小学校受験で提出を求められる書類のひとつに「健康診断書」があります。
小学校受験にはコネ(縁故)をはじめ、さまざまな説が存在しますが、健康診断書においても”有名病院の診断票が良い”という都市伝説があります。
ただ、健康診断書の目的を考えれば、有名病院である必要はまったくなく、学校側が提示している条件を満たした病院から健康診断書をいただければ問題ありません。
ですが、健康診断書を書いていただくにあたって、いくつかのポイントや注意点があるのも事実です。
そこで今回は、健康診断書を依頼する病院の選び方やポイントなどについて、小学校受験講師の意見も踏まえて解説していきます。
小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。
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健康診断書を提出させる目的は?
健康診断書の提出を義務付けている学校の目的は、「入学後してから、きちんと通学して、学習できる健康状態かどうか」を確認することです。
そのため、学校側から病院の指定がない場合、しっかりと上記のことを証明できる健康診断書を提出できれば、どの病院を受診しても問題ありません。
中には、”ご縁をいただくには日赤・慶応・愛育などの総合病院が良い”という説を耳にしたことがある方もいらっしゃると思いますが、基本的に健康診断書の病院で合否が決まることはありません。
(お受験では、本番が近づくにつれて些細なことが気になるようになりますが、もし病院で合否が決まったら、他の試験や面接は何のためにあるのか、一度冷静になってお考えになってみてください。)
本来、入学試験を受けるための条件として健康診断書の提出を義務づけること自体、疑問に思うという意見もあります。
たとえ、「健康診断書の内容は選考に影響しない」といくら学校側が主張したとしても、受験者側からすると、「病気をもった子どもを遠ざけ、除外することにつながるのでは?」と不安になる方もいらっしゃると思います。
ただ、現状、提出が義務付けられているようであれば必須のため、しっかりと前もって用意するようにしましょう。
健康診断書を依頼する病院の選び方は?
次に、健康診断書を依頼する病院の選び方について解説していきます。
病院を選ぶ上で、まず志望校の募集要項を確認して、病院の指定や条件がないか確認するようにしましょう。
病院の指定や条件に関しては、基本的に
◉総合病院
◉かかりつけ医(主治医)
◉園医(幼稚園、保育園の指定医)
の3つのいずれかになります。
また、耳鼻科、眼科の検査は専門科以外ではできない場合もあります。
そのため、病院選びをするときは、募集要項に記載してある条件を満たした病院に必ず足を運ぶようにしましょう。
もし指定がない場合は、いつもお世話になっているかかりつけの医師に依頼することをおすすめします。
というのも、健康診断書を記入していただく際に注意すべきは、入学後の健康診断で分かってしまうような小さな異常があるケースです。
このような場合、もちろん医師も嘘を書くことはできません。
そのため、嘘にならず、かつ、不利にならないように上手に書いてくださる医師を選べるかがポイントになります。
また、そのためには、日頃からお子さんのことを診察し、よく理解してくれている医師でなければなりません。
そうなると、必然的に初めて診ていただく先生ではなく、かかりつけの先生が良いということになります。
これらのことから、もし指定がない場合はいつもお世話になっている先生にお願いしてみることをおすすめします。
健康診断書の料金は?
健康診断書の料金に関しては、病院によって異なりますが、「検診費用+診断書」で10,000円~20,000円前後のことが多いです。
お受験では、他にもさまざまな費用がかかります。
そのため、前もって病院にお問い合わせして、全体でいくらくらいの費用がかかるか調べておくようにしましょう。
健康診断書を依頼する時期は?
健康診断書を依頼する時期に関しては、募集要項が開示され、願書配布が行われる9月がおすすめです。
というのも、募集要項が開示されてからではないと、健康診断書依頼する病院の条件がわからないからです。
もしすでに昨年度の募集要項をリサーチしていて、病院の指定が明らかになっている場合は、早めに準備するのもひとつの選択肢です。
ですが、病院の条件が急に変更される可能性もゼロではないため、基本的には募集要項が開示され、願書を受け取ってから依頼することをおすすめします。
ただ、書類提出日ギリギリで用意しようとすると、病院の予約が取れなくて間に合わないケースもあるため、健康診断書依頼する病院の条件が判明したら、早めに依頼をするようにしましょう。
さいごに
今回は、健康診断書を書いていただく上でのポイントや注意点について解説してきました。
繰り返しになりますが、健康診断書は「入学後してから、きちんと通学して学習できる健康状態かどうか」を学校側が確認するための資料です。
そのため、学校側が指定した条件を満たす病院であれば問題ありませんので、さまざまな説に惑わされないようにしてくださいね!
ぜひ、今回解説したことを参考に、早めに健康診断書を準備してくださいね!
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お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』や面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』、『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。
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