小学校受験のペーパー課題で頻出する単元のひとつに「平面図形(構成)・パズル」です。
「平面図形(構成)・パズル」は、例えば次のような問題があります。
上のお手本を作っているパズルを全部使ってできるものを、下から選んで◯をつけましょう。
「平面図形(構成)・パズル」では、このようにパズルのような要素を持った問題が出されることが多いです。
また、このような問題を解くためには、図形や絵などを「構成する力」が必要です。
そこで今回は、平面図形(構成)・パズルの教え方とオススメ問題集について、小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。
目次
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「平面図形(構成)・パズル」の問題の種類
「平面図形(構成)・パズル」の問題では、主に次のような問題が出題されることが多いです。
1.平面図形の構成問題
2.パズルに近い問題
では、それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
1.平面図形の構成問題
1つ目は、平面図形を使った構成問題です。
例えば、次のような問題があります。
上のお手本の形を6つ使ってできる形に◯をつけましょう。向きは変えてもよいですが、重ねてはいけません。
左上の四角の中の形を2つ並べてできるものを3つ選び、◯をつけましょう。形は回してもよいですが、裏返しにはできません。
平面図形の構成問題では、このような問題が実際に出題されます。
平面図形は、一般的なパズルと違って絵などがなく、シンプルな図形を構成する力が必要になるため、幼児期のお子さんには少し難しい問題となっています。
2.パズルに近い問題
2つ目は、パズルに近い問題です。
例えば、次のような問題があります。
上の四角の形がお手本です。この形を作るのに使う形を下から選んで、使うもの全部に◯をつけましょう。
左のお手本の魚を作るのに使うパズルを、右から選んで◯をつけましょう。
これらの問題は、パズルの絵に近い問題なので、1でご紹介した平面図形の構成問題に比べると、簡単な場合が多いです。
そのため、このような問題にも想定して対策する必要があります。
「平面図形・パズル」を教える時のポイント
「平面図形・パズル」を教える時のポイントは、次の5つです。
1.具体物を使って丁寧に教える
2.ペーパー上で解いて、想像力を養う
3.基礎的な問題集から取り組む
4.応用問題に慣れていく
では、1~4について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
1.具体物を使って丁寧に教える
「平面図形・パズル」を教える時には、具体物を使って丁寧に教える必要があります。
平面図形を教える時には、「タングラム」や「さんかくパズル」などの具体物を使わせることをおすすめします。
平面図形やパズルでは、このような具体物を使わせて、まずはイメージを掴ませることが大切になります。
そのため、積極的に具体物を使わせるようにしましょう。
2.ペーパー上で解いて、想像力を養う
具体物を使って、平面図形の構成のイメージを掴めたら、次はペーパー上で解く練習をする必要があります。
具体物でイメージを掴んだお子さんの中には、その想像力を使ってペーパー上でスラスラ解けてしまうお子さんも多くいらっしゃいます。
ですが、具体物を使えば解けるけど、ペーパー上だとなかなかうまく解けない子もいます。
そのため、ペーパー上で構成させる想像力を身につけるために、少しずつペーパー問題を解かせていくのもポイントです。
3.基礎的な問題集から取り組む
「平面図形・パズル」を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。
特に、平面図形の問題では、構成力や想像力が必要になるため、簡単な問題から解かせることが大切です。
ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。
ですが、これはおすすめしません。
そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。
4.応用問題に慣れていく
基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。
小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。
そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。
また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。
そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、具体物を使わせて、自信をつけさせてあげることも重要です。
このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。
「平面図形・パズル」のオススメ問題集
以下では、「平面図形・パズル」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。
そのため、「平面図形・パズル」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
三つ星ドリル「図形の構成 基礎・応用編」
「小学校受験三つ星ドリル」は、分野別の家庭学習用ドリルです。
『図形の構成 基礎・応用編』では、基礎的な問題から入試レベルを意識した応用問題まで多数収録しています。
さらに、複数の問題パターンを用意しているため、さまざまな入試問題に対応する力を養うこともできます。
また、ダウンロード形式のPDFデータとなっております。 そのため、冊子タイプの問題集と違って、印刷すれば何回でも復習可能となっております。
そのため、図形の単元を強化したい方、家庭学習で「図形の構成」の問題に取り組みたい方にはピッタリの教材となっています。
【商品名】
小学校受験三つ星ドリル「図形の構成 基礎・応用編」
【価格】
880円(税込)
【形式】
PDFデータ(DL形式)
ばっちりくんドリル「平面図形・パズル 基礎編」
『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。
「平面図形・パズル 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。
また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。
【商品名】
ばっちりくんドリル 平面図形・パズル(基礎編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
ばっちりくんドリル「平面図形・パズル 応用編」
こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。
基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「平面図形・パズル」の応用問題を解きたい方、「平面図形・パズル」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。
また、「平面図形・パズル」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。
【商品名】
ばっちりくんドリル 平面図形・パズル(応用編) (理英会の家庭学習支援シリーズ)
【価格】
770円
さいごに
今回は、平面図形(構成)・パズルの教え方とオススメ問題集について、小学校受験講師が解説してきました。
「平面図形(構成)・パズル」は、お子さんがつまづきやすい単元のひとつです。
そのため、具体物を使ってイメージを掴ませたり、基礎的な問題から取り組ませることが大切です。
「平面図形(構成)・パズル」の問題を対策したい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね!
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