小学校受験のペーパー課題のひとつに「映像の記憶」があります。
映像の記憶とは、スライドなどに映し出された絵を何秒間か見て、その後で、その絵にあった図形や物の位置、色などを答える問題です。
記憶力が良いお子さんであれば、スラスラ解けることが多いです。
ただ、記憶するのが苦手なお子さんだったり、絵に関する質問が複雑な課題だと、なかなか正解することができないケースも多いです。
そのため、映像の記憶の対策をするのであれば、お子さんが短時間でも覚えられるように工夫して教える必要があります。
そこで今回は、「映像の記憶」の対策方法やポイント、オススメの問題集をご紹介していきます。
目次
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映像の記憶でよく出される質問
映像の記憶に関する問題では、スライドに映る絵などを見た後に、次のようなことに関して質問されることが多いです。
◆絵の記憶
例)「(公園で動物たちが遊んでいる絵を20秒ほど見た後に)うさぎがいたところに○、くまがいたところに×、ねずみがいたところに△をつけましょう。」という問題。
◆色の記憶
例)丸や四角や、三角などの図形に、3~5色ぐらいの色が塗られたもの見て、それと同じところに同じ色を塗るor同じ色のシールを貼るなどの問題。
◆形の記憶
例)「(☆△□○といったように、形が並んでいるもの絵などを見た後に)下の中から同じものを選んで印をつけましょう。」という問題。
◆位置の記憶
例)マス目の中に、動物や昆虫、花や果物、記号や図形がかかれているものを見て、右側の解答用紙の同じマス目の中にに印をつけたり、おはじきを置いたり、シールを貼る問題。
◆音の記憶
例)太鼓が6回たたかれた音を聞き、その数だけ○を書く問題。映像を
使って、動物たちが順番に楽器を鳴らし、だれが、どの楽器を使っていたのか、動物と楽器を線で結ぶ問題など。
このように、「映像の記憶」といっても、さまざまな種類があります。
そのため、このような問題を想定して、日頃から対策しておく必要があります。
「映像の記憶」で必要な記憶力とは?
映像の記憶で必要な力は、「集中力」と「記憶力」です。
この2つのうち、特に大切なのは「記憶力」です。
映像の記憶では、主に短期記憶が必要です。
短期記憶とは、比較的短い期間、頭の中に保持される記憶のことです。
ちなみに、短期記憶で記憶できる量は一般的に、7±2(5~9)であると言われています。
そのため、映像の記憶では、この短期記憶を使う必要があります。
ただ、お子さんによっては、短期記憶を使って覚えるのが苦手なお子さんもいます。
そのような場合は、長期記憶を活用する方法があります。
長期記憶とは、長期間保持される記憶のことで、反復したり、感情が伴うことで、記憶が長期に渡って残りやすくなります。
そのため、絵を見た時に、その絵に描いてあるものを使って自分の中でストーリーを使ったり、身近なものを連想したりすることで、記憶に刻まれ、長い時間記憶を保持することができます。
また、マス目の位置の記憶では、絵が書いてあるところを頭の中で線で結ぶことで、質問に答えやすくもなります。
そのため、単純に記憶力がいい場合は、そのままでもよいですが、もし記憶が苦手な場合は、このような工夫をして取り組ませるようにしましょう。
「映像の記憶」の対策ポイントやコツ
映像の記憶を対策する時は、次のようなポイントを意識するようにしましょう。
①どんな点を注意して記憶するかアドバイスする
②お子さんに合った記憶の仕方を考える
③情報が少ない絵から取り組む
では、①~③について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
①どんな点を意識して記憶するかアドバイスする
映像の記憶を対策する時は、どんな点を意識して記憶するかアドバイスしてあげましょう。
最初にもお伝えしたように、映像の記憶にはさまざまな種類がありますが、タイプによって聞かれることはある程度決まっています。
そのため、最初のうちは、
「絵の中にいる動物に注目して覚えみよう!」
「形が書いてある場所を意識して覚えてみてね!」
などどいって、どの点に注目すべきか最初に伝えてあげるようにしましょう。
そうすることで、お子さんも問題によってどんな点に注目したらいいのかわかってくるため、少しずつ解けるようになってくるでしょう。
②お子さんに合った記憶の仕方を考える
もし映像を記憶するのが難しい場合は、お子さんに合った記憶の仕方を教えてあげましょう。
先程もお伝えしたように、映像の記憶では、短期記憶で答えることが基本ですが、その力には個人差があります。
そのため、短期記憶が苦手な場合は、以下の方法などを使って、記憶を長く保持しやすいように工夫する必要があります。
・ストーリーを作る
・色などから連想して覚える
・マス目の場合、線で結び、その形で覚える
など
このように少し工夫するだけで、お子さんが覚えやすくなるケースも多いです。
そのため、短期記憶でうまくいかない場合は、このようなアドバイスをしてあげるようにしましょう。
③情報が少ない絵から取り組む
映像の記憶の問題に取り組ませる時には、情報量が少ない絵からやらせてあげるようにしましょう。
情報量が少ない絵から取り組ませることで、次のようなメリットが期待できます。
・苦手意識を持たないで済む
・解ける問題が多いことで、自信がつく
・どんな点に注目して記憶すればいいかわかる
など
そのため、まずは情報量が少ない基礎的な問題から始めるようにしましょう。
また、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずは簡単な問題から解かせて、徐々に問題をレベルアップさせていくようにしましょう。
「映像の記憶」の対策にオススメの問題集
以下では、「映像の記憶」の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、映像の記憶の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ばっちりくんドリル「映像の記憶 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「映像の記憶 基礎編」では、情報量の少ない簡単な問題やさまざまなタイプの問題が載っているため、基礎的な問題に取り組みたい方にはぴったりの問題集です。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
007 ばっちりくんドリル 映像の記憶(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「映像の記憶 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、情報量の多い映像の記憶の問題に取り組みたい方、映像の記憶の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、問題の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
008 ばっちりくんドリル 映像の記憶(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「映像の記憶」の対策方法やポイント、オススメの問題集をご紹介してきました。
「映像の記憶」は、お子さんによって得意不得意が分かれやすい単元のひとつです。
そのため、映像の記憶の対策をしたいと思っている方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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