小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに「見え方の推理(四方図)」があります。
見え方の推理では、例えば、次のような問題が出題されます。
このように、「見え方の推理(四方図)」では、ある物をいろいろな方向から見た場合に、「どのように見えるか」が問われます。
また、問題によっては、ぬいぐるみなどが用いられることもあれば、先程の例題のように積み木やブロックが使われることもあります。
そのため、このような問題を想定して、日ごろから対策する必要があります。
そこで今回は、「見え方(四方図)」の教え方やポイント、おすすめの問題集について、小学校受験講師が解説していきます。
目次
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「見え方の推理(四方図)」の問題の特徴
「見え方の推理(四方図)」の問題では、基本的に「前後左右から見た場合のものの見え方」が問われます。
また、その中でも、よく出題されるのが次の3つです。
①積み木やブロック
②ぬいぐるみなどのおもちゃ
③その他(サイコロや日常的に使う物)
そのため、「見え方の推理(四方図)」では、このようなものの見え方が問われることが多いことを覚えておきましょう。
特に、積み木の問題では、立方体だけではなく、「三角柱」や「三角錐」、「円錐」、「直方体」などさまざまな形が出されます。
そのため、このような積み木を四方から見た時にどんな見え方になるのかも対策しておくことがポイントです。
「見え方の推理(四方図)」を教える時のポイント
「見え方の推理(四方図)」を教える時のポイントは、次の5つです。
1.具体物を使って丁寧に教える
2.日常生活で見え方を確認する習慣を作る
3.スマホなどを活用する
4.基礎的な問題集から取り組む
5.応用問題に慣れていく
では、1~5について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って丁寧に教える
1つ目は、具体物を使って丁寧に教えることです。
先程もお伝えしたように、見え方の問題では、積み木やぬいぐるみなど、お子さんが普段使うものの見え方を問われることが多いです。
また、最初からペーパー上で見え方を考えさせようとすると、なかなか答えられないお子さんが多いです。
そのため、最初は、積み木やぬいぐるみなど実際の具体物を使って、丁寧に教えてあげることがポイントです。
2.日常生活で見え方を確認する習慣を作る
2つ目は、日常生活の中で、見え方を確認する習慣を作ることです。
みなさんの家の中には、さまざまなものがあると思います。
例えば、時計だったり、テレビだったり、机だったり…。
このように家の中にある物の見え方を確認する習慣をつくるのもポイントです。
実際、ペーパーでも、積み木やブロックだけではなく、ポットや机など、多種多様なものの見え方を問われることがあります。
そのため、家の中にある物などを、前後左右から見て、どんなふうに見えるか確認する習慣も作ることをおすすめします。
3.スマホなどを活用する
四方図を学習するときに、「前から見てごらん」「右側からどんなふうに見える?」と聞いても、その方向からうまく確認できないお子さんがいます。
そのような時は、スマホなどを活用して、その方向から写真を撮って見せてあげましょう。
そうすることで、お子さんもスムーズに理解できることが多いです。
また、ipadなどをお持ちの場合、そちらの方が画面のサイズが大きいため、確認しやすいです。
そのため、ipadなどがある場合は、そちらを活用するのもよいでしょう。
4.基礎的な問題集から取り組む
「見え方の推理(四方図)」の問題を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
特に、濃度に関する問題では、そもそも「濃度の理解」が必要になるため、情報量の少ない簡単な問題から解かせることが大切です。
ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
5.応用問題に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使って、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「見え方の推理(四方図)」のオススメ問題集
以下では、「見え方の推理」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「見え方の推理」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「四方図(見え方の推理) 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『四方図(見え方の推理) 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
また、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
さらに、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、四方図の問題を解くのに必要な想像力や推理力を強化したい方、家庭学習で「四方図」の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「四方図(見え方の推理) 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「見え方の推理 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「見え方の推理 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 見え方の推理(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「見え方の推理 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「見え方の推理」の応用問題を解きたい方、「見え方の推理」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「見え方の推理」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 見え方の推理(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「見え方の推理(四方図)」の教え方やポイント、おすすめの問題集について、小学校受験講師が解説してきました。
「見え方の推理(四方図)」は、お子さんがつまづきやすい単元のひとつです。
そのため、具体物を使ってイメージを掴ませたり、基礎的な問題から取り組ませることが大切です。
「見え方の推理(四方図)」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、お父様、お母様から大変ご好評の、"単元別"問題集『三つ星ドリル』を販売しています。
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