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お受験の基礎

グレーゾーンの子どもの小学校受験を考えている親御さんへ

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これを見てくださっている方は、日頃のお子さんの様子を見ていて、「発達障害かも…」と思うことがあると思います。

例えば、落ち着きがなかったり、人が話している時に大声で遮るように声を出したりなど、ADHDに近いような症状がお子さんの見られるという方も多いと思います。

また、小学校受験では、一定の知識や思考力が求められるのはもちろん、先生の指示を聞いて、その通りに動けるかや集団の中で上手に振る舞えるかなどがチェックされています。

そのため、「このような状態で小学校受験にのぞんで、合格できるのだろうか」と不安に思っている方も多いと思います。

そこで今回はグレーゾーンの子どもの場合の小学校受験の進め方について、現役の小学校受験講師が丁寧に解説していきます。

小学校受験三つ星ガイドでは、オリジナル教材も作成・販売しております。

お父様、お母様から大変ご好評の教材として、願書作成に必須の『合格する「志望理由の書き方」』面接対策に役立つ『合格する親の面接対策(400問以上収録)』『合格する子どもの面接対策(全100問収録)』などがあります。

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それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!

小学校受験をする理由を改めて考える

まず、グレーゾーンかどうかに関係なく、小学校受験をする場合、その「理由」が大切になると個人的には考えています。

もし、その理由が、お子さんの意思と関係なく、

「有名な私立小学校に行かせたいから」

「なんとなく周りにお受験するご家庭が多いから」

「義父や義母に言われているから」

などの理由であれば、小学校受験はオススメできません。

おそらく、このような理由で小学校受験をする場合、志望校は難関有名私立小学校がほとんどだと思います。

小学校受験における難関有名私立小学校は、早いうちからお受験を目標に習い事や塾などに通ってきたお子さんが大勢受験します。

それゆえ、競争率もかなり高くなり、合格の難易度は上がります。

また、このような難関有名私立小学校では、一定の知識や思考力はもちろん、想像力や協調性、社会性などさまざまな能力が求められます。

そのため、落ち着いて席に座ることができなかったり、静かに先生の指示を聞けないお子さんは試験ではじかれてしまう可能性が高いです。

また、お子さん本人の「受験したい」「あの学校に行きたい」という意思が伴っていない状態で、無理に勉強させても良い結果は出ません。

そのため、もし、先程お伝えしたような理由で小学校受験をさせようとしているのであれば、もう一度考え直すことをおすすめします。

その一方で、もしお子さんが望んで行きたいと思える学校であったり、お子さんの性格や特質に合っているカリキュラム・授業を行っている学校だと思えるのであれば、受験も選択肢のひとつでしょう。

ただ、受験する場合は、きちんとお子さんと話して受験するかどうかを決めることが大切です。

もし、本気で受験するのであれば、お子さんご自身が、

「この学校に行きたいから勉強を頑張るんだ!」

「この学校に行くためには、こういうところも変えていかないといけない!」

自ら思えるようにならなければなりません。

そのためには、お子さんご自身が「この学校に行きたい」「受験したい」と思えるようになる必要があります。

ですので、もし小学校受験をさせようか迷っているのであれば、親子で話し合うことが大切です。

逆に話し合いができない状態であれば、小学校受験をしないというのも選択肢の一つと言えるでしょう。

グレーゾーンの場合の小学校受験の進め方

お子さんがグレーゾーンの場合、以下のような順番で小学校受験の準備を進めるとよいでしょう。

1.今の子どもの状態をチェック

2.子どもの特性に合った学校選び

3.家族間での話し合い

4.幼児教室の検討

5.家庭学習の習慣化

では、1~5について、それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.今の子どもの状態をチェック

1つ目は、今の子どもの状態をチェックしましょう。

小学校受験では、次のような側面がチェックされています。

・一定の知識や思考力

・聞く力(聞く体勢も見られる)

・巧緻性(手先の器用さ)

・運動能力

・協調性や社会性(行動観察・集団行動)

グレーゾーンのお子さんは、思考力や巧緻性、運動能力が高いケースが多いです。

ただ、その一方で、聞く力が弱かったり(静かに話を聞けない)、集団の中でコミュニケーションを取ることが苦手なお子さんが多いです。

そのため、まずは小学校受験でご縁をいただくために、どんな力が足りていないのかを分析することが大切です。

2.子どもの特性に合った学校選び

2つ目は、子どもの特性に合った学校選びです。

具体的には、次のような特徴のある学校だとグレーゾーンのお子さんも入学後に楽しく有意義な学校生活を送れることが多いと思います。

◉生徒の個性を尊重してくれる

◉アクティブラーニング(※)を取り入れている

※教師による一方的な指導法ではなく、生徒によるグループワークやディスカッションなどを自ら能動的に学ぶ学習法のことです。

◉お子さんが興味を持って学習できそうなカリキュラムが多い

◉少人数制

このような特徴が多ければ多いほど、グレーゾーンのお子さんにとっては良い環境になる可能性が高いでしょう。

そのため、学校名だけで決めるのではなく、その学校のカリキュラムや授業スタイルなどもきちんとリサーチした上で、学校選びをするようにしましょう。

また、最終的に話し合いの中でお子さんに選ばせる形がベストであるため、3校~5校ほどピックアップしておくことをおすすめします。

3.家族間での話し合い

学校選びでいくつか候補を出したら、それを踏まえて家族で話し合うようにしましょう。

できれば、お父様、お母様、お子さんの3人で話し合うことがベストです。

また、この時、それぞれの学校の良さをお子さんに説明できる必要があるため、あらかじめきちんとリサーチしておくようにしましょう。

加えて、お話をする時は、言葉だけだとイメージが湧きづらいため、学校のHPを見せたり、実際に門の前まで連れて行ってあげるのもポイントのひとつです。

4.幼児教室の検討

もし、家族で話し合い、小学校受験をすることを決意したら、次にすべきは幼児教室や塾の検討です。

よく、小学校受験を検討している方々から、

「幼児教室に行かなくても小学校受験でご縁をいただくことはできますか?」

というご質問が寄せられます。

実際、小学校受験で幼児教室に通わず、ご縁をいただけるケースはあります。

ただ、小学校受験を受けるほとんどのご家庭が幼児教室や家庭教師など外部のサービスを利用しているのも事実です。

また、幼児教室なしで小学校受験を突破できるかどうかは、そのご家庭のライフスタイルによっても大きく異なります。

ちなみに、幼児教室に通わないでご縁をいただけるご家庭は、次のような共通点が見られることが多いです。

①親御さんに十分な時間がある

②時間管理ができる

③勉強計画を適切に設計できる

④情報を適切に収集・処理できる

⑤試行錯誤しながら、工夫して指導できる 

家庭学習のみで小学校受験を突破できるご家庭にはこのような共通点が見られやすいです。

逆に、これらのことができないと、家庭学習のみでは小学校受験でご縁をいただくことが難しいケースが多いです。

また、小学校受験特有の集団行動は、子ども同士のグループ活動などが多いため、他のお子さんと一緒に対策する必要があります。

そのため、集団行動など一部の対策だけ外部のサービスを利用して、メインは家庭学習で行う方々もいらっしゃいます。

ですので、お子さんの今の状態やご家庭のライフスタイルや志望校の試験内容などを加味した上で、幼児教室や塾が必要かどうかご夫婦で話し合うことをおすすめします。

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5.家庭学習の習慣化

小学校受験では、基本的に家庭での学習が必要になります。

そのため、少しずつで構いませんので、家庭学習を習慣化させるようにしましょう。

学習メニューに関しては、小学校受験専門の幼児教室や塾に通わせるのであれば、そのお教室の先生が自宅での課題や入試までのカリキュラムを作成してくれるため、基本的にはそれをきちんと行えば良いでしょう。

一方で、幼児教室に通わせなかったり、家庭学習をメインに対策していくのであれば、ご自身で勉強内容やメニューを考える必要があります。

また、ご自分で過程での学習メニューを考える場合は、次のような手順にしたがって作成することをおすすめします。

①入試までの残りの期間を逆算する

②1日に確保できる勉強時間の算出

③志望校の過去問を分析

④必要な問題集や教材の購入

⑤どのようなペースで進めていくか決定

カリキュラムの作成は、小学校受験の知識がまだあまりない方は、最初は大変かもしれません。

そのため、一時的に幼児教室や塾など外部のサービスを活用するのも選択肢の一つと言えるでしょう。

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さいごに

今回は、グレーゾーンの子どもの小学校受験を考えている親御さんにお伝えしたいことを解説してきました。

お子さんがグレーゾーンの場合、小学校受験を目指そうか迷ってしまう方が多いと思います。

そのような方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね。

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さらに、本商品はすべてダウンロード形式のデジタルコンテンツ(PDFデータ)となっておりますので、印刷すれば何度でも使えるほかに、カラーでもモノクロでも使用できます。

それぞれ、サンプルページをご用意しておりますので、ぜひ一度ご覧くださいね!

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