小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに、「数の増減」があります。
「数の増減」は、例えば次のような問題が該当します。
このように、数の増減では、数を足したり、引いたりする力が必要です。
また、この力は、ほかの数の問題を解く時にも必要です。
そのため、早いうちから「数の増減」の問題をきちんと対策する必要があります。
そこで今回は、「数の増減」の対策方法やポイント、オススメの問題集をプロがご紹介していきます。
目次
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「数の増減」問題を解くのに必要な力
「数の増減」の問題を解く際に必要になる力は、主に次の3つです。
1.数を足す力(足し算)
2.数を引く力(引き算)
3.文章を理解する力
では、1~3について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.数を足す力(足し算)
1つ目は、数を足す力です。
これは、足し算の基本的な発想になります。
例えば、次のような問題の時に、数を足す力が必要になります。
そのため、日ごろからお菓子などを使って、数を数えたり、足したりする考え方を教えておくと良いでしょう。
2.数を引く力(引き算)
1つ目は、数を引く力です。
これは、引き算の基本的な発想になります。
小学校受験では、次のような問題のように、数を引く力が必要になるケースもあります
このような問題では、「5-2=3」という引き算の考え方が必要になります。
そのため、足し算の考え方だけではなく、引き算の考え方も日常生活の中で、教えていくことが大切です。
3.文章を理解する力
3つ目は、文章を理解する力です。
数の増減では、足し算や引き算の考え方が必要ですが、それとは別に、設問を聞き取り、理解する力が大切になります。
なぜなら、設問を理解できないと、答えを導くことができないからです。
また、数の増減では、ここまでご紹介した例題以外にも、次のような問題が出題されます。
他にも、以下のようなさまざまなシチュエーションでの問題が出されます。
例1)男の子がアメを5個、女の子がアメを4個持っています。男の子が女の子にアメを3個あげると、女の子が持っているアメはいくつになりますか。
例2)駐車場に車が8代とまっています。そのうち、3台の車が出ていきました。駐車場に残っている車は何台ですか。
例3)公園で7人子どもが遊んでいます。お昼ごはんを食べに4人の子どもが帰りました。その後、別の公園から2人の子どもが来ました。では、今公園にいる子どもは全部で何人ですか。
このように、数の増減の問題では、問題文も長くなりやすいため、聞き取る力が重要になってきます。
そのため、文章を聞き、それを理解する力もきちんとトレーニングしていくようにしましょう。
「数の増減」を対策する時のポイント
次に「数の増減」の対策方法や問題を解く時のポイントを解説していきます。
それは、主に次の◯つです。
1.印をつけながら問題を解く
2.日常生活の中で数の感覚を身につける
3.ビー玉やおはじきなどを使う
4.基礎的な問題集から取り組む
5.応用問題に徐々に慣れていく
では、1~5について、それぞれ詳しく解説していきます。
1.印をつけながら問題を解く
1つ目は、印をつけながら問題を解くことです。
数の増減を解く時には、印をつけながら問題を解く癖をつけさせることが大切です。
足し算の問題の時であれば、カウントしたものからスラッシュ(/)で消していくことで数え忘れや数え間違いを防ぎ、ケアレスミスの防止につながります。
また、引き算であれば、引く数の分だけスラッシュ(/)で消すことで、おのずと答えの数が残るようになります。
このように印をつけることで、ケアレスミスを防げるだけでなく、複雑な問題でも答えやすくなるため、必ず印をつける習慣を身につけさせるようにしましょう。
2.日常生活の中で数の感覚を身につける
2つ目は、日常生活の中で数の感覚を身につけることです。
以下のように、普段の生活で意識すれば、数の感覚を学んだり、身につけたりできるチャンスはたくさんあります。
・お買い物
・おもちゃを使った遊び
・おままごと
・おやつの時間
・食事の時間(食器やコップの数)
・お風呂(湯船に入っている時間のカウント)
など
このように、普段の生活の中で、親御さんの問いかけ次第で、数の学習をさせることは可能です。
そのため、日常生活の中で、お子さんの「数の感覚」を養うことも意識していくようにしましょう。
3.ビー玉やおはじきなどを使う
数の増減を学習する時は、はじめにビー玉やおはじきなど具体物を使って学習することをおすすめします。
幼児期のお子さんは、ペーパー上だけで勉強するよりも、五感を使って学習したほうが理解しやすいです。
そのため、数の増減の問題を解かせるときも、ビー玉やおはじきなど、具体物を積極的に使わせてあげるようにしましょう。
そして、だんだんと感覚をつかめてきたら、ペーパー上で解かせるようにしましょう。
4.基礎的な問題集から取り組む
数の増減を学習刷る時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
置き換えは、特に足し算や引き算などの「考え方」をまずは理解しないといけない単元なので、基礎的な問題をたくさん解かせて、定着させる必要があります。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
5.応用問題に徐々に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使わせて、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「数の増減」にオススメの問題集
以下では、「数の増減」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「数の増減」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「数の増減 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『数の増減 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで全30問収録しています。
加えて、複数の問題パターンを用意しており、それぞれの問題を解く上でのワンポイントアドバイスなども記載しています。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、「数の増減」の単元を強化したい方、家庭学習で「数の増減」の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「数の増減 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「数の増減 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「数の増減 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
009 ばっちりくんドリル 数の増減(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「数の増減 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「数の増減」の応用問題を解きたい方、「数の増減」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「数の増減」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
010 ばっちりくんドリル 数の増減(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、「数の増減」の対策方法やポイント、オススメの問題集についてご紹介してきました。
「数の増減」は小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつです。
そのため、今回解説したことを参考に、早いうちからきちんと対策していってくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、お父様、お母様から大変ご好評の、"単元別"問題集『三つ星ドリル』を販売しています。
【三ツ星ドリルの特長】
◉全30問の問題を収録!
◉基礎〜応用・発展問題まですべて網羅!
◉有名校の過去問の類似問題を多数収録!
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◉PDFのため、印刷すれば何度でも使える!
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