【小学校受験】「欠所補完」の教え方とオススメ問題集を紹介！

小学校受験のペーパー課題で頻出する単元の一つに「欠所補完」があります。

欠所補完では、例えば次のような問題が出題されます。

このような欠所補完の問題では、周りの絵や図を見て、四角の中に入る絵を想像する力が必要です。

想像力に長けているお子さんであればスラスラ解けますが、上手に四角に入るものを想像できないお子さんも多くいらっしゃいます。

そこで今回は、「欠所補完」の教え方やポイント、オススメの問題集について、小学校受験講師がわかりやすく解説していきます。

「欠所補完」の問題を解くのに必要な力

「欠所補完」の問題に必要な力は、主に「見る力」と「想像力」の2つです。

先程ご紹介した以下の問題を例にとって見てみましょう。

この問題を解く時は、まず□以外の絵を細かく見る必要があります。

具体的には、歯車の形だったり、ギザギザの間隔などをチェックすることがポイントです。

そして、それをもとに、選択肢の中から□に入るものを想像して、回答を選びます。

このように、「欠所補完」では、

という流れがポイントになります。

「欠所補完」の教え方とポイント

「欠如補完」を教える時のポイントは、主に次の5つです。

では、1～4について、それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

1.シール教材を活用する

1つ目は、シール教材を活用することです。

知育教材の中の一つに、「シール教材」があります。

また、シール教材の中には、以下のように欠所補完に近いようなページも多数収録されています。

また、シールを使うことでお子さんも楽しみながら取り組むことができますし、結果的に想像力も養うことができます。

そのため、もしペーパー上で欠所補完の問題がうまく解けない場合は、このようなシール教材を活用してみるようにしましょう。

2.手作りパズルで想像力を養う

想像力を養うためにおすすめなのが「手作りパズル」です。

パズルといっても、なにか絵が描いてあるものを親御さんが適当に切って、それを元の状態に揃えるような手作りパズルで十分です。

ネットなどで、ディズニーやアニメなどお子さんが好きな画像を検索して、それをA4またはB4くらいで印刷して、それを切るだけで大丈夫です。

また、最初は簡単にするために、ピースが少なくなるように切ることをおすすめします。

そして、慣れてきたら、細かく切ってピースを多くして取り組ませるようにしましょう。

3.基礎的な問題集から取り組む

「欠所補完」の問題を学習する時は、簡単に解ける基礎的な問題から取り組ませるようにしましょう。

特に、「欠所補完」の問題では、「見る力」や「想像力」が必要になるため、まずは答えを選びやすい簡単な問題から解かせることが大切です。

ただ、多くの親御さんは、少し基礎問題が解けたら、焦ってすぐに応用問題や過去の入試問題を解かせようとします。

ですが、これはおすすめしません。

そのため、まずはお子さんでも簡単にできる基礎的な問題集を利用するようにしましょう。

4.応用問題に慣れていく

基礎的な問題集をしっかりとこなしたら、入試問題により近い応用問題にチャンレジさせましょう。

小学校受験のペーパー課題では、一般的な問題に載っているものより難しい問題が出題されることが多いです。

そのため、基礎的な問題をたくさん解いたら、徐々に応用問題へと移行していきましょう。

また、応用問題をやらせると、問題が難化した影響で混乱してしまうお子さんも多いです。

そのような様子が見られたら、また基礎的な問題を解かせたり、シール教材などを使って、自信をつけさせてあげることも重要です。

このようにして、徐々に難しい問題へと慣れさせていきましょう。

「欠所補完」のオススメ問題集

以下では、「欠所補完」問題の学習にオススメの問題集をご紹介します。

そのため、「欠所補完」の問題集をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね！

ばっちりくんドリル「欠所補完 基礎編」

『ばっちりくんドリル』は、小学校受験の幼児教室「理英会」の分野別単科ゼミで使用しているテキストを、家庭学習用に発展させたドリルです。

「欠所補完 基礎編」シリーズでは、はじめてのお子さんでも解きやすいさまざまな問題が収録されているため、基礎的な問題に取り組みたい方にピッタリの問題となっています。

また、問題の図や回答欄も大きいため、お子さんが使いやすい形式になっているのも特長のひとつです。

ばっちりくんドリル「欠所補完 応用編」

こちらは、一つ前にご紹介した教材の「応用編」となっています。

基礎編に比べて、より入試問題に近い形式となっているため、「欠所補完」の応用問題を解きたい方、「欠所補完」の単元をより強化したい方にはピッタリの教材です。

また、「欠所補完」の難易度も高くなっているため、基礎編の問題が簡単だと感じる方も、ぜひ応用編に取り組んでみるとよいでしょう。

ひとりでとっくん「けっしょほかん」

『ひとりでとっくん100』は、小学校受験・幼児教育の教室で有名な「こぐま会」が出版している単元別ドリルです。

学習の系統性や難易度を考え、一つの学習テーマにつき30枚ずつのペーパーにまとめた単元別の問題集になっています。

また、「けっしょほかん」では、基礎から応用問レベルの問題が多数掲載されているため、回転図形の対策をしたい方にはピッタリです。

さいごに

今回は、「欠所補完」に関する問題の特徴と対策方法、オススメの問題集について、解説してきました。

欠所補完は、小学校受験のペーパー課題で頻出する問題のひとつです。

そのため、欠所補完の問題対策をしたい方は、今回解説したことを参考にしてみてくださいね！