小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに「図形の重なり」があります。
図形の重なりでは、例えば、次のような問題が出題されます。
このような「図形の重なり」の問題は、有名私立小学校でも出題されることが多いため、早いうちから対策する必要があります。
そこで今回は、「図形の重なり」の教え方やポイント、オススメの問題集について、小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。
目次
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「図形の重なり」を解くのに必要な力
最初にもご紹介したように、図形の重なりでは、次のような問題が過去に出題されたことがあります。
この問題を解くには、「見る力」「重ねて想像する力」の2つが必要になります。
例えば、上記の問題を解くためには、それぞれの形がどんな順番で重なっているのか把握することがポイントです。
そのためには「見る力(観察力)」が必要です。
ちなみに、以下のような問題が出題されたこともあります。
このような問題では、「どんな形が重なっているか」を想像したり、推理する力も必要になります。
そのため、これらの問題を想定して、日ごろから対策するようにしましょう。
「図形の重なり」を教える時のポイント
「図形の重なり」を教える時のポイントは、次の4つです。
1.具体物を使って丁寧に教える
2.ペーパー上で解く練習をする
3.基礎的な問題集から取り組む
4.応用問題に慣れていく
では、1~4について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って丁寧に教える
図形の重なりを教える時は、最初に具体物を使って丁寧に教える必要があります。
というのも、図形の重なりの問題を解く時に必要な 「見る力」「重ねて想像する力」、「重ねる順番を予測する力」などは、具体物を使ったほうが養いやすいからです。
また、図形の重なりの具体物を作るのは簡単です。
実際に、問題用紙をA3、または、B4くらいで印刷して、切り取るだけでOKです。
そして、切り取ったものを使いながら試行錯誤させて考えさせることで、図形の重なりを解くのに必要な力を養うことができます。
そのため、最初は具体物を使って、丁寧に教えるようにしましょう。
2.ペーパー上で解く練習をする
具体物を使って、慣れてきたら、次はペーパー上で解く練習をする必要があります。
ペーパー上で問題を解くためには、問題の図を見て、「図形のそれぞれの大きさ」「どんな順番で重なっているか」「重なったらどうなるのか」などを想像する力が必要です。
これらの力を養うには、ペーパー上で簡単な問題から解いていく必要があります。
そのため、具体物で感覚を掴むことができたら、少しずつペーパー上で解いていくようにしましょう。
3.基礎的な問題集から取り組む
「図形の重なり」の問題を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
特に、「図形の重なり」の問題では、特に「どんな順番で重ねているか」「重ねた時にどうなるのか」を想像する力が必要になるため、簡単な問題から解かせることが大切です。
ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
4.応用問題に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、トレーシングペーパーを使使って、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「図形の重なり」のオススメ問題集
以下では、「図形の重なり」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「図形の重なり」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「図形の重なり 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『図形の重なり 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
さらに、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、図形問題に必要な観察力や推理力を強化したい方、家庭学習で「図形の重なり」の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「図形の重なり 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「図形の重なり 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「図形の重なり 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 図形の重なり(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「図形の重なり 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「図形の重なり」の応用問題を解きたい方、「図形の重なり」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「図形の重なり」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 図形の重なり(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「図形の重なり」の教え方やポイント、オススメ問題集について、小学校受験講師が解説してきました。
「図形の重なり」は、お子さんがつまづきやすい単元のひとつです。
そのため、具体物を使ってイメージを掴ませたり、基礎的な問題から取り組ませることが大切です。
「図形の重なり」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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