小学校受験の巧緻性の分野でよく出題される課題のひとつに「紐通し」があります。
実際、紐通しの課題は、過去に次のような有名私立・国立学校で出題されたことがあります。
■暁星小学校
■東京学芸大学付属小金井小学校
■筑波大学附属小学校
など
紐通しの課題では、次の2つのタイプの問題が出題されることが多いです。
①見本の通りに形を作る
例)正方形、平行四辺形など
②紐結び
例)玉結び、蝶々結びなど
③紐にビーズなどを通す
この中でもよく出題されるのが①と②のパターンです。
また、紐通しの課題は、お子さんが躓きやすい課題のひとつでもあります。
そこで今回は、紐通しに使えるおすすめの教材や対策方法などについて、現役の小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。
目次
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!
「紐通し」のおすすめ教材
「紐通し」の教材はさまざまなものがありますが、その中でもおすすめなのが、以下の教材です。
【商品名】
ひも通し4×4(ひもの色はランダムで2本入り) (手先の巧緻性)
【価格】
660円
【その他】
紐の色はランダムです。
こちらの紐通し教材のポイントは、穴の数が「4×4」になっていることです。
他の紐通しの教材では、たくさんの形が作れるように穴の数が多く用意されているものが多いです。
ただ、穴の数が多いと、その分お子さんは紐を通す穴を見間違えてしまう可能性が高くなります。
そのため、初めて紐通しの練習をするのであれば、穴の数は「4×4」がおすすめです。
実際、先程ご紹介した暁星小学校でも、「4×4方眼の台紙」で紐通しの課題が出題されました。
そのため、初めて紐通しの練習をしたいのであれば、こぐま会の「ひも通し4×4」がおすすめです。
「紐通し」の対策方法とポイント
次に、先程ご紹介した「4×4方眼の台紙」を用いた紐通しの対策方法を解説します。
対策方法は以下のステップを踏んで行うことをおすすめします。
①玉結びをできるようにする
②線だけの見本図で練習する
③簡単な図形を作る
④1本の紐で図形を2つ以上作る
⑤船や家などの形を作ってみる
では、①~⑤のポイントやコツをそれぞれ詳しく解説していきます。
①玉結びをできるようにする
まず、紐通しの練習をするにあたって、紐の片方を玉結びする必要があります。
そのため、紐通しの練習をするときは毎回最初に玉結びをお子さんにやらせてあげるようにしましょう。
もちろん、いきなりは難しいと思いますので、最初はお母様がやってあげて問題ありません。
ですが、2回目以降は一緒に取り組んだり、丁寧に教えてあげながらお子さんに自分で玉結びをやらせてあげましょう。
②線だけの見本図で練習する
玉結びができたら、いよいよ紐通しの練習です。
紐通しは基本的に見本図を示してあげて、それと同じ図になるように練習させてあげるのがおすすめです。
ただ、最初から図形などの見本図を見せると難しいため、まずは次のような線だけの見本図を見せて、作らせてあげましょう。
まずは、このようなシンプルな課題を見せて、見本通りに穴に紐を通せるかチェックしましょう。
おそらく、紐通しを初めて行うお子さんにとってはこのようなシンプルな課題でも難しいと思います。
そのため、時に親御さんがフォローしながら、練習してみるようにしましょう。
③簡単な図形を作る
②のステップができたら、次は簡単な図形を作らせてみましょう
②と違って、図形を作るときには、過去に一度紐を通した穴にもう一度紐を通す必要があります。
その発想がお子さんにとって難しいことが多いです。
そのため、②ができたら、次は簡単な図形を作らせてあげましょう。
④1本の紐で図形を2つ以上作る
③ができたら、今度は以下のように1本の紐で2つ以上の図形を作らせてあげましょう。
1本の紐で複数の図形を作るとなると、作業もすごく複雑になります。
そのため、③ができたら、似たような図を1本の糸で2つ以上作らせてあげましょう。
⑤船や家などの形を作ってみる
④までできたら、最後は以下のように船や家などの形を作らせてあげましょう。
ここまでのレベルができれば、このタイプの紐通しの問題はマスターできます。
そのため、ここまで解説してきたように、徐々に見本図のレベルを上げていって楽しく取り組むようにしましょう。
蝶々結びの練習も一緒にするのがポイント!
紐通しと一緒に練習していただきたいのが「蝶々結び」です。
蝶々結びも小学校受験でよく出題される課題のひとつです。
また、小学校の中には「4×4方眼の台紙」を用いた紐通しの課題のひとつとして、蝶々結びが出題されることがあります。
そのため、紐通しの練習と一緒に蝶々結びの練習をするのもおすすめです。
蝶々結びの練習方法やコツに関しては、以下の記事で詳しく解説しているため、こちらもあわせてチェックしてみてくださいね!
さいごに
今回は、紐通しに使えるおすすめの教材や対策方法などについて、現役の小学校受験講師が解説してきました。
紐通しは、有名国立・私立小学校でもよく出題される課題のひとつです。
また、お子さんが躓きやすい課題のひとつでもあります。
そのため、今回解説したポイントを踏まえて対策してみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
三つ星ドリルは、イラストも豊富で、基礎的な問題から入試レベルの問題まで用意しているため、特定の単元を強化をしたい方、苦手単元を対策したい方にピッタリです。
さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!