「国立小学校の受験で抽選なんてあるの?」
「国立小学校の抽選ってどんなシステム?」
国立小学校の受験において、最も特徴的なシステムが「抽選」です。
基本的に国立小学校では、入学試験とは別に「抽選」があります。
抽選は、1回しか行わない学校もあれば、能力検査の前後で2回実施する学校もあります。
また、抽選は基本的に「運がすべて」です。
そのため、国立小学校に合格する実力があったとしても、抽選によって落ちてしまうケースもあるということです。
「運も実力のうち」なんてよく言われますが、受験するご家庭にとっては残酷なシステムですよね…。
ですが、国立小学校に合格したいのであれば、この抽選を突破する必要があります。
そこで、今回は国立小学校の受験で実施される抽選のシステムについてわかりやすく解説していきます。
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目次
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【どうやって抽選するの?】
抽選方法と2つの抽選パターン
抽選は公開で、各学校それぞれの方法で実施していますが、大きな違いはありません。
また、細かい抽選手順などについては、当日の抽選会場で発表されます。
抽選の流れには主に次の2つのパターンがあります。
①抽選⇛能力検査⇛抽選
②能力検査⇛抽選
ではそれぞれのパターンについてもう少しく見ていきましょう。
※今回は首都圏(1都3県)に下記の10の国立小学校を対象に解説していきます。
■東京学芸大学附属世田谷小学校
■東京学芸大学附属小金井小学校
■東京学芸大学附属竹早小学校
■東京学芸大学附属大泉小学校
■お茶の水女子大学附属小学校
■筑波大学附属小学校
■横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
■横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
■埼玉大学教育学部附属小学校
■千葉大学教育学部附属小学校
※千葉大学教育学部附属小学校は以前は抽選がありましたが、現在は行われていません。
※もし下記の国立小学校を受験する場合は、公式HPや募集要項などに抽選についての記載があるので、そちらをチェックしてみるようにしましょう。
①抽選⇛能力検査⇛抽選
まず一つ目は、一次選考で抽選を行った後、二次選考で能力検査を実施し、第三次選考で再び抽選を行って最終合格者を決定するパターンです。
この抽選システムを採用している学校は次のとおりです。
■東京学芸大学附属竹早小学校
■東京学芸大学附属大泉小学校※第1次・2次選考のみ
■お茶の水女子大学附属小学校
■筑波大学附属小学校
この場合の抽選は保護者、または学校長がおこない、定員の3~4倍の当選者を選抜してから、ペーパーや運動テストなどの能力検査がおこなわれます。
そして、能力検査をして一定の水準の受験生を選んだ後に最後の抽選を行い、合格者を決定という流れになります。
例えば、国立小学校のなかでもトップクラスの人気を誇る「筑波大学附属小学校」では、まず「第一選考」で、生年月日順に、3つのグループに振り分け、抽選を行います。
A(4月~7月)
B(8月~11月)
C(12月~3月)
※定員の3倍程度に絞られると言われています。
次に、当選者は第二次選考で、ペーパーや運動テストなどの能力検査をおこないます。
※定員の2倍程度に絞られると言われています。
(ちなみに二次試験の待機中に保護者の方は課題作文があります。)
そして、第二次選考を突破した受験生を対象に第三次選考でもう一度抽選を実施し、最終合格者を決定します。
②能力検査⇛抽選
2つ目は、一次選考で能力検査を実施し、一定の水準に達する受験生を選んだ後で、第二次選考で抽選を行い、最終合格者を決定する方法です。
この抽選システムを採用している学校は次の通りです。
■東京学芸大学附属世田谷小学校
■東京学芸大学附属小金井小学校
■横浜国立大学教育学部附属鎌倉小学校
■横浜国立大学教育学部附属横浜小学校
■埼玉大学教育学部附属小学校
このパターンの場合、抽選は1回のみなので、能力検査の前後で2回抽選がおこなわれる学校に比べると、抽選で落ちる可能性は低いです。
(とは言っても、ほんの気休め程度の差にしかなりませんが…)
ここまでの解説を踏まえて、国立小学校の抽選には主にの2つのパターンがあることをしっかりと押さえておくようにしましょう。
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この著書では、「国立小学校とは?」から始まり、国立小学校の特徴や試験内容、具体的な対策方法などが丁寧に記載されています。
また、長年の指導経験から導き出された国立小学校に受かるために必要なポイントなども解説されています。
ですが、願書の書き方や深い部分に関してはあまり述べられていないため、「国立小学校入門編」に近い内容となっています。
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【抽選の際の服装は?】
考査日と同じお受験スタイルでOK!
抽選日の服装は、試験を受ける考査日と同じ格好で親問題はありません。
また、国立小学校は私立小学校とはちがって、基本的に服装の自由の幅が広いです。
ただ、だからといって好きな洋服を来ていくと、周りと大きくちがって、浮いてしまうことも…。
そのため、いわゆるお受験スタイルが無難です。
お受験スタイルの定番は以下の記事でわかりやすく解説していますので、あわせてチェックしてみてくださいね!
【抽選を免除するこはできる?】
附属幼稚園から進学の場合は免除!
抽選を逃れる唯一の方法は、志望する国立小学校の附属幼稚園に入園することです。
ちなみに、首都圏の国立小学校の中で附属幼稚園があるのは次の5校です。
■東京学芸大学附属竹早小学校
■東京学芸大学附属小金井小学校
■お茶の水女子大学附属小学校
■埼玉大学教育学部附属小学校
■千葉大学教育学部附属小学校
※千葉大学教育学部附属小学校は以前は抽選がありましたが、現在は行われていません。
なお、「東京学芸大学附属竹早小学校」「埼玉大学教育学部附属小学校」「千葉大学教育学部附属小学校」の3校は一貫教育という観点から原則、全員が附属小学校に進級できます。
一方で「お茶の水女子大学附属小学校」「東京学芸大学附属小金井小学校」の2校に関しては、一般志願者と同様に能力検査は受ける必要がありますが、抽選は免除されるため、それだけで有利になることは間違いありません。
そのため、お子さん幼稚園入学前で、将来国立小学校を志望しているという場合であれば、小学校受験ではなく、幼稚園受験にトライするのも一つの選択肢です。
ですが、もしお子さんがすでに年少~年長の場合、残念ながら抽選による選考は割けられないので、受験を希望する場合は、実力以外の運によって落ちることがあることを理解して、覚悟を決める必要があります。
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【さいごに】
できる準備をすることが大切!
今回は国立小学校の抽選システムについて解説してきました。
抽選は、運がすべてなので、納得いかない方もいらっしゃると思います。
ですが、抽選は制度なので、その点に不満を言っても何も変わりません。
そのため、能力検査など、できる対策・準備を万全にしておくことが大切です。
(いずれの抽選パターンでも、合格するには能力検査を勝ち抜く必要があります。)
ですので、まずはご家庭でできることから始めていくようにしましょう。
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