小学校受験の面接において、保護者の方々から、
「面接で併願校を聞かれた時はどう答えるのがベストですか?」
「志望校で併願について聞かれた場合、単願だと言ったほうがいいですか?」
という質問がよく寄せられます。
併願校の質問に対する回答の正解は、はっきり言って不明瞭です。
なぜなら、正直に併願校があることを伝えても、ご縁をいただいたご家庭はありますし、ご縁をいただけなかったとしても、学校側からその理由を教えられることはないため、併願校の質問に対する答えが不合格の原因だという根拠がないからです。
ただ、併願校に関する質問に答える時に気をつけなければならないポイントや注意点はいくつかあります。
そこで今回は、小学校受験の面接で併願校を聞かれた時の回答例や注意点について、プロの意見を踏まえて解説していきます。
目次
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◉全100問の質問を収録!
※過去の国立・私立小学校で聞かれた質問を含む
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◉回答を考える際のポイントや注意点
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面接における併願校の質問例
小学校受験の面接では、併願校について次のような質問をされることが多いです。
・当校の他にどこか受験されましたか。
・本校は第1志望ですか。
・専願と併願のどちらですか。また、どちらの学校に出願されましたか。
・国立附属小学校(私立小学校)の受験はされますか。
・併願校はありますか。その学校と本校、両方合格した場合はどちらに進まれますか。
小学校受験では、併願校について上記のような質問をされることが多いです。
また、面接で併願について聞いてくる場合、アンケート的な意味合いで聞いてくることもあれば、当校への熱意を知りたい(志望順位を知りたい)という意味合いで聞いてくることもあります。
上記でご紹介したご質問のうち、
「その学校(併願校)と本校、両方合格した場合はどちらに進まれますか。」
などと聞かれた場合は、後者の可能性が高いでしょう。
ですので、併願についての質問に答える時は、面接官の意図を踏まえて答えることがポイントになります。
併願の質問に答える時のポイント
小学校受験の面接で、併願に関して質問されたら、次のようなポイントを踏まえて回答することをおすすめします。
①基本的に嘘はつかない
②第1志望校の場合は、それを堂々と伝える
③併願校の面接でも失礼のないようにする
④聞かれた質問に上手に答える
⑤根拠を添えて答える
では、①〜⑤について、それぞれ詳しく解説していきます。
①基本的に嘘はつかない
併願校に関して聞かれたら、基本的に嘘をつかないことをおすすめします。
たしかに、面接で併願について聞かれたら、
「単願です」
「第1志望です」
とすべての学校で答えたほうがご縁をいただきやすいと思う方もいるでしょう。
ただ、いくつかの学校を併願しているご家庭は多いですし、小学校側もその実情は理解しています。
それに、単願とわざとらしく口にするほうが先生方に疑われる可能性もありますし、仮に嘘をついて、それがバレてしまったら、そのご家庭に対しての印象は悪くなり、ご縁をいただけないリスクも高くなります。
(実際、先生が試験の中でお子さんに他の学校の試験を受けたか聞いて、単願でないことが学校側に伝わってしまうケースもあるそうです。)
そのため、もし併願している場合は、「単願です」などとわざわざ嘘をつかないで、正直に答える方がよいでしょう。
ただ、併願について答える時は、いくつか気をつけなければならない点もあるため、次から解説するポイントも参考にして回答を考えるようにしましょう。
②第1志望校の場合は、それを堂々と伝える
もし、第1志望の面接で、
「本校は第1志望ですか。」
と聞かれたら、迷わず「第1志望です。」と堂々と答えられると思います。
ただ、第1志望と伝えても、
「併願校ではなく、どうして本校が第1志望なのでしょうか。」
と深堀りされる可能性があるため、きちんと志望理由などを踏まえて答えられるようにしておきましょう。
また、第1志望校の面接で、
「他に受験される学校はありますか。」
と聞かれた際は、単願であればそのまま単願と答えればよいですが、もし併願校があるのであれば、嘘をつかないで、併願校があることを伝えた方がよいでしょう。
ただ、その際、きちんと「貴校が第一志望であること」+「なぜ第1志望なのか」が伝わるように答えることがポイントです。
③併願校の面接でも失礼のないようにする
みなさんが回答に困るのは、併願校の面接で併願について聞かれたときですよね。
例えば、併願校の面接で、
「当校は第1志望校ですか。」
「単願と併願のどちらですか。」
と聞かれた場合、答え方に困りますよね。
この時、「第1志望です」「単願です」と嘘をついてその場を乗り切るのも選択肢のひとつですが、個人的にはおすすめしません。
その理由は主に2つです。
1つ目は、先ほどもお伝えしたように、お子さんへの質問などを通して、嘘がバレる危険があるからです。
2つ目の理由は、礼儀やマナーの問題です。
私立小学校の中には、「併願校」として受験するご家庭が多い小学校があります。
また、そのような小学校は、併願校として受験するご家庭が多いことを理解しているケースがです。
その上で、「第1志望かどうか」「単願なのかどうか」を聞いてくるのは、「我が校に本当に進学したい」と思っているご家庭をなるべく優先して入れたいという意図があるからだと言えます。
学校側の立場になって考えてみれば、おわかりいただけると思います。
学校側としては、当校を第1志望としているご家庭を先に合格させておかないと、生徒の確保に支障が出るからです。
つまり、学校側は、合格を言い渡したら確実に入学してくれるご家庭を優先して、残りの枠で併願校として受験してくれたご家庭を入れたいと思っているのです。
そのため、面接で「第1志望かどうか」「単願なのかどうか」聞いているのです。
もちろん、最初にもお伝えしたように、確実にご縁をいただきたいということで、嘘をついてその場を乗り切るのも選択肢のひとつです
ただ、もしそれで第1志望校のご縁をいただいた場合、一度は「第1志望です(単願です)」と伝えた併願校への入学を断ることになります。
これは、小学校受験をする保護者としてマナーや配慮が足りていない行為だと個人的には思いますし、それをされた学校側も残念な気持ちになるでしょう。
そのため、併願校である場合は、伝え方を工夫するなどして、嘘をつかないほうがよいでしょう。
④聞かれた質問に上手に答える
併願校について聞かれた時は、その質問に対して「上手に」答えることがポイントです。
例えば、第1志望校の面接で、
「併願校はありますか。その学校と本校、両方合格した場合はどちらに進まれますか。」
と聞かれたら、迷わず「御校に進学させていただきたいと考えております。」と答えられると思います。
ただ、併願校の面接で同じような質問をした場合は、答え方を工夫して答える必要があります。
ここで「第1志望です(単願です)」と答えてしまうと嘘になってしまうので、例えば、
「もし、両校からご縁をいただけた場合は、改めて息子(娘)を交えて家族で話し合い、決めたいと思っております。」
というふうに少しぼかすのもテクニックのひとつです。
また、第2志望であることを伝えるにしても、その志望校の教育・指導方針において共感している点や魅力を感じているプログラムなどを具体的に伝えることで、熱意を伝えることはできます。
そのため、併願校について聞かれたら、工夫をして上手に答えることもポイントです。
⑤根拠を添えて答える
併願校について聞かれた時は、根拠を添えて答えるように意識するのもポイントです。
例えば、先ほどもお伝えしたように、第1志望校の面接で、
「第1志望校ですか。」
と聞かれたら、ただ「第1志望です」と回答するのではなく、きちんと志望理由なども踏まえて答えられると、面接官により熱意が伝わりやすくなるでしょう。
また、併願校の場合も、第1志望校と同じように「貴校の教育理念や指導方針に賛同したから志願しました」というスタンスで取り組むことが大切です。
仮に、練習校として受験する学校の場合でも、失礼がないよう、このスタンスを崩さないに注意しましょう。
また、このスタンスを徹底することで、併願校の面接で「併願した理由」を聞かれてもスムーズに答えることができます。
保護者面接は合否を左右するほど大事!
ここまで、小学校受験の面接で併願校について質問された時の回答ポイントや注意点について解説してきました。
小学校受験では、多くの国立・私立小学校では、親子面接や保護者面接が行われています。
また、保護者面接や親子面接を採用している学校の場合、全体の試験における面接のウエイトは大きいです。
実際、お子さんの試験での評価が高くても、保護者面接でうまくいかず、ご縁をいただけなかったご家庭は数多く存在します。
そのため、もし試験の一つに面接がある場合、お子さんの試験対策だけでなく、お父様やお母様ご自身も面接の対策を早いうちから入念に準備する必要があります。
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さいごに
今回は、小学校受験の面接で併願校を聞かれた時の回答例や注意点について、プロの意見を踏まえて解説してきました。
小学校受験の面接では、併願校について聞かれることがよくあります。
また、どのように答えるかは、最終的にご家庭ごとに判断する必要があります。
そのため、併願について質問された時の回答を考えている方は、今回解説したことをぜひ参考にしてくださいね!
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