小学校受験のペーパー課題では、「数」に関する問題が必ずといっていいほど出題されます。
ただ、「数の問題」といっても、さまざまな種類の問題が出題されます。
足し算や引き算の発想が必要な問題もあれば、分割など割り算の発想が必要な問題もあります。
そのため、さまざまな数の問題を想定した上で、日頃から対策する必要があります。
そこで今回は、「数の問題」の対策方法やポイントなどについて、プロが解説していきます。
目次
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小学校受験における「数の問題」の種類
小学校受験において、「数」に関して、次のような問題が出題されることが多いです。
1.計数
2.数の増減
3.数の分割・分配
4.数の比較
5.釣り合い
では、1~5について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.計数
小学校受験では、数の問題のひとつに「計数」があります。
計数問題は、簡単に言うと「ものの数を数える問題」です。
そのため、計数問題を解くには、「数を数える力」が必要です。
ちなみに、小学校受験の計数問題では、20まで完璧に数えられるようになっておければ問題ないでしょう。
また、計数問題を解くためには、「聞く力」や「(絵や図を)見分ける力」も必要です。
加えて、計数問題は、ほとんどの受験生が満点を取ってくる単元の一つであるため、ケアレスミスをしないようにする必要があります。
そのためには、「正確性」と「スピード」の2つがポイントになります。
計数問題の詳しい対策方法やオススメの問題集に関しては、以下の記事で解説しているため、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
2.数の増減
小学校受験では、数の問題では、「数の増減」という単元も出題されやすいです。
「数の増減」は、例えば次のような問題が該当します。
例)男の子は、りんごを4個持っています。女の子は、りんごを2個持っています。二人の持っているりんごをあわせると、いくつになりますか。
このように、数の増減では、数を足したり、引いたりする力が必要です。
また、数の増減では、次のようなさまざまなシチュエーションでの問題が出されます。
例1)男の子がアメを5個、女の子がアメを4個持っています。男の子が女の子にアメを3個あげると、女の子が持っているアメはいくつになりますか。
例2)駐車場に車が8代とまっています。そのうち、3台の車が出ていきました。駐車場に残っている車は何台ですか。
例3)公園で7人子どもが遊んでいます。お昼ごはんを食べに4人の子どもが帰りました。その後、別の公園から2人の子どもが来ました。では、今公園にいる子どもは全部で何人ですか。
このような問題を確実に解くためには、設問を聞き取り、理解する力も大切になります。
「数の増減」の詳しい対策方法やオススメの問題集に関しては、以下の記事で解説しているため、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
3.数の分割・分配
小学校受験では、「数の分割・分配」に関する問題も出題されることが多いです。
「数の分割・分配」は、例えば、次のような問題が該当します。
例)りんごが9個あります。3人に同じ数ずつ分けると、1人いくつになりますか?
小学生であれば、割り算を使えば、「9÷3=3」というふうにすぐに答えを出すことができます。
ですが、幼児期のお子さんは、割り算を習っていないため、他のやり方を使って答えを導く必要があります。
具体的な解き方としては、次のような方法があります。
①一つずつ分配していく方法
②記号を使って解く方法
③よく出る分割のパターンは覚える
このような解き方やオススメの問題集に関しては、以下の記事で解説しているため、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
4.数の比較
小学校受験では、「数の比較・多少」について出題されることもよくあります。
「数の比較・多少」は、例えば、次のような問題が該当します。
例1)それぞれの果物の数を比べて、一番多い(少ない)部屋に◯をつけましょう。
例2)それぞれの果物の数を比べて、二(三、四…etc)番目に多い(少ない)部屋に◯をつけましょう。
例3)男の子は、アメを6個持っています。女の子は、アメを3個持っています。男の子は、女の子よりアメを何個多く持っていますか。
例4)男の子は、アメを6個持っています。女の子は、アメを4個持っています。ふたりとも同じ数にするには、男の子から女の子に何個のアメをあげたらよいですか。
このように、数の比較では、さまざまなタイプの問題が出題されます。
また、これらの問題を解くためには、「数を比較する力」が必要になります。
「数の比較・多少」の対策方法やオススメの問題集に関しては、以下の記事で解説しているため、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
5.釣り合い
小学校受験の数の問題のひとつに「釣り合い」があります。
「つりあい問題」では、具体的に次のような問題があります。
【問題】
問題1:りんご2個はみかん何個でつりあうか
問題2:いちご9個はみかん何個でつりあうか
問題3:りんご1個はいちご何個でつりあうか
問題4:いちご12個はりんご何個でつりあうか
「つりあい問題」は、主に上記の4タイプの問題が出題されることが多いです。
また、これらの問題を解くには、「置き換え」の発想が必要になります。
これらの詳しい解説やオススメの問題集に関しては、以下の記事で解説しているため、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね!
「数の問題」を学習する時のポイント!
ここまで、小学校受験における「数の問題」の種類について、解説してきました。
次に、数の問題を学習する時全般に当てはまるポイントについてご紹介します。
それは、主に次の3つです。
1.日常生活の中で数の感覚を身につける
2.ビー玉やおはじきなど具体物を使う
3.印をつけながら問題を解く
では、1~3について、それぞれ詳しく解説していきます。
1.日常生活の中で数の感覚を身につける
1つ目は、日常生活の中で数の感覚を身につけることです。
以下のように、普段の生活で意識すれば、数の感覚を学んだり、身につけたりできるチャンスはたくさんあります。
・お買い物
・おもちゃを使った遊び
・おままごと
・おやつの時間
・食事の時間(食器やコップの数)
・お風呂(湯船に入っている時間のカウント)
など
このように、普段の生活の中で、親御さんの問いかけ次第で、数の学習をさせることは可能です。
そのため、日常生活の中で、お子さんの「数の感覚」を養うことも意識していくようにしましょう。
2.ビー玉やおはじきなど具体物を使う
数の問題を学習する時は、はじめにビー玉やおはじきなど具体物を使って学習することをおすすめします。
幼児期のお子さんは、ペーパー上だけで勉強するよりも、五感を使って学習したほうが理解しやすいです。
そのため、数の問題を解かせるときも、ビー玉やおはじきなど、具体物を積極的に使わせてあげるようにしましょう。
そして、だんだんと感覚をつかめてきたら、ペーパー上で解かせるようにしましょう。
3.印をつけながら問題を解く
3つ目は、印をつけながら問題を解くことです。
数の問題を解く時には、印をつけながら問題を解く癖をつけさせることが大切です。
例えば、計数問題は、カウントしたものからスラッシュ(/)で消していくことで数え忘れや数え間違いを防ぎ、ケアレスミスの防止につながります。
また、引き算であれば、引く数の分だけスラッシュ(/)で消すことで、おのずと答えの数が残るようになります。
このように印をつけることで、ケアレスミスを防げるだけでなく、複雑な問題でも答えやすくなるため、必ず印をつける習慣を身につけさせるようにしましょう。
さいごに
今回は、「数の問題」の対策方法やポイントなどについて、解説してきました。
数の問題は、小学校受験のペーパー課題で出題される単元のひとつです。
そのため、数の問題の対策をしたい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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