学校別対策

【筑波大学附属小学校】最新の入試情報や試験内容、対策ポイントを解説!

国立小学校のなかでNo.1の人気を誇る『筑波大学附属小学校』。

以前は、男女80名ずつ定員を募集していましたが、2014年度の試験(2013年度の12月に実施)から男女64名ずつとなり、定員の募集が減少しました。

また、志願者は毎年2,000名前後にのぼるので、高い競争倍率となっています。

そこで今回は、筑波大学附属小学校の最新の入試情報や問題傾向、入試対策のポイントについて解説していきます。

【最新】筑波大学附属小学校の入試情報

2020/09/03時点での情報

【募集人員】

男子:64名
女子:64名
合計:128名

【受験資格】

・平成26年4月2日から平成27年4月1日までに生まれたこと。

・出願日(令和2年9月17日)現在、東京都の23区、西東京市、埼玉県和光市のいずれかの区域に保護者と同居し、本校入学後もこの地域内に生活の本拠をもち、家族と共に生活できること。

※受験のための一時的な住所の変更(寄留)は一切認められません。

【入試関連日程】

児童募集要項Web購入:令和2年 9月 8日(火)~ 9月20日(日)

第1次選考 Web 出願:令和2年 9月17日(木)~ 9月20日(日)

第1次選考(抽選):令和2年10月 3日(土)

第2次選考郵送出願:令和2年10月14日(水)~10月16日(金)(当日消印有効)

第2次選考受験票印刷:令和2年11月 2日(月)~11月17日(火)

第2次選考(検査):令和2年11月15日(日)~11月17日(火)

第2次選考発表:令和2年11月18日(水)

第3次選考(抽選):令和2年11月19日(木)

入学候補者発表:令和2年11月20日(金)

【その他】

第1次、第3次選考「抽選」となりますので、実質、第2次選考のみが試験となります。

【募集要項の配布】

児童募集要項の頒布:1部 2,000 円 です。
期日:令和2年9月8日(火)~令和2年9月20日(日)
購入先:本校ホームページから『miraicompass 出願サイト』へアクセスして、児童募集要項を購入してください。

筑波大学附属小学校の入試内容

最初に、筑波大学附属小学校では例年、どのような試験がどんなふうに行われるのかについて確認しておきましょう。

まず、受験者は、次のように月齢別に3つのグループに分けられます。

Aグループ:4~7月生まれの受験者

Bグループ:8~11月生まれの受験者

Cグループ:12~3月生まれの受験者

そして、第1次選考(抽選)でおよそ50%に絞り込まれ。男女各グループごとに300名程度が通過します。

その後、実質的な検査である第2次試験を実施し、通過した者が最後の第3次選考(抽選)に進むことができ、合格者が決定します。

第1次と第3次選考は、「抽選」となっているので、こちらは何もできません。

そのため、実質的な試験は第2次選考になります。

筑波大学附属小学校の第2次選考はすべて集団で行われ、例年次のような試験が実施されます。

1.口頭試問

2.ペーパーテスト

3.集団テスト

4.運動テスト

また、これとは別に、保護者が記入するアンケートもあります。

では、それぞれの試験の内容や特徴について、詳しく見ていきましょう。

さいごに、保護者の方が記入するアンケートについても解説しています。)

1.口頭試問

第2次選考では、まず口頭試問が行われます。

受付を済ませた後、受験者本人は上級生によって教室に引率されます。

子どもが着席した後、先生がそれぞれの受験者の写真を見せて「自分の写真の人は手を挙げてください」と指示します。

そして、自分の写真の番が来たら、手を挙げて、先生からの質問に答えます。

質問は、1人1~2問で、下記のような内容を聞かれます。

・今日は誰と来ましたか。

・どうやってここまで来ましたか。

・お誕生日のプレゼントは何がほしいですか。

・好きな色は何ですか。

(他に好きな遊びや絵本、食べ物などを聞かれることもあります。)

・お父さんとは何をして遊びますか。

質問自体は、簡単なものが多く、ひねられたものはあまり聞かれません。

また、グループによっては先生が全員に対して質問して、挙手させたケースもあります。

例)朝ご飯は何を食べましたか?

→ごはんの人、パンの人、など。

この口頭試問は、質問を聞いて、相手の要求していることをきちんと答えられるかが見られています。

ただ、先生の質問の聞き方は、緊張感のあるような雰囲気というよりは、緊張をほぐすようなイメージに近いという声もあります。

そのため、ある意味、その後の実施される試験に肩の力を抜いてのぞむためのステップとも言えます。

とは言え、先生の質問にしっかりと答えられたほうが印象は良くなります。

そのため、質問に対して、即座に答えられるようにトレーニングしておくことが大切です。

2.ペーパーテスト

ペーパーテストは、グループごとに内容が異なります。

また、複数色のクーピーペンが用意されていますが、基本的には赤か青を使用します。

ペーパーテストでは、主に「お話の記憶」「図形問題」が出題されやすいです。

特に「お話の記憶」は毎年のように出題されており、文章も長く、質問の多いので念入りな対策が必要です。

また、、お話の記憶のほかに頻出する単元が、「図形」関連の問題です。

2019年度の入試では、「重ね図形」や「線対称」の図形問題が出題されました。

また、過去には「未測量」という領域に分類される「シーソー問題(重さ比べ)」「点図形」、「回転図形」なども出題されています。

これらは、全体的に、算数や数学の基礎的な思考力を問う問題となっています。

そのため、「お話の記憶」といっしょに「図形」や「未測量」などの領域もしっかりと対策しておくことが大切です。

3.集団テスト

集団テストでは、「指示制作」や「巧緻性」をチェックする課題が出題されます。

指示制作の課題はグループによって異なりますが、共通した作業もあります。

たとえば昨年の指示制作の課題では、作業工程のなかで、◯が描かれた白い紙が配られ、それを線に沿ってちぎるという作業ヒモを結ぶ作業がどのグループにも課せられました。

また、以前は立体的な作品の制作が出題されることが多かったですが、最近では、平面的な政策課題が出題されるようにもなりました。

ただ、時間切れで最後まで課題を達成できないお子さんもいらっしゃったようなので、集中力はもちろん、制作に必要な基本手系な作業は念入りにトレーニングしておくことが必要です。

また、先生からの指示を「理解する力」そして、「制作全体の行動」もチェックされているので、それらを意識して対策することも大切です。

そして、行動観察では、集団ゲームの課題もあります。

昨年度は、全グループ共通で『紙コップの積み上げゲーム』が出されました。

これはグループで協力して、紙コップを重ねて、できるだけ高く積み上げることを目的とした課題になっています。

紙コップを積み上げていく過程で、子どもたちが相談したり、工夫しているかをチェックされています。

そのため。他の子どもたちと適切にコミュニケーションを取って、何か一つの目標に取り組む練習もしておくようにしましょう。

4.運動テスト

運動テストでは、「クマ歩き」が出題されやすいです。

クマ歩きは、一人ずつ呼ばれてスタートし、U字形のコースに沿ってゴールまで進みます。

先生はストップウォッチでタイムを計りますが、スピードが重視されているとは限りません。

というのも、過去に「できるだけゆっくりやるように」指示が出されたケースもあったからです。

そのため、正しいフォームでスムーズにできるようになることを意識しましょう。

5.保護者のアンケート

筑波大学附属小学校では、子どもの試験中に保護者へのアンケート課題が出されます。

アンケートのテーマはグループによって異なります。

過去に下記のようなテーマが提示されました。

「子どもが隠し事をしたとき」

知り合いの保護者に、学校で先生にお子さんが叱られたと聞いたので、子どもに詳しく話を聞こうとしても何も話そうとしません。このとき、どのように対応するか。

「子どもが学校への投稿を拒否したとき」

子どもが朝起きて、「学校に行きたくない」と言っています。理由を聞いても答えません。このとき、子どもにどのように話をして、対応するか。

「友人と喧嘩したとき」

子どもが学校から帰ってきたら手をケガしていて、理由を聞いたら友達に叩かれたと言ってきました。そのとき、どのように子どもと話して対応するか。

このように、特定のケースのとき、どのように対応するかを記入するアンケートになっています。

これは、親御さんのお子さんへの関わり方で日頃から大切にしていることどのような対応をとるのかチェックしていると言えます。

筑波大学附属小学校の入試問題の特徴

筑波大学附属小学校は、国立小学校のなかでトップの人気を誇ることもあって、試験内容が難しくなっています。

そのため、ここでは筑波大学附属小学校の入試問題の大きな特徴について確認しておきましょう。

筑波大学附属小学校の入試問題の特徴は主に次の3つです。

①「お話の記憶」のレベルが高い

②図形問題が出題されやすい

③一定の製作技術が必要

では、それぞれの特徴について、詳しく解説していきます。

①「お話の記憶」のレベルが高い

筑波大学附属小学校のペーパーテストでは、毎年のように「お話の記憶」が出題されます。

また、このお話の記憶は、国立小学校のなかでも、トップクラスの難易度になっていて、難しいです。

難しい理由は主に2つで、

◯文章が長い

◯質問が多い

からです。

お話の記憶では、基本的にメモを取ることができません。

そのため、長い文章を聞いて、その場面を頭のなかで想像しながら、お話を記憶(短期記憶)する必要があります。

さらに、お話を聞いた後、質問が10個前後出題されます。

質問の内容は、季節や登場人物、何かの個数など、細かいものが多く、なかには引っ掛け問題のような質問もあります。

そのため、筑波大学附属小学校を目指すのであれば、お話の記憶の対策をする際に、文章が長い問題を選んだり、細かい質問や引っ掛けるような質問をしたりしてトレーニングしておくことが大切です。

②図形問題が出題されやすい

筑波大学附属小学校のペーパーテストは、近年、お話の記憶と同じくらい図形問題が出題されています。

繰り返しになりますが、昨年度は「重ね図形」と「線対称」でした。

また、筑波の図形問題は「位置」に関して問う問題が多いです。

実際、昨年度の「重ね図形」でも、2つの方眼図を重ねたときの◯の位置を記入する問題が出題されました。

「線対称」では、ある線で折ったときに図形の位置がどう変わるかを問う問題が出題されました。

つまり、位置の移動や変化、見え方を問う問題が多く、「推理する力」が求められる傾向にあります。

そのため、図形問題もしっかりと対策しておくことが大切です。

③一定の製作技術が必要

筑波の指示制作では、一定の制作技術が必要です。

具体的には以下のような技術です。

・描く、塗る

・折る

・線に沿ってちぎる

・貼る(特にのりを用いて)

・ヒモを結ぶ

このような基礎的な制作技術がないと、筑波の指示制作をさいごまでクリアすることは難しいです。

ただ、どの内容もそこまで難しいわけではありません。

そのため、日頃の対策のなかで、これらの作業過程を織り交ぜていき、徐々に慣れさせることが大切です。

また、これと同時に大切なのが、「指示を聞いて、理解する力」と「集中力」です。

筑波の指示制作は、ひとつひとつの作業も幼児にとってむずかしいものが多く、かつ、作業の工数も多いです。

そのため、途中で集中力が切れたり、作業の指示を聞き逃したりすると、時間内に制作が完了しないことも多いです。

これらの点も踏まえて、日頃から制作を習慣的に行うこと、そして、作業工数の多く、多様な技術が必要なものに積極的に取り組むことが大切です。

さいごに

今回は、筑波大学附属小学校の最新の入試情報や問題傾向、入試対策のポイントについて解説してきました。

筑波の試験では、抽選が2回あるため、運によるところも大きいです。

ただ、第2次選考の試験においても、口頭試問やペーパーテスト、集団テスト、運動テストと幅広い領域から課題が出されます。

また、それぞれの試験において一定の能力や技術力が求められるのも特徴的です。

加えて、国立小学校のなかで最も人気のあるため、志願者の数も多く、競争倍率も高いです。

そのため、波大学附属小学校を目指している方々は今回解説したポイントなどを踏まえて、対策してみてくださいね。