課題別対策

【小学校受験】言語の重要性と今すぐ始めるべき対策・トレーニング!

小学校受験では、ペーパーや運動、絵画制作、行動観察など、多種多様な試験があります。

また、ペーパーでは、数量や図形、知識・常識問題などさまざまな分野から問題が出題されます。

このような複雑で難しい小学校受験の問題に対応するためには、早いうちから色々な準備しておくことが必要です。

その中でも特に早いうちから、準備すべき分野があります。

それは、「言語」です。

「言語」は、小学校受験を将来しようと思っている方はもちろん、まだ迷っているご家庭の方々も、今すぐ普段のお子さんとの関わりの中で意識することをおすすめします。

そこで今回は、

「なぜ、言語が大事なのか」

「そもそも、小学校受験における言語とはどんなものなのか」

などを踏まえて、丁寧に解説していきます。

小学校受験における「言語」とは?

ここでの、小学校受験における「言語」とは、主に次の3つの力を指します。

①物の名前や擬音語・擬態語

②文章で答える力

③文章を理解する力(聞く力)

では、①〜③がどんな試験や場面で必要になってくるのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

①物の名前や擬音語・擬態語 

まず1つ目は、「物の名前」や「擬音語・擬態語」です。

物の名前とは、シンプルに動物や植物、身の回りにある物の名前を指します。

この知識は、ペーパーで「しりとり」に関する問題クロスワードパズルのような問題を解く時に必要になります。

また、小学校受験では、季節問題も出題されるため、行事の名前や季節に関する花・物の名前も覚える必要があります。

「擬音語・擬態語」は、例えば、次のようなものがあります。

例)「ミーン(ミンミンゼミの鳴き声)」「にこにこ(笑っている)」

これは、ペーパーで「お話の記憶」を解く時などに必要になります。

「物の名前」や「擬音語・擬態語」は、一朝一夕で身につくものではありません。

普段の絵本の読み聞かせや親子の関わりの中でゆっくりと教えていく必要があります。

②文章で答える力

2つ目は、「文章」で答える力です。

この力は、「口頭試問」や「面接」の際に必要になります。

これらの試験では、先生の質問をきちんと理解して、それに対して適切に答える力が求められます。

その中でも、特に大事なのが「文章で答える力」です。

例えば、親子面接では、

「お名前と年齢、幼稚園(保育園)の名前を教えてください」

「自分の家の住所と電話番号を教えてください」

「普段、お母さんやお父さんにどんな時に褒められますか」

など、幼児期のお子さんにとっては難しい質問が投げかけられます。

また、このような質問をされたときに、ただ答えるのではなく、「僕(私)の名前は〜です」「電話番号は〜です」など、きちんと主語や丁寧語などを扱って答えられなければなりません。

このような表現力も、もちろん「言語」の力の一つと言えるでしょう。

また、このような文章で答える力も、日々の習慣によって、少しずつ身についていくものです。

そのため、普段からお子さんと話すときに、きちんと主語・述語・目的語・修飾語などを意識して会話することが大切になります。

③文章を理解する力(聞く力)

3つ目は、文章を理解する力(聞く力)です。

小学校受験では、お子さんご自身が設問を読む必要はありません。

なぜなら、基本的に、試験官が設問を読んだり、あらかじめ録音されたものを聞いて、問題を解いていく形式になっているからです。

つまり、自分で文字を読む力は必要ありませんが、先生や録音テープから流れる文章を聞いて、それを理解する力は必要です。

当然、文章を理解するには、その文章に含まれている語彙や表現をお子さん自身が知っている必要があります。

そのため、文章を聞いて、それを理解する力も「言語」の能力の一つと言えます。

ちなみに、文章を理解する力は、先ほどご紹介した「口頭試問」や「面接」でも必要です。

また、運動や行動観察でも、先生の説明や指示を理解する必要があるため、この力は必須です。

つまり、小学校受験におけるすべての試験で「文章を理解する力(聞く力)」は必要不可欠なのです。

ただ、この力も、ちょっと練習しただけで身につくものではありません。

普段から絵本の読み聞かせをしたり、親子でたくさん会話したりすることで、少しずつ養われていくものです。

そのため、「言語」の力は、なるべく早いうちから、いえ、今日から準備が必要なものと言えるのです。

普段からできる「言語」トレーニング

ここまで、小学校受験において、「言語」を早いうちから準備すべき理由について解説してきました。

言語は、普段から少しずつ準備し、じっくりと養う必要があります。

そこで、ここでは、普段の生活でできる「言語トレーニング」をご紹介します。

それは、次の3つです。

①絵本の読み聞かせ

②色々な種類のしりとり

③5W1Hの文章トレーニング

日々の生活の限られた時間の中で、特別な教材やアイテムがなくできるトレーニングはこの3つになります。

また、工夫次第で難易度を変えたり、ゲーム感覚でできるものもあります。

では、①〜③について、それぞれのポイントややり方を詳しく見ていきましょう。

①絵本の読み聞かせ

一つ目は、絵本の読み聞かせです。

すでにされている方がほとんどだと思いますが、言語の土台を作る上で、日々の読み聞かせは大切です。

絵本には、さまざまな物の名前や擬音語・擬態語が出てきます。

また、ストーリーを通して、言語を学ぶことができるため、お子さんもスッと頭に入りやすいです。

それに、絵本を通して、登場人物の表情やそこから読み取れる心情なども学ぶことができます。

また、小学校受験では、『桃太郎』や『浦島太郎』など、有名な昔話に関する問題も出題されることが多いため、このような絵本を読み聞かせすることで、ペーパーの対策にもなります。

さらに、絵を見て、自分でお話を作る課題などを出題する学校もあります。

そのため、最低でも1日1冊、できれば3冊程度はじっくりと読み聞かせしてあげることをおすすめします。

②色々な種類のしりとり

2つ目は、しりとりです。

しりとりは、物の名前を覚えるのに効果的なゲームです。

それに、移動時間や待ち時間でできるため、親御さんにとっても嬉しいトレーニング方法となっています。

まずは、一般的なしりとりから始めることをおすすめします。

そして、慣れてきたら、「3文字しりとり」「覚えてしりとり」など、レベルの難しいしりとりでゲームするようにしましょう。

そうすることで、どんどんお子さんの語彙も増えていきます。

③5W1Hの文章トレーニング

日々の会話の中で、ぜひ意識していただきたいのが「5W1Hの文章トレーニング」です。

「5W1H」とは、次のことを指します。

①誰が、何が・・・僕が、私が、お友達が、など

②どこで・・・公園で、プールで、など

③いつ・・・昨日、夏休みに、〜年前に、など

④何を・・・おもちゃを、ケーキを、など

⑤なぜ・・・お約束を守らなかったから、泣いていたから、など

⑥どうやって・・・絵具で、ダンボールを使って、など

普段、お子さんと話す時は、これらのポイントを意識してお互いに話すようにしましょう。

ただ、最初から完璧にさせる必要はありません。

まずは、親御さんがお子さんの回答に対して、足りない情報を質問したり、補ったりしながら会話を進めていきましょう。

例えば、お子さんに「今日の幼稚園(保育園)はどうだった?」と質問した時に、お子さんが「楽しかったよ」と言ってきたら、「誰とどんなことをしたの?」というふうに聞き返しましょう。

そして、お子さんが「◯◯くんと、外でかくれんぼしたよ」と言ってきたら、最後に親御さんが「そうなのね、◯◯くんと外でかくれんぼしたのが楽しかったのね」というふうに、きれいな文章でまとめてあげましょう。

これを地道に続けていくことで、少しずつ文章での答え方が上手になっていきます。

また、お絵描きなどを習慣化しているのであれば、その作品を描いた後に、どんな絵なのかプレゼンしてもらう時間を作りましょう。

最初はうまくできないと思いますが、先ほどと同じように、親御さんが上手に質問してあげることで、少しずつ説明が上手になっていきます。

実際、有名私立小学校の中には、絵を描かせるだけでなく、その絵について質問して、その答え方を評価しているところもあります。

また、シンプルに一枚の絵を見せて、その絵について説明させる課題もあります。

そのため、日々の会話の中で、「5W1H」を意識して話すことも、効果的なトレーニング方法のひとつです。

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さいごに

今回は、小学校受験における「言語」の重要性について解説してきました。

言語は、小学校受験のどの試験にも必要な力のひとつです。

そのため、今日からしっかりと準備することが大切です。

正直、図形や数量などは、数をこなせば本番までにどうにかなるケースが多いですが、言語に関しては、直前で焦ってもあまり伸びないお子さんが多い印象です。

また、小学校受験をするしないにかかわらず、言語の力は大切です。

そのため、小学校受験をする方も、迷っている方も、今日から言語のトレーニングを積極的に取り入れてみるようにしてくださいね!