小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに「濃度・水の量」があります。
「濃度・水の量」では、例えば、次のような問題が出題されます。
【濃度の例題】
どのコップにも同じ量の水が入っています。下の絵にあるように、それぞれのグラスに違った数の砂糖を入れました。どのコップが一番甘くなりますか。そのコップに○をつけましょう。
【水の量の例題】
3人に同じ量の入った水を配りました。一番水を多く飲んだ子どもに◯をつけましょう。
「濃度・水の量」では、このような問題が出題されることが多いです。
また、濃度に関しては、砂糖など具体物を使って丁寧に教えてあげないと、なかなかお子さんは理解することができません。
そのようなことを踏まえた上で、今回は、「濃度・水の量」の教え方やポイント、オススメの問題集について、プロがわかりやすく解説していきます。
目次
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「濃度・水の量」問題の種類と特徴
まずは、小学校受験において出題されやすい 「濃度・水の量」問題の種類と特徴について、それぞれ詳しく解説していきます。
「濃度」問題のよく出るパターンと特徴
濃度に関する問題では、主に次の2パターンの問題が出題されることが多いです。
【パターン1】
どのコップにも同じ量の水が入っています。下の絵にあるように、それぞれのグラスに違った数の砂糖を入れました。どのコップが一番甘くなりますか。そのコップに○をつけましょう。
【パターン2】
下の絵にあるように、違う量の入ったコップが3つあります。それぞれに砂糖を1つずつ入れた時、いちばん甘くなるのはどれですか。そのコップに◯をつけましょう。
【パターン3】
下の絵にあるように、違う量の入ったコップが3つあります。それぞれのグラスに違った数の砂糖を入れました。どのコップが一番甘くなりますか。そのコップに○をつけましょう。
このように、濃度の問題では以下の3パターンに分かれることが多いです。
①液体の量が同じ&入れる物の量が違う
②液体の量が違う&入れる物の量が同じ
③液体の量が違う&入れる物の量が違う
また、例題では、「水と砂糖」でしたが、他のものが使われることもあります。
「水の量」問題のよく出るパターンと特徴
水の量に関する問題では、主に次のような問題が出題されることが多いです。
【例題1】
3人に同じ量の入った水を配りました。一番水を多く飲んだ子どもに◯をつけましょう。
【例題2】
大きさや形の違うコップに入ったお水を同じ大きさのコップに注いだところ、下の絵のようになりました。一番多くお水が入っていたコップに◯をつけましょう。
水の量では、このようにさまざまな問題が出されます。
また、お風呂のかさを問う問題なども出題されやすいです。
そのため、これらの問題を想定して対策する必要があります。
「濃度・水の量」を教える時のポイント
「濃度・水の量」を教える時のポイントは、次の5つです。
1.具体物を使って丁寧に教える
2.基礎的な問題集から取り組む
3.応用問題に慣れていく
では、1~3について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って丁寧に教える
まず、1つ目は、具体物を使って丁寧に教えることです。
特に「濃度」に関しては、具体物が重要になります。
一般的には、角砂糖などを使って学習する方が多いですが、個人的に濃度を教える時には、「カルピス」がオススメです。
というのも、カルピスは、好きなお子さんが多いですし、「濃い(甘い)・薄い」の違いがわかりやすいからです。
また、お子さんにとって身近なものを使うことで理解のしやすさも変わります。
そのため、角砂糖や砂糖だけはなく、カルピスなど身近なものを使って、最初は丁寧に教えてあげるようにしましょう。
2.基礎的な問題集から取り組む
「濃度・水の量」の問題を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
特に、濃度に関する問題では、そもそも「濃度の理解」が必要になるため、情報量の少ない簡単な問題から解かせることが大切です。
ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
3.応用問題に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使って、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「濃度・水の量」にオススメの問題集
以下では、「濃度・水の量」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「濃度・水の量」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
ばっちりくんドリル「甘さ・濃度・水の量 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「甘さ・濃度・水の量 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 甘さ・濃度・水の量(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「甘さ・濃度・水の量 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「濃度・水の量」の応用問題を解きたい方、「濃度・水の量」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「濃度・水の量」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 甘さ・濃度・水の量(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「濃度・水の量」の問題の教え方やポイントなどについて、詳しく解説してきました。
「濃度・水の量」は、幼児期のお子さんにとってはイメージが掴みづらい単元のひとつということもあって、いきなりペーパーで解かせてもうまくいかず、苦手意識をもってしまうことが多いです。
そのため、「濃度・水の量」の問題を教える時は、ぜひ今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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