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【国立小学校に向いている子は?】国立小学校受験で合格する子どもの共通点を解説!

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「国立小学校に向いている子って?」

「国立小学校に合格できる子の共通点は?」

小学校受験において、よく「国立向き」「私立向き」など向き不向きが話題になることが多いです。

正直、子どもの性格や性質だけで、向き不向きを判断することは難しいです。

ですが、その一方で、国立小学校の教育方針や特徴などを含めると、「向いているご家庭」「向いていないご家庭」があります。

また、国立小学校に合格する子どもに共通して見られる点はあります。

そこで今回は、国立小学校に向いているご家庭そうでないご家庭国立小学校に合格する子どもの共通点などについてわかりやすく解説していきます。

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【どんな家庭が向いている?】
国立小学校向きのご家庭の5つの特徴

国立小学校向きのご家庭の特徴は以下の5つです。

①指導力の高い教員の授業を受けたい

②最新の研究理論を取り入れた授業を受けたい

③時間にゆとりのある小学校生活を送りたい

④授業料が無料の学校が良い

⑤教育への関心が高い親子と知り合いたい

上記の項目に多く当てはまるほど、国立小学校に向いていると言えます。

逆に、当てはまらないことが多いのであれば、国立小学校にはあまり向いていません。

では、それぞれのポイントについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

①指導力の高い教員の授業を受けたい

国立小学校の一番の魅力は教員の指導力の高さです。

国立小学校では、各地域から選抜された指導力のある教員が集結しているため、一般的な公立小学校に比べて、日々、優秀な先生方から教わることができます。

また、学校によっては教科担任制をとっている学校も多く、教科ごとに専門性の高い先生が担当してくれるため、その分、授業の質も上がります。

ですので、指導力の高い教員の授業をお子さんに受けさせたいと考えているご家庭にはピッタリです。

②最新の研究理論を取り入れた授業を受けたい

国立小学校では、「実験校」としての使命があります。

そのため、付属大学と連携することで、最新の研究理論を取り入れ、その授業を受けることができます。

また、国立小学校では画一的な教育を嫌っているため、その授業内容や教え方はさまざまで、たとえば、新聞づくりなど独自のメニューもあれば、音楽と国語を組み合わせた科目横断的な授業体験学習などもあります。

ですが、これあデメリットになることもあります…

というのも、国立小学校に集まる経験豊富な先生方の中には、教科書を使用しない先生独自の切り口で授業を展開する先生も…。

そうすると、結果的に教科書で習うはずの単元が終わらなかったり、遅れたりすることもあります。

基本的に私立の中学受験を受けるつもりで国立小学校を受験する方は少ないので、影響はあまりないかもしれませんが、万が一私立中を受験することになったり、中学進学後に外部から入ってきた生徒と競争することになったとき、何らかのネックになる可能性はあります。

これらのメリット・デメリットを踏まえて、最新研究を取り入れた授業をお子さんに受けさせたいと考えているご家庭には向いていると言えます。

③時間にゆとりのある小学校生活を送りたい

国立小学校では、宿題などが公立や私立に比べて少ないと言われています。

そのため、その分、日々の時間にゆとりがあります。

もちろん、その時間をどのように活用するかはそれぞれで、習い事に打ち込んだり、自由な学習に投資したりする生徒さんもいます。

また、来たるべき中学受験に備えて中学受験塾に通ったり、難関大学や医学部を目指して早くから備えたりするご家庭も多いです。

そのため、

「時間にゆとりのある小学校生活を子どもに送ってもらいたい」

「中学受験に備えて塾に通わせたい」

「将来医学部へ通わせたい」

などと考えているご家庭にはオススメです。

④授業料が無料の学校が良い

国立小学校は私立小学校とちがって、「入学金」や「授業料」などはかかりません。

そのため、一年間で約80~100万円の授業料がかかる私立と比べると、高額な費用なしで質の高い授業を受けることができるのも大きな魅力のひとつです。

ですが、教材費や給食費、後援会費など諸費用はかかるため、初年度は1年で25万円~30万円かかります。

ただ、それを踏まえても、私立に比べると格段に安いため、比較的低予算で質の良い授業をお子さんに受けさせたいご家庭も国立小学校向きです。

ちなみに、国立小学校の学費・費用について詳しく知りたい方は以下でわかりやすく解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

【国立小学校の学費・費用はいくら?】授業料や学費を公立小学校と比較!国立小学校は私立小学校とちがって、「入学金」や「授業料」などはかかりません。ですが、教材費や給食費、後援会費など諸費用はかかります。そこで、今回は国立小学校でかかる各費用の内訳に加えて、首都圏の各国立小学校の初年度の学費や諸費用をご紹介します。...

⑤教育への関心が高い親子と知り合いたい

国立小学校では、ペーパーテスト行動観察面接などの入学試験が設けられています。

そして、それらの一定の基準を満たした子どもが集まるため、公立小学校に比べて集まる生徒のレベルは高くなります。

そのため、優秀な子どもたちと切磋琢磨でき、さらなる能力・意識の向上を促し、成長につながります。

また、レベルが高いのは子どもたちだけではありません。

国立小学校の保護者の方々は、一般的な公立小学校に比べて学歴や子どもの教育への関心・意識が高い傾向があります。

習い事やお稽古事、受験などについてはもちろん、最新の教育に関してなど、さまざまな情報を持っている保護者が多いです。

そのため、良識があり、子どもの教育への意識が高い親御さんが集まる環境に入りたい方にも国立小学校は向いています。

国立小学校受験入門バイブル

国立小学校の受験を検討しているご家庭の方に最初に手に取っていただきたい書籍が神山さんの『国立小学校合格バイブル』です。

この著書では、「国立小学校とは?」から始まり、国立小学校の特徴や試験内容、具体的な対策方法などが丁寧に記載されています。

また、長年の指導経験から導き出された国立小学校に受かるために必要なポイントなども解説されています。

ですが、願書の書き方や深い部分に関してはあまり述べられていないため、「国立小学校入門編」に近い内容となっています。

そのため、国立小学校を検討している方、国立小学校の特徴や試験内容を網羅的に知りたい方に特にオススメです。

気になる方は、一度手に取ってみてくださいね!

【国立小学校に合格する子は?】
国立小に合格する子どもの7つの共通点

国立小学校に合格する子どもには、共通点が見られます。

それは以下の7つです。

①「聞く力」「良い姿勢」を保てる

②基本的な挨拶ができる

③きちとした返事ができるか

④きちんと待っていられるか

⑤一定の知能やマナー・常識が備わっている

協調性やコミュニケーション能力がある

⑦手先の動きや生活習慣が身についている

では、それぞれのポイントについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

①「聞く力」「良い姿勢」を保てる

小学校受験のペーパーテストの最大の特徴は、

問題文が音声であること

です。

つまり、中学受験や高校受験のように問題用紙に問題文が書いてあり、それを自分で読んで解き進めていくというスタイルではありません。

小学校受験では、テープレコーダーまたは、試験監督の先生が問題文を読み、それを聞いた上で各問に答えていきます。

(もちろん、設問も音声です。)

そのため、まず受験生のお子さんに求められるのが聞く力(聞き取る力)です。

流れてくる音声をしっかりと聞き取る力がないと、問題内容を理解できません。

そうなると、当然問題に回答することもできません。

(ちなみに問題が読まれる回数は基本的に”一度きり”です。)

ですので、小学校受験のペーパーテストでまず学校側が子どもたちに求めているのは「聞く力」だと言えます。

たしかに、日々の学校生活や授業で先生の話や指示を聞けないようであれば、学校側が「入学させるのは難しい」と判断するのも無理はありません。

そのため、「聞く力(聞き取る力)」は合格する子どもの共通点のひとつです。

また、この聞く力とセットで見られているのが、座っているときの姿勢・態度です。

基本的に問題文を聞くときは「手はお膝の上」と決まっていますし、聞く態度が悪いと点数が良くても合格できません。

そのため、「聞く力」だけでなく聞くときの姿勢・態度もしっかりと意識できることが大切です。

②基本的な挨拶ができる

基本的な挨拶ができることも合格する子どもの共通点のひとつです。

挨拶はコミュニケーションの基本です。

そのため、先生に対してはもちろん、子ども同士でもしっかりと挨拶やお礼などを言えるかが大切になります。

具体的には以下の言葉などが該当します。

【先生が相手の場合】

「おはようございます。」

「よろしくお願いします。」

「ありがとうございます。」

「ごめんなさい。」

「さようなら。」

など

【子ども同士の場合】

「おはよう(こんにちは)」

「よろしくね」

「ありがとう」

「ごめんね」

「さようなら」

など

また、これは、日常生活で保護者の方がお子さんに挨拶が大切であることを伝えているか見極めるポイントでもあります。

そのため、日頃から意識することが大事になります。

③きちとした返事ができるか

先生の指示や声掛けに対して、きちんとした返事ができるかどうかも重要なポイントです。

 

「はい」とハキハキ・元気よく返事できるか、また、NOの場合は、「いいえ」としっかり伝えられるかどうかも大切です。

「は~い」などダラッとした返事などもNGです。

また、わからないことを聞かれときも「うーん」とモゴモゴしたり、黙り込まないで「わかりません。」としっかり伝えることができるかもポイントになってきます。

ちなみに、受験当日は名前ではなく、番号で呼ばれることもあるため、それに対してもきちんと返事ができるか大事になります。

④きちんと待っていられるか

国立小学校受験に合格する子どもは、共通して「待つこと」ができます。

これには、自分の順番が来るまで待てることはもちろん、先生のお話や指示を聞くときの姿勢・態度が含まれています。

具体的には、他の受験生がテストをしているときに、

「静かにきちんと座って待っていられるか」

「おしゃべりしないでいられるか」

などが見られています。

そのため、ペーパーテストや運動テストなどがいくら上手くいったとしても、落ち着きがなかったり、じっと待っていられなかったりすると不合格になります。

そのため、待っているときお姿勢や態度も評価対象であることをしっかりと理解しておきましょう。

⑤一定の知能やマナー・常識が備わっている

国立小学校受験に合格するお子さんは一定の知能があります。

具体的には、「数の基本的な概念(※)」「重さ(質量)の概念」「比較」「図形」など算数の土台となる力語彙力話す力文章をつくる力など言語的な能力を問う内容が出題されやすいです。

※数を数えたり、足したり、引いたり、分けたりできるか。

ですが、基本的にひらがなを書いたり、数字を書いたりなど、「書かせる問題」は出題されません。

そのため、あくまでも基礎的な思考力や知能を問うことを目的としています。

また、それに加えてもう一つ必要なのが「基本的なマナー・常識」です。

これは、例えば、日本の季節や行事など、いわゆる「日本人としての常識」を問う問題や花・生き物の知識を問う問題、ほかには、普段の生活で知っておくべきマナー(※)を問う問題などがあります。

※電車の中など公共の交通機関でのマナー・振る舞いなど

これらは、普段、親御さんのご家庭での教育や躾(しつけ)などが行き届いているかをチェックするためのものでもあります。

そのため、これらの要素を身につけることも大切です。

ちなみに、この知識が問われるペーパー課題に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

【小学校受験のペーパーテスト対策】頻出テーマや対策ポイントをわかりやすく解説!小学校受験では他にも、製作課題や運動、口頭試問などさまざまな試験がありますが、ペーパーテストもしっかりと対策しておく必要があります。そこで、今回は小学校受験のペーパーテストでどんな内容を問う問題が出題されるのかなどわかりやすく解説していきます。...

⑥協調性やコミュニケーション能力がある

国立小学校受験に合格するお子さんには「協調性」「コミュニケーション能力」が共通してあります。

具体的には、行動観察などを通して、

一緒に楽しく遊べるか、

指定された課題に仲間と協力して取り組めるか、

お友達の邪魔をしたりしないか

などが大切になります。

また、これには先ほど解説した基本的な挨拶、具体的には「ありがとう」「ごめんなさい」などのお礼と謝罪相手を誘うことができるか自分の意見を言えるかどうかなども含まれています。

コミュニケーションは、入学後の集団生活で必要な基礎的な力でもあるので、それほど重要度も高くなります。

さらに、相手の立場に立てるか、思いやりがあるかも大切なポイントのひとつです。

小学校受験では、さまざまな課題を通して、相手の気持ちを考える姿勢があるかを見ています。

一緒に課題に取り組むなかで、自分の意見を伝えることも大切ですが、相手の意見を真っ向から否定するのではなく、尊重し、受け入れることも時に必要です。

場合によっては、相手に譲ったほうがいいこともありますし、お互い納得できる妥協点を見つけることも大切です。

ですが、いずれいしても相手がどう思っているか、どんな気持ちかを考えることは必要不可欠です。

そのため、相手の立場に立ったり、思いやりを持ったりすること合格に必要な点であると言えます。

⑦手先の動きや生活習慣が身についている

国立小学校受験の課題のひとつに製作課題があります。

これは「工作」に近いもので、手先の動きや器用さ(巧緻性)、そして、生活習慣における基本的な作業が出題されます。

また、政策課題では完成後の作品に重点が置かれるというよりは作るにあたっての過程が評価の対象になります。

例えば、作品を作る過程での手先の動きで、小学校受験の製作課題では、色を塗ったり、ハサミを使ったり、ひもを結んだりなどの作業があります。

これら巧緻性(こうちせい)とも言われ、手先の器用さを表します。

他には、ぞうきんを絞れるか、また、洋服を畳めるかなど生活習慣における作業を審査する内容が出題されることもあります。

そのため、製作課題では、手先の動きや器用さ(巧緻性)、そして、生活習慣における基本的な作業ができることも国立小学校に合格する子どもの共通点のひとつと言えます。

ちなみに、製作課題に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はチェックしてみてくださいね!

【小学校受験の工作・製作課題とは?】頻出の製作課題をわかりやすく解説!製作課題の審査の対象は作品の質ではなくて、それを作る過程での手先の動き(巧緻性)だったり、指示通りに作業を進められるかなど見られています。そこで、今回は製作課題のポイントや対策すべき手先の動き、評価の基準などについてわかりやすく解説していきます。...
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また、長年の指導経験から導き出された国立小学校に受かるために必要なポイントなども解説されています。

ですが、願書の書き方や深い部分に関してはあまり述べられていないため、「国立小学校入門編」に近い内容となっています。

そのため、国立小学校を検討している方、国立小学校の特徴や試験内容を網羅的に知りたい方に特にオススメです。

気になる方は、一度手に取ってみてくださいね!

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さいごに

今回は国立小学校に向いているご家庭や、国立小学校に合格する子どもに見られる共通点について解説してきました。

国立小学校のさまざまな特徴に賛同できるのであれば、そのご家庭に向いていることになります。

また、国立小学校に合格するお子さんたちはそれぞれの性質がありますが、共通して見られる点もありますので、それもしっかりと意識して日頃から対策する必要があります。

これらの点を踏まえて、国立小学校が気になっている方はぜひ検討してみてくださいね!

また、国立小学校のメリット・デメリットについて改めて知りたい方は以下の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみてくださいね!

【国立小学校ってどんな学校?】国立小学校の特色やメリット・デメリットを解説!国立小学校の受験は、毎年数十倍の倍率になるほど志願者が多く、熾烈な受験競争が繰り広げられています。その人気の秘訣は何なのかご存知でしょうか?そこで、今回は国立小学校の魅力やメリット・デメリットなどについてわかりやすく解説していきます。...
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