【小学校受験】家庭学習にオススメの問題集と選び方をプロが紹介！

よく、小学校受験を目指している保護者の方から、

「おすすめの問題集はありますか？」

「家庭学習で使える教材は何ですか？」

というご質問をいただきます。

たしかに、小学校受験の問題集はたくさんあるため、選ぶ時に迷ってしまいますよね。

また、どんな目的で問題集を活用したいかによって、選び方も変わってきます。

そこで今回は、市販やオンラインで購入できる小学校受験のオススメの問題集やその選び方を解説していきます。

小学校受験の問題集の種類と選び方

今現在、書店に行くと、何種類もの問題集や参考書が売られていますよね。

そのため、どの問題集を買うべきか迷っている方も多いと思います。

そこで、ここでは、小学校受験の問題集の種類とその選び方を解説していきます。

まず、小学校受験の問題集には、主に次の3つの種類があります。

では、①～③の特徴や選び方について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

①学校別問題集の特徴

1つ目は、学校別問題集です。

小学校受験をするのであれば、志望校の学校別問題集は必ず購入するようにしましょう。

学校別問題集には、過去数年分の過去問などが収録されているため、志望校の問題内容や出題傾向を知ることができます。

また、家庭学習メインで対策していくのであれば、学習メニューを作成したり、教材を選ぶ上でも、その学校の問題傾向をチェックする必要があるため、学校別問題集は重要な資料になります。

さらに、入試本番前に活用することで、試験対策にもなります。

そのため、志望校があるのであれば、その学校の学校別問題集を購入するようにしましょう。

②分野別の問題集の特徴

2つ目は、分野別の問題集です。

小学校受験のペーパー問題は、主に次の分野から問題が出題されます。

どの分野の問題が多く出題されるかは、学校によって異なります。

そのため、①でもお伝えしたように、過去問をチェックした上で、志望校で頻出する分野の問題集を購入するとよいでしょう。

また、お子さんが苦手な分野があるのであれば、その対策として分野別の問題集を活用するのもオススメです。

③単元別の問題集の特徴

3つ目は、単元別の問題集です。

単元別の問題集は、分野別問題集よりも、もっと細かく分けられた問題集です。

例えば、「つりあい」「数の増減」「点図形」など、単元ごとに分けられています。

そのため、苦手分野を克服したい方、ピンポイントで対策したい単元がある方は、このような単元別問題集をオススメします。

小学校受験のオススメ問題集

ここでは、小学校受験の対策にオススメの問題集を以下の3つに分けてご紹介していきますご紹介していきます。

そのため、ご自身の目的に応じて、選んでみてくださいね！

1.学校別問題集

以下では、オススメの学校別問題集をご紹介します。

そのため、学校別問題集をお探しの方は、参考にしてみてくださいね！

有名小学校合格シリーズ 学校別入試問題集

『有名小学校合格シリーズ 学校別入試問題集』は、幼児教育のパイオニアでもあり、小学校受験塾としても歴史ある伸芽会が出版している問題集です。

この問題集は、有名私立小学校・国立小学校が実施した直近5～10年度分の入試問題を含んだ過去入試問題集です。

また、学校別の入試問題分析「傾向と対策」や入試シミュレーション実践問題も収録しています。

そのため、志望校の過去問の内容やその傾向を知りたい方にはピッタリの教材です。

過去問とっくん

「過去問とっくん」シリーズは、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版している過去10年間分のペーパー入試問題を収録した問題集です。

また、入試対策資料として最新年度の入試情報・入試問題分析・過去30年分の出題領域・単元別出題一覧表が付属しているのも魅力のひとつです。

そのため、志望校の入試傾向や過去問の内容を知りたい方、入試問題に沿った問題対策をしたい方にはオススメです。

有名小学校入試問題集

『有名小学校入試問題集』は、各学校の最新年度の過去問が収録された問題集です。

全2冊に分かれているため、すべての学校の過去問に目を通したいのであれば両方購入したほうがよいですが、もし志望校が決まっているのであれば、その学校が掲載されている方を購入するとよいでしょう。

また、この問題集は、志望校が決まっていない方、志望校と似た傾向の問題を出題する学校を知りたい方にも役立つ問題集となっています。

2.分野別問題集

以下では、オススメの分野別問題集をご紹介します。

そのため、分野別問題集をお探しの方は、参考にしてみてくださいね！

基礎からの有名小受験ワーク

『基礎からの有名小受験ワーク』は、分野別に基礎的な問題を精選した入門編の問題集です。

また、有名小受験ワークは「A：お話の記憶/絵・図形の記憶」「B：図形・注意力/推理・思考」「C：比較・数量/知識・常識」の全3冊に分かれています。

そのため、基礎的な問題から始めたいと思っている方、苦手分野の基礎問題を集中的に解かせたいと思っている方にオススメの問題集です。

国立・私立有名小受験ハイレベ合格ワーク100

『国立・私立有名小受験ハイレベ合格ワーク100』は、有名な国立・私立小学校の入試問題の中から100問を精選して収録した問題集です。

また、標準レベルとハイレベルに分けて問題が掲載されているため、段階別に学ぶことができるのも、この問題集の特長のひとつです。

ハイレベは、「お話の記憶」「図形・注意力」「推理・思考」「比較・数量」「知識・常識」の全5テーマに分かれているため、特に強化したい分野があるのであれば、そのテーマの問題集だけ購入するとよいでしょう。

私立小学校入試セレクト問題集

『私立小学校入試セレクト問題集』は、さまざまな学校の過去問の類題を多数収録した問題集です。

そのため、基礎・応用問題を一通り終えて、実践問題に取り組みたい方にはピッタリの問題集です。

また「推理編」などという感じで、分野別に分かれているため、特別に強化したい分野がある方にもオススメです。

ちなみに、ミシン目で切り離すタイプの教材になっているため、使いやすいのも特長のひとつです。

3.単元別問題集

以下では、オススメの単元別問題集をご紹介します。

そのため、単元別問題集をお探しの方は、参考にしてみてくださいね！

ばっちりくんドリル

『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。

この問題集は、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっています。

また、単元別になっていることから、お子さんの苦手分野を克服するのにピッタリの問題集です。

そのため、家庭学習で苦手分野を克服したい方はもちろん、家庭学習メインで対策していきたい方にもオススメです。

ひとりでとっくん100

『ひとりでとっくん100』は、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版している単元別ドリルです。

学習の系統性や難易度を考え、一つの学習テーマにつき30枚ずつのペーパーにまとめた単元別の問題集になっており、全100冊あります。

そのため、こちらも家庭学習で苦手分野を克服したい方や家庭学習メインで対策していきたい方にオススメです。

ひとりでとっくん365日

『ひとりでとっくん365日』は、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版しており、学習の順序性をふまえた教材として作成された問題集です。

そのため、そのため、早いうちから少しずつ小学校受験対策につながる学習をさせていきたいと思っている方におすすめの教材です。

ちなみに、学習テーマや問題の配列は、こぐま会の授業カリキュラムである「セブンステップスカリキュラム」に準拠しているため、幼児期の基礎学習のための教科書としてもお使いいただけます。

そのため、体系的に家庭学習を進めていきたい方にはおすすめのシリーズです。

PYGLIシリーズ 能力育成問題集

PYGLIシリーズは、ピグマリオンメソッドを基にした問題集です。

ピグマリオンメソッドは、能力育成や小学校受験で必要な「指先能力」「空間能力」「図形能力」「数論理力」「言語能力」の6領域を網羅する形で作成されています。

そのため、お子さんの能力開発をしたい方はもちろん、小学校受験に必要な力を一つひとつ養っていきたい方にもオススメです。

PYGLIシリーズ 領域別問題集

PYGLIシリーズは、ピグマリオンメソッドを基にした問題集で、一つ前にご紹介「能力育成問題集」の発展シリーズです。

「能力育成問題集」シリーズに比べて問題レベルも難しくなっているため、単元別の応用問題に取り組みたいと思っている方にはオススメです。

特に、図形や空間能力を養う問題はレベルが高いため、これらの力を高めたい方にはオススメです。

さいごに

今回は、市販やオンラインで購入できる小学校受験のオススメの問題集を解説してきました。

小学校受験の問題集は、どんな目的で問題集を活用したいかによって、選び方も変わってきます。

そのため、問題集選びに迷っている方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね！