小学校受験のペーパーの頻出単元のひとつに「折り折り重ね図形」があります。
折り折り重ね図形の問題は、例えば次のような問題です。
基本的に小学校受験の折り折り重ね図形の問題では、指定された直線に沿って紙を折ったときに、どうなるかを問う問題が多いです。
学校によって、答えを書かせるタイプの問題もあれば、選択肢から選ばせるタイプの問題もあります。
大人からすれば、直線を軸に(対称軸)左右対称にピッタリ重なることはわかると思います。
でも、幼児期のお子さんにはイメージが掴みづらい単元のひとつでもあります。
そこで今回は、折り折り重ね図形の問題の教え方やポイントなどについて、小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。
目次
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折り折り重ね図形の問題の教え方とポイント
折り折り重ね図形の問題をいきなりペーパーでやらせて、スムーズに解けるお子さんは少ないです。
というのも、折り折り重ね図形の問題をいきなりペーパーで解かせてもイメージが湧きづらいからです。
そこで、ここでは幼児期のお子さんに初めて折り折り重ね図形の問題を教える時のやり方についてごしご紹介していきます。
準備するものは、次の2つです。
【用意する物】
・絵の具セット
・折り折り重ね図形のプリント問題
(なるべく大きめに印刷された問題を用意するのが望ましいです)
では、やり方を詳しく説明していきます。
①まずは子どもに予想させる
まずは、プリントを見せて、お子さん自身に対称軸で紙を折ったときに、どんなふうになるか予想させましょう。
また、このときのポイントは、しっかりとお子さんが予想した答えをクーピーで書かせることです。
そうすることで、後ほど絵の具を使って答え合わせしたときに、自分の答えと正解でどのように違うのかをわかりやすく説明することができます。
そのため、まずは正解不正解を考えさせず、お子さんに自分の予想を書かせてあげるようにしましょう。
②絵の具を使って正解か確認する
お子さんの予想を紙に書かせたら、次は答え合わせです。
このときやってしまいがちなのが、お母さんが答えの線を赤ペンなどで直接書き入れてしまうことです。
この方法だと最初に予想した答えが間違っていた時、幼児期のお子さんはお母さんの答えを見ても「なんでそうなるんだろう…」というモヤモヤが残ってしまって、納得できないことが多いです。
そのため、しっかりとお子さんが手を動かして、自分の答えと正解が違っていることを”実感”できるように工夫してあげる必要があります。
そこで役立つアイテムが絵の具です。
やり方としては、次の通りです。
1.問題用紙の線に沿って、絵の具を塗る
この作業は、巧緻性が鍛えられていないお子さんにとっては難しいため、最初は親御さんがやってあげましょう。
慣れてきたらお子さんにやらせてみるのもOKですが、今回は巧緻性のトレーニングが目的ではなく、あくまで折り折り重ね図形の問題を理解してもらうのが目的なので、時間短縮のためにも、最初はお母さんがやってあげることをおすすめします。
2.対称軸(真ん中の線)に沿って紙を折る
この作業は比較的簡単で、時間もかからないため、お子さんにやらせてあげることをおすすめします。
また、絵の具が反対側の紙に映るように、しっかりと折り曲げて、最後に軽くポンポンと紙の上を叩かせるようにしましょう。
3.紙を開いて、答えを確認
さいごに、紙を開きましょう。お子さんの予想した線と絵の具の線が重なれば、それは正解です。
逆に、重ならなければ不正解ということになります。
まずは、この方法で、何枚か解かせてみることをおすすめします。
そうすることで、自分の予想が正解とずれていることをお子さんご自身が実感することができます。
また、5枚くらいプリントを行ったら、すでに問いたプリントをもとに予想の段階で、お子さんと一緒に考えてみましょう。
そうすることで、徐々に正解するようになるケースもあります。
③折り折り重ね図形の問題のテクニックを教える
さいごに、折り折り重ね図形の問題を解く時のテクニックを教えてあげましょう。
折り折り重ね図形の問題のテクニックとは、次の3つです。
①記号を書かせる(最初のうちだけでも大丈夫です)
まず、折り折り重ね図形の問題を解きやすくなるように、各辺とぶつかるところに、記号を欠かせましょう。
②どの線とどの線が重なるのか(対応するのか)を確認
対称軸は変わらないことを教えるのもポイントです。
③①で書いた記号がどこに移動するか確認
このとき、対象軸にある記号は動かないことも教えるようにしましょう。
正直、ほとんどの点対称の問題は、上記のテクニックを覚えれば解くことができます。
ただ、最初からテクニックを教える勉強は個人的にはおすすめしません。
というのも、幼児期のお子さんには、まずは五感で問題に触れて、”実感”をしてもらうことが大切だと考えているからです。
実感するからこそ、自分の間違えに気づき、答えに納得することができます。
そのため、折り折り重ね図形の問題の教え方に悩んでいる方、お子さんが折り折り重ね図形を苦手としている場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
「折り重ね図形」にオススメの問題集
以下では、「折り重ね図形」の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「折り重ね図形」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「重ね図形(折り重ね図形) 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『重ね図形(折り重ね図形) 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
さらに、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、「折り重ね図形」の単元を強化したい方、家庭学習で「折り重ね図形」に関する問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「重ね図形(折り重ね図形) 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「折り重ね図形 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「折り重ね図形 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 折り重ね図形(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「折り重ね図形 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「折り重ね図形」の応用問題を解きたい方、「折り重ね図形」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「折り重ね図形」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 折り重ね図形(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、折り折り重ね図形の問題の教え方やポイントなどについて、小学校受験講師が解説してきました。
折り折り重ね図形は幼児期のお子さんにとってはイメージが掴みづらい単元のひとつということもあって、いきなりペーパーで解かせてもうまくいかず、苦手意識をもってしまうことが多いです。
そのため、折り折り重ね図形の問題を初めて解かせる時は、ぜひ今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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