今回は、2020年の暁星小学校の入試問題の内容や対策方法を解説していきます。
そのため、暁星小学校の過去問の内容を知りたい方、2020年の入試内容について知りたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
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2020年 暁星小学校の選抜方法
2020年は例年通り、第一次考査と第二次考査の2つが実施されました。
【第一次考査】
※所要時間:約1時間10~30分
第一次考査は、生年月日順(4月生まれから)っで指定された受験番号順に、20人ずつのグループでペーパーテストと運動テストが行われました。
そして、2つのテストを通して、196人を選出しました。
【第二次考査】
※所要時間:約1時間30分
第一次合格者を対象に、親子面接と集団テストが行われました。集団テストは28人単位で実施されました。
ペーパーテスト
筆記用具:赤のクーピーペン
出題方法:音声放送
※訂正方法は「//(斜め2本線)」です。
1.お話の記憶
今年度のお話の記憶では、「ウサギのピョン太の冒険のお話」が課題文として出題されました。
話の流れとしては以下の通りです。
ウサギのピョン太が起床して散歩に出かける
↓
黄色いアゲハチョウと遭遇
↓
アゲハチョウの子である幼虫をハチが襲いに来たので、ピョン太がそれを追い払う
↓
川に到着して、渡る
↓
森の中に入る
↓
迷って泣いていたところを1匹の黄色いアゲハチョウが助けてくれる
このようにお話のなかでいくつもの場面展開がありました。
また、文字の総数は1,000文字前後となっていました。
このお話に関して、次のような質問が出題されました。
Q.お話の中でピョン太が見た初めての生き物に◯をつけましょう。
Q.ピョン太が森の出口を探している時の顔に◯をつけましょう。
Q.アゲハチョウがピョン太を助けた理由に合う絵を選びましょう。
Q.4枚の絵をお話の順番になるように並べ替えた時、3番めになる絵に◯をつけましょう。
Q.お話の季節と仲良しのものに◯をつけましょう。
暁星小学校は他の学校に比べて文章が長い傾向があります。
質問の数は特別多くはありませんが、話の内容を問うだけではなく、並べ替えや季節に関する知識なども必要なため、そのような点も意識して対策するようにしましょう。
2.数量
2問目は「数量」の分野から出題されました。
問題は、左端の部屋の子どもたちが持っている果物を全部あわせて、みんなで分けた場合、1人分はいくつになるかを問う内容となっています。
答えは、4択から選ぶ形となっています。
また、果物は2種類あるため、それぞれ均等になるように分けられるかがポイントです。
3.推理・思考
3問目は「推理・思考」の分野から出題されました。
問題は、歯車に関する問題で、黒い歯車がう矢印の方向に動いた時、白い歯車がどのように動くかを問う内容です。
歯車は、その構造を理解していれば比較的簡単に解くことができますが、構造を理解していなければ解くことは難しいです。
そのため、具体物を使って、歯車の構造をしっかりと理解させることが大切です。
4.構成
4問目は「構成」の分野から出題されました。
具体的には、左端の白い紙と黒い紙を、それぞれの上に載っているハサミの数だけ切って、バラバラにしたとき、それらを使ってもどうしても作れない組み合わせの絵を選ぶ問題となっています。
4つの選択肢があり、その中から選ぶ形になっています。
この問題では、
・問題文の理解
・図形の分割と組み合わせの発想
が必要です。
そのため、聞く力はもちろん、図形を分割・組み合わせする想像力も養っておくようにしましょう。
5.記憶
5問目は「絵の記憶」の分野から出題されました。
この問題では、縦2マス×横4マスにそれぞれ違った格好をした8人の子どもが描かれている絵です。
その絵を約20秒間見せられ、その後、質問が4つほど出されます。
質問は次のような内容でした。
Q.誰も被っていなかった帽子に◯をつけましょう。
Q.誰も持っていなかったボールに◯をつけましょう。
Q.手を挙げていた人と同じ数のリンゴに◯をつけましょう
Q.メガネをかけていた人と同じ数のリンゴに◯をつけましょう。
8人の子どもたちは、服装が違うのはもちろん、帽子や眼鏡、手に持っている物などもそれぞれ異なります。
そのため、細かいところまでしっかりと記憶できるように練習する必要があります。
6.観察力
6問目は「観察力」の分野から出題されました。
具体的には「迷路」に関する問題で、アリがアメに辿り着けない迷路を選ぶ問題になっています。
迷路はスピードと正確性の2つが大切になります。
そのため、日頃からゲーム感覚で迷路をやらせて、スピードをつけておくようにしましょう。
7.言語・常識
7問目は「言語・常識」に関する問題で、次のような問いが出題されました。
・動物の名前が入っているものに◯をつけましょう
・よくないことをしている様子の絵に◯をつけましょう
・(「こいのぼり」のメロディーが流れて)この歌に出てくるものに◯をつけましょう。
・まちがっているシーソーの絵に◯をつけましょう。
・次のマークが表すもののうち、地震のときに使ってはいけないものに◯をつけましょう。
暁星では「標識(マーク)」などに関する問題も出題されることがあるため、しっかりと覚えておくようにしましょう。
運動テスト
運動テストでは、次のような課題が出題されました。
■かけっこ
2人ずつ走って、コーンを回ってスタート地点まで戻ってくる。
■ジグザグドリブル
2人1組で、3本のコーンの間をボールでドリブルしながらジグザグに進み、一番遠いコーンを回ってスタート地点まで戻ってくる。
■ボール投げ上げ・ボール投げ
ドッチボールをその場で上に投げ上げて、3回手をたたいてからキャッチする。
その後、壁に貼られたフープを目がけてドッチボールを投げ、自分で取りに行く。
■連続運動
まず、コーンとコーンの間をケンケンで進みます。その後、床にジグザグに置かれたフープを両足とびで進んでゴールする。
ジグザグドリブルは、他の学校に比べても難度の高い運動テストなので、しっかりと対策しておくようにしましょう。
また、ドッチボールを上にあげて、その間に手を3回叩くのも難しい課題の一つなので、しっかりと練習しておくようにしましょう。
第二次考査の内容とポイント
まずは第二次考査で実施された内容とポイントについて解説していきます。
集団テスト
集団テストでは次のような課題が出されました。
■生活習慣①
7人一組で、行います。
塗り箸で右側の透明な入れ物に入っている小豆をつまんで、左側の青い入れ物に移す課題です。
■生活習慣②
7人一組で行います。
机の横にはかばんが置かれており、その中には本、タオル、靴下、筆箱、お弁当箱、バンダナが入っています。
課題では、立ったままで机の中から道具箱を取り出し、かばんの中に入っているものをお手本と同じように、その道具箱の中に片付けます。
片付けが終わったら、テスターが渡す校内着を着て、いすに座ります。
「やめ」と言われたら、校内着を脱いでテスターに返します。
■巧緻性
7人一組で実施します。
・おにぎりが3個描かれたお弁当の台紙
・折り紙(黄緑、オレンジ色、白、黄色)各1枚
・液体のり
・はさみ
・のりづけ用の下敷きにする紙
お手本を見た後に、それと同じになるように、黄緑の折り紙でレタスを、オレンジの折り紙でウィンナーソーセージを、白と黄色の折り紙でゆで卵を作ります。
このとき、レタスは手でちぎり、ウィンナーソーセージとゆで卵はハサミで切って作ります。
最後に、台紙のお弁当箱に貼って終わりです。
■行動観察①
7人一組で行います。
円形に引かれた線の上を歩く課題です。テスターが吹く笛のリズムに合わせて、走ったり、スキップしたりします。
また、笛がピーッと長く鳴ったら、止まります。
他にも前の人を抜かさない、ぶつからないなどのお約束があります。
■行動観察②
4人一組で行います。
1.机の上にトランプが裏返しでバラバラに置かれています。グループ内で、2人組に分かれて、組対抗戦で神経衰弱を行います。
※2人組で相談しながらやっても良い。
2.グループの人数よりも多い数のスーパーボールや恐竜のおもちゃなどがあり、みんなで分けて持ち帰ります。
■自由遊び
受験者全員で行います。上履きを脱いでマットの上にあがります。その後、プラレール、ミニカー、サッカーゲーム、野球ゲームなどのおもちゃで自由に遊びます。
ただし、走っているプラレールには触ってはいけません。
■行動観察③
受験者全員で行います。
テスター1人対全員で、立ったまま3回ジャンケンをします。
負けたら座り、勝ったときとあいこのときはそのままジャンケンを続けます。最後の1人に残ったら、恐竜のおもちゃがもらえます。
親子面接
親子面接では、入室したらジャンケンをして、勝った順に席を決めて着席します。
【お子さん本人への質問】
・お名前を教えて下さい。
・幼稚園(保育園)の名前を教えて下さい。
・どんなときにお父さんやお母さんにほめられますか、しかられますか。
【言語(判断力)の課題】
駅のホームの様子の絵を見せられます。
(2人の子どもが黄色い線の外側で傘で遊んでいる様子の絵)
その絵を見せられた後に、次のような質問がされます。
・どんな絵ですか。
・あなたがこのようなことをしてしまうのは、どのようなときですか。
・お友達がこのようなことをしていたら、あなたならどうしますか。
・お友達に「やめよう」と言ってもやめなかったらどうしますか。
【保護者への質問】
※父親と母親のどちらが答えてもよいとあらかじめ言われます。また、先に答えた方の話を踏まえて、もう片方の保護者に「いかがですか」「どう思われますか」などと続けて尋ねられます。
・(絵について答えた子どもの回答を踏まえて)お子さんのそのような様子を見たらどうしますか。
・よそのお子さんが絵のようなことをしていたらどうしますか。
・暁星小学校に期待することは何ですか。
・他校と比べて本校のどこがよいですか。
・お子さんのよいところはどんなところですか。
・宗教行事への参加はできますか。
親子ゲーム
3×3のマス目が書かれた台紙、白と黒の丸いカードが3枚ずつ用意されています。
子どもが父と母のどちらとゲームを行うか決めます。
ジャンケンをして、勝ったほうが先攻となり、黒か白の丸いカードを交互に置いていきます。
そして、縦、横、斜めのどれでもよいので、1列に同じ色をそろえた方の勝ちです。
勝敗がつくまで続け、もし3枚のカードを使い切った後はすでに置いたカードを動かして行います。
さいごに
今回は、2020年の暁星小学校の入試問題の内容や対策方法を解説してきました。
そのため、暁星小学校の過去問の内容を知りたい方、2020年の入試内容について知りたい方は、参考にしてみてくださいね!
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お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
また、単元別シリーズである『小学校受験三つ星ドリル』は、分野別の家庭学習用ドリルで、各単元ごとに30問収録しています。
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