小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに、「回転図形」があります。
回転図形では、例えば、次のような問題が出題されます。
また、回転図形は、回転した後の図形をイメージする力が必要なため、お子さんがつまづきやすい単元のひとつでもあります。
そこで今回は、「回転図形」の教え方やポイント、オススメの問題集について、わかりやすく解説していきます。
目次
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「回転図形」でよく出るパターン
小学校受験の回転図形では、主に次の2パターンの問題が出題されることが多いです。
1.「右(左)に~回まわすと…」
2.「お手本と同じものを~」
では、それぞれのパターンについて、もう少し詳しく見ていきましょう。
1.「右(左)に~回転がすと…」
回転図形で最も出題されやすいパターンが「右(左)に~回まわす(転がす)と、どうなりますか。」という問題です。
例えば、次のような問題が該当します。
上の図を矢印の方向に2回まわしたときの様子に合うものを、下から選んで◯をつけましょう。
簡単な問題であれば、「右に1回まわすと~」という条件の場合が多いですが、学校によっては、右に2回転がしたり、左右に違う数ずつ転がした場合の図形を問う学校もあります。
また、この問題を教える時は、まずはじめに「右に1回転がすとどうなるのか」ということを具体物などを使って丁寧に教える必要があります。
そのため、いきなり難しい問題を解かせるのではなく、簡単な問題からゆっくりと教えていきましょう。
2.「お手本と同じものを~」
2つ目は、「お手本と同じものを見つけましょう」という問題です。
例えば、次のような問題が該当します。
左上のお手本と同じものを3つ選んで◯をつけましょう。
このような問題では、回転後の図形の状態をイメージするだけでなく、それぞれのお部屋の絵や図形の向きにも注意する必要があります。
そのため、回転図形の対策をする時は、回転後の状態のイメージだけでなく、それぞれの絵の向きなどの確認が必要な問題にも取り組ませることがポイントです。
「回転図形」を教える時のポイント
「回転図形」を教える時のポイントは、次の5つです。
1.具体物を使って丁寧に教える
2.ペーパー上で解く練習をする
3.基礎的な問題集から取り組む
4.応用問題に慣れていく
では、1~4について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って丁寧に教える
回転図形を教える時は、まず具体物を使って、「右に1回転がす」というのがどういう意味なのか丁寧に教える必要があります。
そのため、回転図形の問題の見本を切り取って、実際に回転させ、「~回転がす」というイメージを掴ませてあげましょう。
そうすることで、設問を理解できるため、結果的に問題も解きやすくなります。
もちろん、本番ではペーパー上で解かないといけないため、最終的にペーパー上で解くテクニックを教える必要があります。
ですが、まずは、回転のイメージを持ってもらうことが大切なので、具体物を使って丁寧に教えるようにしましょう。
2.ペーパー上で解く練習をする
具体物を使って、回転図形のイメージを掴めたら、次はペーパー上で解く練習をする必要があります。
具体物でイメージを掴んだお子さんの中には、その想像力を使ってペーパー上でスラスラ解けてしまうお子さんも多くいらっしゃいます。
ですが、具体物を使えば解けるけど、ペーパー上だとなかなかうまく解けない子もいます。
そのため、ペーパー上で回転させて、想像する力を身につけるために、少しずつペーパー問題を解かせていくのもポイントです。
3.基礎的な問題集から取り組む
「回転図形」の問題を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
特に、回転図形の問題では、そもそも「転がす」という意味の理解が必要になるため、簡単な問題から解かせることが大切です。
ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
4.応用問題に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使わせて、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「回転図形」のオススメ問題集
以下では、「回転図形」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「回転図形」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「回転図形 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『回転図形 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
さらに、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、回転図形の単元を強化したい方、家庭学習で回転図形の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「回転図形 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「回転図形 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「回転図形 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 回転図形(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「回転図形 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「回転図形」の応用問題を解きたい方、「回転図形」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「回転図形」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 回転図形(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ひとりでとっくん「かいてんずけい」
『ひとりでとっくん100』は、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版している単元別ドリルです。
学習の系統性や難易度を考え、一つの学習テーマにつき30枚ずつのペーパーにまとめた単元別の問題集になっています。
また、「かいてんずけい」では、基礎から応用問レベルの問題が多数掲載されているため、回転図形の対策をしたい方にはピッタリです。
【商品名】
ひとりでとっくん52 回転図形
【価格】
660円
さいごに
今回は、「回転図形」の教え方やポイント、おすすめの問題集について、小学校受験講師が解説してきました。
「回転図形」は、お子さんがつまづきやすい単元のひとつです。
そのため、具体物を使ってイメージを掴ませたり、基礎的な問題から取り組ませることが大切です。
「回転図形」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
小学校受験三つ星ガイドでは、お父様、お母様から大変ご好評の、"単元別"問題集『三つ星ドリル』を販売しています。
【三ツ星ドリルの特長】
◉全30問の問題を収録!
◉基礎〜応用・発展問題まですべて網羅!
◉有名校の過去問の類似問題を多数収録!
◉カラー・モノクロの両方で使用可能!
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