小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに「仲間分け・仲間はずれ」があります。
仲間分け・仲間外れ問題は、例えば次のようなものが該当します。
また、中には、選択肢の中から、仲間はずれのものを選ぶ問題もあります。
加えて、仲間分けの問題では、植物や生き物、道具などさまざまな知識が求められます。
そのため、早い段階から丁寧に教える必要があります。
そこで今回は、「仲間分け・仲間はずれ」の対策方法やポイント、オススメの問題集について、小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。
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「仲間分け」で出題されやすい種類一覧
小学校受験の「仲間分け・仲間はずれ」問題で出題されやすい種類は、次の通りです。
1.道具
2.食べ物
3.植物(花や野菜)
4.生き物
では、それぞれについて、どんな問題が出題されやすいのあ、詳しく見ていきましょう。
1.「道具」に関する仲間分け
「道具」に関する仲間分け問題では、次のような種類が出題されやすいです。
・文房具
例)「セロハンテープ・ハサミ・のり・スコップ」の中で仲間外れを選ぶ問題。
・料理で使う道具
・掃除で使う道具
・書く(描く)時に使う道具
・切るために使う道具
・挟むのに使う道具
例)クリップ、洗濯バサミなど
・衣服
・公園にある遊具
・農具や工具
・スポーツに使う道具
・海やプールで使う道具
・行事に関する道具/アイテム
例)お正月、ひな祭り、子どもの日など
・季節ごとに使う道具
例)夏→蚊取り線香、扇風機など 冬→こたつなど
・光を発する道具
道具に関する仲間分け問題では、上記のような種類の中から出題されることが多いため、日常生活の中で教えたり、図鑑などを活用したりすることをおすすめします。
2.「食べ物」に関する仲間分け
「食べ物」に関する仲間分け問題では、次のように、原料と加工品に関する知識を問われる問題が多いです。
・生乳から作られるもの
例)バター、チーズ、牛乳など
・お米から作られるもの
例)おにぎり、おもち、おかきなど
・卵から作られるもの
例)卵焼き、目玉焼きなど
このように、食べ物に関する問題では、原料と加工品について問われることが多いため、日々ご飯を食べたり、作ったりする中で意識して教える必要があります。
3.「植物(花や野菜)」に関する仲間分け
「植物(花や野菜)」に関する仲間分け問題では、次のような種類が出題されやすいです。
・季節ごとの花や野菜、果物
※4つの選択肢の中で、1つだけ季節が違うものを選ぶ
・種から花になる植物
例)ひまわり、朝顔、コスモスなど
・球根から花になる植物
例)ゆり、チューリップ、シラクメンなど
・土の上で育つ植物(実を食べる物)
例)トマト、キャベツ、レタスなど
・土の中で育つ植物(根っこを食べる物)
例)にんじん、大根、玉ねぎなど
・同じ色の野菜や果物
・実を食べる野菜
例) トマト、きゅうり、なすなど
・葉を食べる野菜
例)レタス、キャベツ、ほうれん草など
・茎を食べる野菜
例)アスパラガス、たけのこなど
・地下の茎を食べる野菜
例)れんこん、しょうがなど
・根を食べる野菜
例)さつまいも、ごぼう、大根など
・花のつぼみを食べる野菜
例)ブロッコリー、カリフラワーなど
・水に浮く野菜や果物とそうでないもの
このように、植物に関する仲間分け問題では、花や野菜、果物に関しての知識を問われることが多いです。
そのため、図鑑の活用はもちろん、トマト栽培や植物園などに足を運んで、五感を刺激するような学習をさせるのもポイントです。
4.「生き物」に関する仲間分け
「生き物」に関する仲間分け問題では、次のような種類が出題されやすいです。
・海で生きている代表的な生き物
・川や池(淡水)で生きる代表的な生き物
・卵で生まれる生き物(卵生)
例)サメ、カエル、鶏など
※卵からどのように育つかも問われる。
・赤ちゃんで生まれる生き物(胎生/哺乳類)
例)ラッコ、シャチ、クジラ、イルカ、アザラシ
・昆虫の仲間(足の数→昆虫は6本)
例)蜘蛛は昆虫か(正解:昆虫ではない)
・鳥の仲間
例)ペンギンは鳥類?(正解:鳥類)
・飛ぶ生き物と飛ばない生き物
・数え方(頭、匹、羽)
このように、生き物に関しては、いろいろな仲間分けの問題が出題されることが多いです。
そのため、動物園や水族館に足を運んだり、図鑑・カード教材なども活用して楽しく・丁寧に教えていくことがポイントです。
仲間分け問題を対策する時のポイント
仲間分け問題を対策する時のポイントは、主に次の5つです。
1.日々の生活での学びを大切にする
2.図鑑を開く習慣をつける
3.カード教材などを活用する
4.五感を刺激する学習を取り入れる
5.受験用の問題集を活用する
では、1~5について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.日々の生活での学びを大切にする
仲間分けは、日々の生活の中で学ぶことができる単元です。
例えば、道具に関しては、親御さんが洗濯や掃除などをする時に、
「これは◯◯って言ってね、こういうふうに使うんだよ」
と教えることで、一つの知識を身につけさせることができます。
また、その時に実際に道具を使わせることで、より印象に残したり、お手伝いをしてもらうきっかけを作ることができます。
他にも、料理を作ったり、ご飯を食べたりする時に、どんなものから作られているのか教えることで、仲間分けの対策になります。
そのため、日々の生活の中で、少しずつ教えて、知識を増やすことも大切です。
2.図鑑を開く習慣をつける
仲間分けの問題を解けるようになるには、生き物や植物などの理科的知識、日常生活でよく目にする道具の名前や使い方、季節・行事に関する知識などが必要になります。
ちなみに、これらの知識は「常識問題」として、小学校受験のペーパー課題で出題されます。
また、このような幅広い知識を身につける時に役立つアイテムが「図鑑」です。
実際、小学校受験の対策の一環として、図鑑を開く習慣を身に付けさせているご家庭は多いです。
また、図鑑は辞典と同じで、何かを調べた時に、それ以外の情報も一緒に入ってくるため、図鑑を開くことを習慣化することで、いろいろな知識を増やすことができます。
そのため、まだ図鑑を活用されていない方は、特定の分野だけでも構わないので、図鑑を日常生活のなかで活用する習慣を身につけさせるようにしましょう。
3.カード教材などを活用する
仲間分け問題の対策をするときは、カード教材などを活用するのもオススメです。
例えば、こぐま会が作成しているカード教材のひとつに「きせつカード」があります
このように、正方形のカード(計48枚)になっているため、カードを並べて、
「同じ季節のカードを集めてください」
「季節がちがうカードを1枚だけ選んでください」
などの使い方をすることで、仲間分けの対策をすることができます。
また、カード教材のメリットは、実際に手を動かして仲間分けできる点です。
そのため、手を動かして仲間分けの対策をしたい方、スキマ時間で学習したい方におすすめの教材です。
【商品名】
きせつカード (カード教材)
【価格】
1,650円
4.五感を刺激する学習を取り入れる
幼児期のお子さんに何かを教える時は、「楽しく」「一緒に」「わかりやすく」の3つが大切です。
また、仲間分けに必要な知識を教える時は、五感を刺激した学習を意識することが大切です。
例えば、次のような学習方法があります。
【生き物に関する学習】
・動物園や水族館に行く
・昆虫を捕まえたり、飼育したりする
【植物に関する学習】
・お花屋さんやお花畑に行く
・植物園に行く
・トマト栽培などをする
・芋掘り体験などをする
【自然・科学に関する学習】
・具体物を使っての学習(自然環境を含む)
上記の内容を参考に、最初からペーパー上で解くのではなく、まずはお子さんの五感を刺激できるような学習方法で対策していくことも大切です。
5.受験用の問題集を活用する
5つ目は、受験用の問題集を活用して学習することです。
仲間分けに必要な知識を全部網羅しようと思うと、やらなければならないことば膨大になります。
そのため、仲間分けの対策をする時は、受験用の問題集を親御さんがあらかじめチェックして、その問題集に収録されているものから学習していくことをおすすめします。
ですので、基本的に小学校受験の問題集や志望校の過去問をチェックして、そこで出題される範囲を学習すると効率的に対策できてよいでしょう。
「仲間分け(はずれ)」対策にオススメの問題集
以下では、「仲間分け(はずれ)」対策におすすめの問題集や教材をご紹介します。
そのため、仲間分けの対策をしたい方、実践問題に取り組みたい方は、以下でご紹介する問題集を使ってみてくださいね!
三つ星ドリル「仲間分け・仲間探し 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『仲間分け・仲間探し 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
また、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
さらに、ダウンロード形式のPDFデータとなっているため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、「仲間分け・仲間探し」の単元を強化したい方、家庭学習で動物や植物などに関する知識を増やしたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「仲間分け・仲間探し 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「仲間」シリーズ
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「仲間分け」シリーズでは、さまざまなジャンルの仲間分け・仲間はずれの知識を問う基礎的な問題から応用問題まで載っているため、特にこの単元を強化したい方にはピッタリの問題集です。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
基礎編 | 770円
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応用編 | 770円
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ひとりでとっくん「なかまあつめ・なかまはずれ」
『ひとりでとっくん100』は、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版している単元別ドリルです。
学習の系統性や難易度を考え、一つの学習テーマにつき30枚ずつのペーパーにまとめた単元別の問題集になっています。
また、「なかまあつめ」「なかまはずれ」では、基礎から応用問レベルの問題が多数掲載されているため、仲間分けの対策をしたい方にはピッタリです。
なかまあつめ | 770円
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なかまはずれ | 770円
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能力育成問題集28「仲間はずれ」
PYGLIシリーズは、ピグマリオンメソッドを基にした問題集です。
ピグマリオンメソッドは、能力育成や小学校受験で必要な「指先能力」「空間能力」「図形能力」「数論理力」「言語能力」の6領域を網羅する形で作成されています。
この問題集では、ハイレベルな仲間分けの問題を収録しているため、応用問題や難しいレベルの問題を対策したい方にもピッタリです。
【商品名】
能力育成問題集28 仲間はずれ
【価格】
770円
さいごに
今回は、「仲間分け(仲間はずれ)」の教え方やポイント、オススメの問題集について解説してきました。
仲間分けでは、幅広い知識が必要になるため、日常生活の中で学びを深めたり、早いうちから対策してく必要があります。
そのため、仲間分けの対策をしてきた方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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