小学校受験のペーパー課題で頻出する単元の一つに「数の分割・分配」という単元があります。
「数の分割・分配」は、例えば、次のような問題が該当します。
小学生であれば、割り算を使えば、「8÷2=4」というふうにすぐに答えを出すことができます。
ですが、幼児期のお子さんは、割り算を習っていないため、他のやり方を使って答えを導く必要があります。
そこで今回は、「数の分割・分配」の対策方法やポイント、オススメの問題集について、プロがご紹介していきます。
目次
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「数の分割・分配」の解き方とポイント
「数の分割・分配」の解き方やポイントは次の通りです。
①一つずつ分配していく方法
②記号を使って解く方法
③よく出る分割のパターンは覚える
では、①~③について、それぞれ詳しく解説していきます。
①一つずつ分配していく方法
1つ目は、一つずつ分配してく方法です。
例)アメが12個あります。3人に同じ数ずつ分けると、1人いくつになりますか?
例えば、このような問題であれば、空きスペースなどに、まず、「1、2、3」など配る人数分、番号を縦に書きます。
そして、アメを1個ずつ分けていく時に、その番号の横のに「◯」をそれぞれ書いていきます。
そうすると、すべてのアメを配り終わった時に、おのずと答えが出ます。
そのため、数の分割の問題を上手に解けない時は、このようなオーソドックスな方法をまずは教えるようにしましょう。
②記号を使って解く方法
2つ目は、記号を使って解く方法です。
例)アメが12個あります。3人に同じ数ずつ分けると、1人いくつになりますか?
先程の問題であれば、一人ひとりに記号を振り分けます。
3人に配るのであれば、「◯・△・✕」といったイメージです。
そして、記号を振り分けたら、12個書いてあるアメの絵に、一つずつ「◯・△・✕」で囲っていきます。
その後、全部のアメをそれぞれの記号で囲ったら、一つの記号の数だけ数えれば、答えを導くことができます。
そのため、①でご紹介した方法と両方試してみて、「正確性」と「スピード」が優れている方で解かせることをおすすめします。
③よく出る分割のパターンは覚える
3つ目は、よく出る分髪のパターンを覚えることです。
①と②でご紹介した方法を使いこなせるようになりましたら、次のパターンだけでも覚えてしまうことをおすすめします。
・4個を2人で分けた場合の1人あたりの個数
・6個を2人で分けた場合の1人あたりの個数
・6個を3人で分けた場合の1人あたりの個数
・8個を4人で分けた場合の1人あたりの個数
・9個を3人で分けた場合の1人あたりの個数
・10個を2人で分けた場合の1人あたりの個数
・12個を3人で分けた場合の1人あたりの個数
・12個を4人で分けた場合の1人あたりの個数
など
このようなパターンは、よく「数の分割・分配」で出されやすいです。
そのため、「数の分割・分配」の問題を一通り解けるようになったら、このようなパターンを少しずつ覚えてしまうのもポイントです。
「数の分割・分配」を対策する時のポイント
「数の分割・分配」を対策する時のポイントは、主に次の3つです。
1.具体物を使って理解を深める
2.基礎的な問題から取り組む
3.応用問題にもチャレンジ!
では、1~3について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って理解を深める
「数の分割・分配」を学習する時は、はじめにビー玉やおはじきなど具体物を使って学習することをおすすめします。
幼児期のお子さんは、ペーパー上だけで勉強するよりも、五感を使って学習したほうが理解しやすいです。
そのため、数の分割(分配)の問題を解かせるときも、ビー玉やおはじきなど、具体物を積極的に使わせてあげるようにしましょう。
そして、だんだんと感覚をつかめてきたら、ペーパー上で解かせるようにしましょう。
2.基礎的な問題から取り組む
「数の分割・分配」を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
置き換えは、特に分割・分配(割り算)の「考え方」をまずは理解しないといけない単元なので、基礎的な問題をたくさん解かせて、定着させる必要があります。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
3.応用問題にもチャレンジ!
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使わせて、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「数の分割・分配」にオススメの問題集
以下では、「数の分割・分配」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「数の分割・分配」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「数の分割 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『数の分割 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで全30問収録しています。
加えて、複数の問題パターンを用意しており、それぞれの問題を解く上でのワンポイントアドバイスなども記載しています。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっているため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、「数の分割」の単元を強化したい方、家庭学習で「数の分割」の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「数の分割 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「数の分割・分配 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「数の分割・分配 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
013 ばっちりくんドリル 数の分割・分配(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「数の分割・分配 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「数の分割・分配」の応用問題を解きたい方、「数の分割・分配」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「数の分割・分配」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
014 ばっちりくんドリル 数の分割・分配(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「数の分割・分配」の対策方法やポイント、オススメの問題集についてご紹介してきました。
「数の分割・分配」は、小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつです。
また、「数の分割・分配」は割り算の考えが必要になるため、幼児期のお子さんにとって理解しづらい単元でもあります。
そのため、「数の分割・分配」の対策をしたい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、お父様、お母様から大変ご好評の、"単元別"問題集『三つ星ドリル』を販売しています。
【三ツ星ドリルの特長】
◉全30問の問題を収録!
◉基礎〜応用・発展問題まですべて網羅!
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他にも、面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』や『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方』などがあります。
それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!