子どもの基礎的な力・体力は意識!
この3つを押さえておくことで、より効果的な運動テストの対策をすることができます。
上記の①~③のそれぞれのポイントについては以下の記事で詳しく解説していますので、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
さいごに
今回は国立小学校の運動テストのポイントや実際に首都圏の国立小学校で出題された課題について解説してきました。
運動テストでは、単に子どもの運動能力を見ているだけではなく、指示通りにできるかや一生懸命取り組めるかなども評価の対象になっています。
それに加えて、お子さんに課題内容や指示を聞く力があるかなどもポイントになります。
また、運動テストについて、もう少し詳しく知りたい方は以下の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!