【小学校受験】「隠れた数・数の合成」の教え方とオススメ問題集！

小学校受験のペーパー課題でよく出題される単元のひとつに「隠れた数・数の合成」があります。

「隠れた数・数の合成」では、次のような問題が出題されます。

このように、隠れた数や数の合成では、「元の数」「見えている数」「隠れている数」を確認する力が必要になります。

また、答えを導き出すためには、足し算や引き算の発想も大切になります。

そこで今回は、「隠れた数・数の合成」の教え方やポイント、オススメの問題集について、小学校受験講師が解説していきます。

「隠れた数・数の合成」を教える時のポイント

「隠れた数・数の合成」を教える時のポイントは、主に次の3つです。

では、1～3について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.問題文をよく聞くように伝える

「隠れた数・数の合成」の問題を解く時には、問題文をよく聞いて、「元の数」を聞き取る必要があります。

例えば、以下の問題であれば、オタマジャクシが10匹いることを聞き取らなければ、答えを導き出すことはできません。

そのため、この問題を教える時には、問題文を聞き逃さないように伝えるようにしましょう。

また、この単元に関係なく、小学校受験では、テスター（試験官）が問題を読んだり、指示を出したりすることが多いため、「聞く力」が重要になります。

ですので、家庭学習を行う際は、文章を聞き取れているかもきちんと注意して見てあげるようにしましょう。

2.見えている数→隠れている数を求める

「隠れた数・数の合成」の問題は、基本的に「見えている数→隠れている数を求める」という手順で解くことをおすすめします。

設問を聞き取る段階で、「元の数」を聞き取ることができれば、見えている数を数えて、足りない分の◯を回答欄に書けばOKです。

この時、引き算の発想をあえて使わせようとする親御さんもいらっしゃいますが、「見えている数→隠れている数を求める」という手順で行えば、もっと簡単に素早く解くことができます。

ですが、数を数える段階で数え間違いしたり、ケアレスミスをする可能性もあります。

そのため、解く時にこのようなミスをしないように注意して教えることもポイントです。

3.印をつけながら数える

「隠れた数・数の合成」の問題を解く時には、印をつけながら数えるように教えるのもポイントです。

そうすることで、数え忘れや数え間違いなどのケアレスミスを防ぐことができます。

このような数に関する問題では、とにかく簡単なミスをなくして、正答率を高めることが大切になります。

そのため、この単元に関わらず、印やメモを取りながら問題を解く習慣を身につけさせるようにしましょう。

「隠れた数・数の合成」のオススメ問題集

以下では、「隠れた数・数の合成」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。

そのため、「隠れた数・数の合成」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！

ばっちりくんドリル「隠れた数・数の合成 基礎編」

『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。

「隠れた数・数の合成 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。

また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。

ばっちりくんドリル「隠れた数・数の合成 応用編」

こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。

基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「隠れた数・数の合成」の応用問題を解きたい方、「隠れた数・数の合成」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。

また、「隠れた数・数の合成」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。

さいごに

今回は、「隠れた数・数の合成」の教え方やポイント、オススメ問題集について、小学校受験講師が解説してきました。

「隠れた数・数の合成」は、「元の数」「見えている数」「隠れている数」を確認する力が必要になります。

また、そのためには、「聞き取る力」や足し算・引き算の発想が大切になります。

そのため、「隠れた数・数の合成」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね！